表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小さな私の物語  作者: 葉月 優奈
四話:小さな女子高生の結末
47/56

047

私は必死に走った。

さっきから走ってばかりだ。

上履きが、泥だらけだ。砂利とアスファルトの影響で、かなり汚れていた。

私の呼吸も乱れ、疲れた顔で走っていた。


(大きくなっても走り、小さくなっても走る)

走っているのは、何も変わらない。

私ができることは、祥万に会うこと。

そして、祥万とのゲームに勝つことだけだ。


赤のシュトラオスは、私の背後で止まっているだろう。

今頃は水主が、命がけで戦っている。

だから、私も負けるわけにはいかない。


目の前のプレハブが、どんどん大きくなった。

間違いない、あそこが野球部の部室。

足が痛いのを我慢しながらも、私は走っていく。

やがて、白く光る場所が見えた。


(あそこに飛び込めば……)

目の前の部室は、どんどん迫っていく。

白い光は、部室からキラプトル城に通じる唯一の道。

走れば走るほど、白く光るものの形がハッキリわかるようになっていた。


なるほど、確かに扉のような形だ。

呼吸を乱しながら私は、必死に走っていく。

だけど、後ろからはっきり通した足音が聞こえてきた。


怖くても、振り返るつもりはない。

でもはっきりと、感じられた。私を追いかけてくる何か。

ドタドタとシュトラオスの足音が、迫っていた。


(ダメだ。怖くても振り返ったら)

私は、前だけを見ていた。

目的地のプレハブが、確実に近づいていく。

シュトラオスの音も、どんどん大きくなった・


私から、はっきりと見えた白いゲート。

私はプレハブのそばに来たら足を止めずに、そのまま城の扉に向かってダイブした。


「私が、祥万に会いに行くんだ!」

強く私が叫びながら、私は白い穴の中へ……飛び込んでいった。

飛び込んだ瞬間、私の目の前が真っ白になっていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