目から鱗は母の味
先日相方の実家に行ってきました。相方の母君はとても優しくておしゃべりが大好きで、おしゃべりしつつお手伝いをするのですが、その時に教えてもらった二品が目から鱗だったので書いてみたいと思います。
一つ目は定番のポテトサラダ。何が目から鱗かというと、圧力鍋で一気に下ごしらえが出来る所。
ジャガイモと人参茹でて、ゆで卵作って……と面倒くさいし、時間もかかるからあんまり作るの好きじゃなかったんですけどね。
圧力鍋で7分で下ごしらえが出来ました。圧力鍋は水を入れて蒸し用の器具をセット。ジャガイモは洗って半分に切って、皮付きのママ断面を下にしておく。人参は皮を剥いて後でまたきるので適当な大きさに切って鍋に入れる。
そしてこの作り方のポイント。ゆで卵はアルミホイルで包んで、空気穴として先端部分を丸く開けておき、後はぴっちり包んで鍋の中で。
蓋をして圧力がかかったら7分蒸す。7分圧力をかけたらすぐに圧力を落として蒸し上がり。蒸している間にタマネギを刻んで、お好みでキュウリも刻んで。
蒸し上がったら熱いうちにジャガイモの皮を剥きつぶす。この時じゃがいもの水分が多くて、ほくほくしない場合は、小鍋で油を引かずにじゃがいもを乾煎りすると良いそうです。適度に水分が飛んでほくほくに。
後は人参と卵を小さめに切って材料全部混ぜて、マヨネーズと塩こしょうで味を整えるだけ。一般的にはマヨネーズ多めで冷たいポテトサラダが多いけど、私はキュウリを入れずにできたての温かい状態で、塩こしょうをキツ目、マヨネーズ少なめのポテトサラダが好きです。
温かいうちならマヨネーズ少なめも意外とあっさりして、別料理みたいな味わいで美味しいですよ。
もう一品は初めて見る料理です。材料はちくわとシソと柴漬け。爪楊枝も必要です。
まずちくわは縦に輪の中心の所まで切って、一枚の板状にします。外側を上にして、上にシソを乗せます。中心に少なめに柴漬けを乗せて、くるくると巻き、左右と真ん中の三カ所に爪楊枝を刺して、爪楊枝の間を切って三等分にします。これで出来上がり。
断面図がちくわの白と、シソの緑と、柴漬けの赤でとても見栄えのする料理です。お酒にもお茶請けにも良いので、人が来たときのオードブルとしても最適。
味もちくわの甘みと弾力、シソの爽やかな風味、柴漬けのこりこり感と適度な塩分の組み合わせが絶妙。
我が家でもヒットで、帰ってきてから何度か作ってます。さっぱりとした味で、非加熱調理なので夏向きの一品ですね。
母の知恵は偉大だな……と思う今日この頃。私の母ならこんな小洒落た、見栄えの良い品とか作らないな。美味しいけど大皿どん!後は好きに盛ってって感じ。
それでも相方は味付けのセンスでは、私の母の料理の方が上だとべた褒め。私の母は美味しいもの大好きで、話の内容もほとんど食べ物の話ばかり、という食への探究心が強いタイプなので、常に新しい料理にチャレンジしては、好評だと取り入れる感じですね。
ただ全体的に醤油を使った、茶色い料理が多いけれど。見た目より味よね。とも思う。
でもこのちくわとシソと柴漬けの料理は味も抜群なので、お試しあれ。




