表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

プロローグ〜追憶〜

世界観。異世界ファンタジー。英雄の過去を元に話が進んで行きます。王道ファンタジーの様々な種族はもちろん。人間味溢れる作品です。デビュー作になりますので、至らぬ点はあるかと思いますが、読んでくださると嬉しい限りです。

ユーカレア帝国から少し離れたところ。彼岸花に囲まれた墓石の前に女性が立っていた。

「ねぇ、アストラル。彼岸花の花言葉知ってるかしら?また会う日を楽しみによ。もう...二度と会えないのにね...」

遠くから「母上〜!」と声が聞こえた振り返った。女性の一人娘だった。

「どこ行ってたの〜」

「父上のお墓探してたのねぇ!」

「お父さんのお墓ならここだよ。」

「そうだった!」と言わんばかりの表情だった。手を繋ぎ帰路に向かう際、女性は振り返り「アストラル。また来るわ」と呟いた。

「母上!またあの物語の話、ツキミ聞きたいのねぇ〜」

「はいはい。王都に戻ったらね。」

ツキミは嬉しそうに走り出し、母親に早くと手を振った。

「ツキミお嬢様。ヒナツキ女王を困らせては行けませんぞ。」

「ふにゃぁ、バカカン!」

やれやれといった顔で「バルカンです。」と言い直した。ツキミを抱き上げたのはヒナツキの側近であり、執事のバルカン。美しい黒髪のウルフヘアにしっかりと着こなされたタキシード。左目には少し切り傷、黒耳の獣耳。温厚で聡明な獣人である。

「参りましょうか。ヒナツキ女王。」

「えぇ。」

「あれから、もう六年ですね。」

馬車を運転をしながらヒナツキに話した。「そうね。」と車窓から森を眺めていた。

「この森達があるのも、アスちゃん...。アストラルとレヴィちゃんが世界を救ってくれたおかげよ。」

「ですが、ツキミお嬢様は父親の顔を知りません。」

二人の会話をよそにツキミはヒナツキの膝の上で寝ていた。ヒナツキの裾を掴んで寝ていた。

「そうね...。ツキミの父親はアストラルですからね。黒晶(こくしょう)によって命を失ったのですから。」

その一言にバルカンは何も言えなかった。

「レヴィ様も命を落としましたからね。僕はsheephillのメンバーと実際会ったことはございませんので、どんな人達だったのか気になります。」

「いつか、わかる時がくるわ。」

その後、王都に着くまでは会話はなかった……。


――六年前、世界は二人の英雄によって救われたのです。私は、彼らが救った世界を女王として守り抜く責務がある。あの時は考えもしなかったのにね。あなたのせいよ。アストラル。私の愛した英雄であり、ツキミの父親...。――


王都・ユーカレア帝国、洋風の街並みに様々な種族が住んでいる。様々な国の中でも最も発展している国である。そこに堂々と白を基調としたユーカレア(じょう)がそびえ立つ。その国王室にて...ヒナツキは愛娘であるツキミとベッドで『英雄譚・sheephill』という本をツキミに読み聞かせしようとしていた。

「母上ぇ!早く早くぅ!」

「はいはい。ほら、ここにおいで。」

トントンと隣においでと言われたツキミはヒナツキの隣に行き、目をキラキラさせながら呼んでくれるのを待っていた。

「これは...七英雄の二人が世界を救ったお話……」


――これは、七英雄の二人が世界を救ったお話、少し長いですが、聞いてくださりますと嬉しいですわ。――

sheephill〜新章・EDENS・WARRIORS〜

開幕 〜追憶編・追憶1 2月26日更新。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