頂いたファンアート、企画参加イラストなど【挿絵】
第二回、頂き物のファンアートコーナーです!
こちらのページでは、この物語に寄せられたイラストをご紹介させて頂きます。本編に直接の関わりはありませんので、イラストが苦手な方は飛ばして頂いて差し支えありません。
筆者にとっては、大事な大事な宝物です。筆者の頭の中にしか存在しなかった物語が、読んで下さった方の中でこんなにも色彩豊かに(モノクロのイラストも、もちろんですよ!)芽吹いていると思うと、感慨深いです。同時に、絵を描くということは大変な時間と集中力を消費するものです。
素敵な絵の数々をお送りくださった方々に、改めて感謝申し上げます。
また、筆者がよそ様のイラスト企画に参加させて頂いた絵や、キリ番達成の感謝を込めて描いた絵、手慰みに描いたなんでもないイラストなども、並べさせて頂きます。
ではイラストコーナーへGO‼
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【hake様】
●アミュウとナタリア
仲良し姉妹のアミュウとナタリア。屈託のない笑顔が眩しいです。
血がつながっていなくても、二人は間違いなく姉妹。
見ている方まで幸せになれるようなイラストです。
●聖輝とジークフリート
聖輝とジークフリートのコンビ。格好いい!
第二章ではジークフリートが初登場し、聖輝の出番を食うほど活躍してくれました。
剣を携えるジークフリートに対して、聖輝が密に握っているものは……?
細かい演出までありがとうございます。
●全員集合!
二枚の絵が合体して、四人が勢ぞろいしたイラストに!
一連の絵が、筆者の誕生日祝いにhake様から頂戴したものです。
hake様、とても素敵な誕生日プレゼントをありがとうございました!!
●出会いのシーンを漫画に
第一章第三話「出会い」のワンシーンを漫画として切り取って頂きました。
拝見した瞬間、「月下のアトリエ」が漫画になってる!!!と、モニターに穴が開くほど見つめてしまいました。
――――本編より抜粋―――――――――――――
ベイカーストリートはカーター・タウンの北門近くにある街路で、文字通りパン屋が軒を連ねている。カーター・タウン北部の住人の食卓の根幹をなす、賑わいのある場所だ。通りの南端から五つ目の四つ角から東に入る路地に見当をつけてアミュウは降下した。
ところが着陸寸前のところで、片手に抱えた紙袋から薬瓶がひとつ飛び出した。アミュウが見遣る間もなく、大通りから人影が飛び出して、長い腕を伸ばして薬瓶を受け止めた。
「あっ……」
アミュウは転がるように着地し、そのまま尻餅をついた。
その男は、夕日を背にしてゆっくりとアミュウに歩み寄る。
「大丈夫ですか」
低くぬくもりのある声だった。
白いマントで長身を包み、濡れたような黒髪と同じ漆黒の目がアミュウをまっすぐに見ている。右手を差し出してアミュウが立ち上がるのを助けるが、アミュウは全身を雷で打たれたように動けなかった。動けないのも困るが、もっと困ったことに、どうして自分がこれだけ動揺しているのかさっぱり分からないのだった。真っ白になった頭の奥から、何か得体のしれない記憶が立ち上ってきそうだったが、思い出せそうで思い出せない。
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●ぷんすかアミュウと、酒臭い聖輝
第一章十四話「雨上がりの珍道中」より、聖輝に付きまとわれてご機嫌斜めなアミュウの図、です。
細かな場面を拾って下さって作者冥利に尽きます!
アミュウのプンスカ顔がまた可愛い!
聖輝の悪戯な笑みが小憎らしい!!(←最上級の誉め言葉です!!!)
――――本編より抜粋――――――――――――――
「聖輝さん、はっきり言わせてもらいますが、お酒臭いです。ここで待っていてください。いえ、待たずにさっさとホテルへ行ってもらって結構です」
「それは失礼しました。でもこれがあれば大丈夫」
そう言って聖輝は鞄から片手にすっぽりと収まるほど小さな林檎を取り出して、丸ごとかじり、芯まで食べつくした。雑踏の中ではあったが、小気味よい咀嚼音がアミュウの耳にも届いた。
「アルコール臭には林檎が効くんですよ。知っていましたか」
「そんな理由で林檎を持ち歩いているんですか」
アミュウはあきれてため息をついた。
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●物憂げなアミュウ
しっかり者な主人公アミュウ。
彼女にしては珍しく、寂しげで物憂げな表情です。
彼女はもらわれっ子なので、手のかからないしっかり者にならざるを得なかった側面があります。
そんな彼女の内面を描いてくださり、感謝を言葉に尽くせません。
●聖輝とアミュウ
胡散臭い笑みを湛える聖輝と、彼に反発するアミュウ。
一章の時点での二人の関係を、鮮やかに切り取って頂いております。
やわらかな鉛筆画で、hakeさんの絵のふんわりとした雰囲気が、さらに優しく映ります。
●アミュウと聖輝と羊さん
デフォルメされたアミュウと聖輝が可愛い!
