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♡たゆんたゆん♡ローファンタジー小説

おふだ夏祭り☆~たゆんたゆん♡な『霊(アレ)』に好かれてから、俺の人生が180度変わった件~☆

作者: すみいちろ
掲載日:2022/12/05

「ジャーン! みてみて! 楓(カエデ)っ!」


「お、おはよ。夢葉(ユメハ)。朝から元気だな」


 眠い。

 俺は布団の中で瞼をこすりながら、顔を覗き込む目の前の夢葉(ユメハ)の姿を見て驚いた。

 寺の朝は冷えるというのに、ツインテールの黒髪を揺らし軽やかにステップを踏む夢葉(ユメハ)が、夏祭りの浴衣なんて着てる。

 それにしても、む、胸……。浴衣の谷間で揺れている、それ──。

 夢葉(ユメハ)は17才でしかも幽霊だ。

 けれど、妖魔大戦も終わり、夢葉(ユメハ)は神様に生き返らせてもらえることになっている。


「なに、その格好? 今はクリスマスシーズンでしょ、夢葉(ユメハ)? らしくしなきゃ、ダサくない?」


 頭の上の枕もとから聞こえる声──。布団から半身を起こすと、黒音(クロネ)ちゃんが立っていた。


「おはよ、楓(カエデ)くん?」

 

 夢葉(ユメハ)と同じく神様に復活の宣告を受けたセクシー幽霊な黒音(クロネ)ちゃん。

 黒髪のショートヘアをかき上げる、夢葉(ユメハ)よりちょい年上の19才。

 黒音(クロネ)ちゃんは、女の子版サンタクロースみたいな格好で、フワフワとした羽毛にミニスカート。

 太ももと肩まで伸びる白い肌──と、これまた大きく開いた胸もとが揺れている。

 

「むぅーっ!」


 黒音(クロネ)ちゃんに、赤く頬を膨らました夢葉(ユメハ)。

 可愛らしいが、膨らんだ浴衣の谷間がチラリと見えては、柔らかに白く揺れる。

 

「ふふーん、黒音(クロネ)より私のが似合うよね? 楓(カエデ)?」


 夢葉(ユメハ)。いや、やめてくれ。幽霊とは言え浴衣の谷間を、むぎゅっ!と寄せたその部分を俺の目の前で見せつけるのは。

 

(鎮めなければ──)

 

 布団から出られず、俺は内心焦る。


(──そうだ)

 

 俺には、百会(ビャクエ)会長に授かった新作の呪符(おふだ)が手もとにあった。

 霊力を補うために俺は呪符使いとして、百会(ビャクエ)会長から修練を受けている。

 俺の下半身──にも、効果はあるのか?


「どうしたの、楓(カエデ)?」


「い、いや。さきに御堂──、朝の勤めに黒音(クロネ)ちゃんと行っててくれないか?」


「フーン。なんか楓(カエデ)、怪し……」


「い、いや……」


 夢葉(ユメハ)と言葉を交わすと、黒音(クロネ)ちゃんがクスクスと笑っていた。


「楓(カエデ)くん、もしかして、アレ?」


 感づいている。黒音(クロネ)ちゃんが、何か言いたそうだ。


「違っ! 新作の呪符を──!!」


 俺が、そう言うと──。


(ガバッ──!!)


 黒音(クロネ)ちゃんと夢葉(ユメハ)がニヤニヤと、勢い良く俺の布団をめくった。


「「 おはよー!! 楓(カエデ)くん!! 」」


「うっ……!!」


 幽霊なのに、物体に触れる力のある二人。

 こうして、朝から霊力に漲(みなぎ)る我が息子が、荼毘(ダビ)に臥(ふ)された布を突き破るが如く、バチ当たりにも白日の下へと晒された。

 清々しい朝の光を浴びて──。

 




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― 新着の感想 ―
[良い点] 楓くん、朝からお元気で良いですね〜! [一言] 朝から楽しく読ませていただきました。 ありがとうございます♪
[良い点] あらあらま~楓くんったら、朝からお元気ね~(笑) ま、セクシーで可愛い子がふたりもそんな素晴らしいものを揺らしてたらね~…誰でもテンション上げるわなぁ。本体がテンション低くても。 いや、そ…
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