こんな茶碗蒸しでいいですか?
好きな食べものなんですか?と聞かれると私は10個くらいいいたくなる。
聞いてる人は1番を聞きたいだけなのに、私は1つに絞れない程食い意地がはっているのです。
その好きな食べもの10個の中に含まれるのが、茶碗蒸し、エビである。だからエビ入り茶碗蒸しが基本。銀杏が入っている方がなおよい。
できあいの物を温めるだけが楽ちんだが、自分好みの味、好きな具、そして何よりどんぶり茶碗蒸しを好きなだけ食べたい。これが私の夢である。
飲食店でアルバイトしていた時、ランチ後のまかないで、その日の定食の茶碗蒸しが大量にあまった。それをいいことに、一人で5個くらい食べて、驚かれたくらい好きなのです。いくら食べても飽きない。
だからズボラでめんどくさがりの私でも、たまに茶碗蒸しを作ったりする。
しかし茶碗蒸し作りは難しい。まず卵と出汁の配分。出汁が多すぎると固まらず、卵が多すぎるととろーり感がでない。
そして蒸し時間も難しい。普通の茶碗蒸しならレシピで蒸し時間が書いてあるが、どんぶり茶碗蒸しだと長く蒸さねばなるまい。しかし蒸しすぎればすがはいってしまう。
茶碗蒸しの世界は奧が深い。
さてさてここからは具について語ろう。ずぼらな私は下ごしらえが少なそうで、うちの冷蔵庫をあされば出てきそうな物ばかり選ぶ。
まずは目玉のエビ。しかし殻をむくのが面倒なので、冷凍むきえびを使用。イカとエビミックスを使ってみた。イカで茶碗蒸し?と思うが、エビもイカも魚介類で癖がない。邪魔にはなるまい。
次に銀杏を入れたいところだが、残念ながら手に入らず。そこで冷凍枝豆をチンして投入。食感や大きさは銀杏に近いのではなかろうか。
そしてしいたけ。これだけは少々面倒で、乾物の椎茸を前日の間に水に浸して、冷蔵庫に入れて戻す。戻し汁も出汁に使えて一石二鳥。
最後にかまぼこも彩りに使いたいところ。これは切るだけだかららくちん。
味付けは白だしを使うと楽ちん。めんつゆより色が薄いので、見た目も綺麗。
短時間で蒸すための圧力鍋を使用。圧力鍋は牛すじカレーやぶり大根等、色々使えて便利。ごはんも圧力鍋で炊くと、短時間でふっくらつやつや美味しく炊ける。
さてさてどんぶり茶碗蒸しですが、卵と出汁の配合のせいか、蒸し時間が長すぎたか、すの入ったちょっと硬めのものができてしまいました。
しかし相方の反応も上々。たっぷり茶碗蒸しを堪能できて私も大満足。
「茶碗蒸しなんて面倒な物よく作るね」と相方は言う。
しかし食べたいもののためには多少の労力はいたしかねない。ズボラだから、手を抜けるところは手を抜くけどね。
そんな茶碗蒸し好きでも、さすがに面倒なので、たまに暇な時にしか作らない。
だからなかなか上達しないのかもしれない。