第二章十二、十三話より、羊さんにゲスト出演していただきました。
ちびアミュウがとびきり可愛いし、聖輝の生暖かい視線が何とも言えずチョベリグです!!
●ジークフリート
第二章から登場し、感想欄にて「文句なしの好青年」と太鼓判を押されたジークです。
イラストを描いて頂いた段階では、彼はまだ漂着したばかりで意識朦朧、ろくにしゃべってもいなかったのですが、彼のオモカルな人となりを表すような表情に、とても惹きつけられます。
★hake様について★
hake様は、その絵柄と同じようにふんわりと繊細な恋愛ファンタジー「螺旋のきざはし」(https://ncode.syosetu.com/n1233ep/)を書いていらっしゃいます。
特異な生まれから、迫害されて孤独のうちに育った少女ソフィアが、冤罪により追われて奈落の滝を落ちていくと、そこは異世界。今まで知りもしなかった、人の優しさ、世界の彩りに触れたソフィアの変化を、ゆっくりと丁寧に描き出す、珠玉のファンタジーです。
hake様、ありがとうございました!!
【東野あかり様】
●アミュウと聖輝とナタリア
芯の強いアミュウ、気さくなナタリア、一歩退いた余裕を見せる聖輝。
三人の内面まで語って頂いているようなイラストで、目にした瞬間喜びに打ち震えました。
モノクロの、少女マンガの扉絵のような構成も、物語の雰囲気にぴったりです!
★東野あかり様について★
東野あかり様は、おとぎ話のように懐かしく優しい語り口のファンタジー「星屑の森の魔法使い」(https://ncode.syosetu.com/n7846fa/)を連載中です。
森に住む魔法使い、懐かしい王道ファンタジー・・・と、拙作と共通するワードが多く、いつも最新話を追わせて頂いているところです。
魔法使いに興味深々の少年アランの来訪をきっかけに、森と人間の関係をとりなそうとする第一章。
魔法でアヒルに変えられた剣士ディランを基の姿に戻そうと奮闘する第二章。
そして、火狼とともにポーシャの過去を顧みる第三章。
少し懐かしい香りのする、素敵なファンタジー作品です。
モノクロで描かれた優しい挿絵も、大きな見どころのひとつです。
東野あかり様、ありがとうございました!!
【若松ユウ様】
●ナタリア
狩猟着姿のナタリアです。
涼し気な目線! 豪胆で気さくな彼女の人となりを表してくださっているかのようです。
そうそう、彼女はこんな風にかっこいい姐御なのです――!!
●イアン・タルコット
十一歳の少年、イアンを描いて頂きました。
作中では強がりな面もある彼ですが、年相応のあどけなさの残る顔立ちです。
彼の内面を的確に描き表してくださり、とても嬉しく思います。
★若松ユウ様について★
恋愛にファンタジー、ヒューマンドラマ、そして詩。
多彩なご活躍をなさっている若松ユウ様の活動報告には、最高に可愛くて癒し度抜群のペンギンさん、アデリーがいらっしゃいます。
その魅力たるや、なんと写真集が四冊も出るほど!(二〇一九年二月二四日時点)
(アデリー写真集:https://ncode.syosetu.com/s6873e/)
若松ユウ様、ありがとうございました!!
【参星様】
●アミュウ
耽美な目線の大人なアミュウ、流し目が何とも言えません。とっても美人さん!
拙作はお陰様で2018年12月30日、10,000PVに達しました。
素敵なお祝いをありがとうございました。
★参星様について★
参星様はその突き抜けた文章力で、異世界転生ファンタジー「レベル1からやり直してこい!?」(https://ncode.syosetu.com/n6238fc/)を連載中です。
「レベル1の呪い」を受けてスマホゲームのアバター・シキミと成り代わった主人公・楓は、最強装備と神器を携え、恐る恐る異世界を歩き回ります。
本作の特筆すべき点は、一見したところ軽く読みやすい文章の裏に、驚くべき技巧と知識が見え隠れする点。
この絵のように耽美で流麗な文章が楽しめます。
参星様、ありがとうございました!
