中国茶の世界は広い
今回もお茶話回です
中国茶と聞いてどんなお茶を思い浮かべますか?
多くの方はウーロン茶かもしれません。しかし実は中国での生産量はわずか5%ほどで、中国人の大半は緑茶を飲んでいます。
といっても日本の緑茶と中国の緑茶は製法が違う分、大分味が違います。
私の感想だと、日本のお茶の方がうま味とか濃い味を重視している感じで、中国の緑茶は味はあっさりしていても、香りが華やかで爽やかな感じがします。
他にも色々ある中国茶の世界を今日はお話ししましょう。
大きく分けて中国茶は六種類あります。
緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶です。緑茶と紅茶以外は聞き馴染みがないですね。ちなみにウーロン茶は青茶に分類され、プーアル茶は黒茶に分類されます。
これらのお茶はどう違うかというと、お茶を摘み取って加工する時の、発酵の度合いによって変わってきます。
緑茶は発酵させない「非発酵茶」。白茶・黄茶は少しだけ発酵させる「弱発酵茶」。紅茶は完全に発酵させる「発酵茶」。青茶は緑茶と紅茶の間で発酵を途中で止めるので「半発酵茶」。黒茶は非発酵茶を後からカビなどで発酵させる「後発酵茶」。
作り方だけでもこんなにバラエティに富んでるなんて、中国茶の世界は広いですね。
ちなみに日本でよく売られている「ウーロン茶」これちょっと不思議な名称です。
なぜかというと烏龍茶という青茶は確かに中国茶にあるのですが、ごく一部の地方で作られているものだから。
例えばペットボトルでも売られている、ウーロン茶の鉄観音という種類は、烏龍茶とは別の青茶なのです。
まるで京都の宇治茶が有名だから、日本茶は全部、宇治茶と呼んでしまおうというくらい、おかしな話です。
ここまで話しておきながら、私はあまり中国茶に詳しくないです。相方の方が詳しく、良い中国の緑茶や青茶やプーアル茶を持っていたりします。
なんで中国茶にあまり詳しくないかというと、はまると怖いんですよ、中国茶は、主に値段が。
インドやスリランカの紅茶はオークションで高値がついた物は、高価だったりもしますが、それでも中国茶ほどすごくはありません。
しかも高ければ美味しいかというと必ずしもそうではなく、美味しいお茶を探すには知識と時間とお金がかかって大変だなというわけです。
いいんです。私は紅茶好きです。日本茶も好きです。相方がたまに入れる中国茶をわけてもらえればそれで充分。
今年の夏など相方が、古い茶葉が余っているからといって、ちょっとリッチに水出しで中国茶飲んでます。水出しにすると爽やかな香りがたまらなくいいですね。
怖いから値段は聞いても忘れる事にしてます。