【ファンシリリー様】
おいしそうなプリンアラモードを抱えた、おとなっぽいアミュウです。
なんと花火付き!記念日仕様でしょうか。
hake様とりまとめの、みてみん「なろうカフェ企画」(詳細は後述)で描いてくださった作品です。
★ファンシリリー様について★
ファンシリリー様のご活躍の場は、「小説家になろう」ではなく、イラスト投稿サイト「みてみん」です。
色彩豊かで可愛らしい絵がずらりと並ぶ、ファンシリリー様のみてみんマイページ、是非ご覧になってください(https://21608.mitemin.net/)。
ファンシリリー様、ありがとうございました!
【筆者の描いたイラスト】
●みてみん「カレンダー企画」
ちはや れいめい 様の「2019年カレンダー企画」参加作品です。10月のイラストです。
ほぼほぼ普段通り……仮装と言えるのでしょうか。
(ちはやれいめい様のみてみんブログより、企画まとめページ:https://17057.mitemin.net/userpageblog/view/blogkey/9094/)
●みてみん「なろうカフェ企画」アミュウの特製ハーブティー
hake様とりまとめの「なろうカフェ企画」参加作品です。
作中に登場したカフェメニュー(っぽいもの)を描かせて頂きました。
(hake様のみてみんブログより、企画まとめページ:https://24443.mitemin.net/userpageblog/view/blogkey/9131/)
★アミュウの特製ハーブティー
林檎のような香りのカモミールをベースに、奥深い甘みのあるリコリス、爽やかな香りのオレンジピールをブレンドしたハーブティー。
身体を温めるカモミール、免疫を高めるリコリス、ビタミンCの豊富なオレンジピールの相乗効果で、風邪予防にうってつけです。
リラックス効果も抜群。
―――第一章第十一話「夢語り」より抜粋―――――――――――――――――――
それからキッチンストーブに薪を控えめに組み、ロウソクから麦わらに火を移して炉に入れた。このキッチンストーブには前面に炉室とオーブン室の扉があり、天板には調理用のプレートが三カ所備えられていた。火が明々と燃えだすまでの間、アミュウは火種を見つめていたし、同じく聖輝も酒を舐めながら火を見ていることが、背後の気配で感じられた。
火が安定したところでアミュウは立ち上がり、水瓶からケトルに水を汲んでストーブのプレートの上に置いた。そして店からハーブの入った瓶を持ってきて、ティーポットにカミツレの花とオレンジの皮、それにリコリスの根を入れた。
しゅんしゅんと蒸気が音を立てるようになるまで、二人は無言だった。蒸気は弱々しく立ち上り、羽窓の向こうへ逃げていく。
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●みてみん「なろうカフェ企画」聖輝のスパイシーホットワイン
前述の「なろうカフェ企画」参加作品です。
★聖輝のスパイシーホットワイン
温めたワインにオレンジの果汁を加え、アニスとシナモンで香り付けした、身も心も温まる飲み物です。
ワインをこよなく愛する牧師見習い・聖輝が、酒が苦手なアミュウのために作ったホットワイン――というシチュエーション、この絵を描いていた段階では朧気なイメージでしかなかったのですが、作中で本当に訪れちゃいました。
――――第二章第十九話「残酷な束縛」より抜粋―――――――――――――――――――――
「ちょっと待っていてください」
そう言うと聖輝は、台所へ続く扉の奥へ消えていった。まだフィオナが夕飯の片付けをしていたらしい。フィオナと聖輝が何やら話し合う声が聞こえ、じきにその声が途絶え、さらにどれくらい待っただろうか。
ノックの後に、カップを手にした聖輝が扉の奥から現れた。
「どうぞ。温まりますよ」
アミュウはそろりと藁のベッドから降り、聖輝からカップを受け取った。カップは熱く、湯気とともにシナモンがにおいたつ。中身は赤黒い液体だった。
「ワインですか」
「そう。酒気を飛ばしたので、飲みやすいですよ」
アミュウは立ったままそのとろりとした液体を舐めた。スパイスの香り、オレンジの果汁の甘酸っぱい風味。確かに、アミュウの口に合った。
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●一万PV到達感謝イラスト
二〇一八年十二月三十日、「月下のアトリエ」のPVが10,000に到達しました!
読んでくださる皆様のお陰で、ここまで書き続けられています。
●五千UU到達感謝イラスト
二〇一九年一月三十日、「月下のアトリエ」のUUが5,000に到達しました!
この物語のページを開いてくださった全ての方に感謝申し上げます。
●落書きアミュウ
●落書き聖輝
●落書きナタリア
●落書きジーク




