序章
お手柔らかにお願いします。
初めての連載作品なので 、最後まで書けるよう頑張ります。
__その目を開けてはならない 。
君は 、赦されないのだから__
海と空の雫を混ぜた 、あお
冬に咲く椿とやらの 、あか
太陽を愛した向日葵の 、きいろ
私は知らない 、ぜんぶ知らない 。
花の色も、人の顔も、ぜんぶ。
だから
私は大好き
葉が擦れる音 、透き通る鈴の音 、花の香り 、潮の香り 、水の流れる音、私の名前を呼ぶ 、皆の声
「メルムー? 何してるの?早く行くわよ。」
「うん、待って。今行くよ。」
少女は微笑みを零し駆ける 、愛しい声の元へ。
風を身に纏い 、運命さえをも引き寄せる、その光の如き白き絹の髪を 、風に靡かせて。
「...そろそろ、時間だろ。早くしろ。」
「えー、もう。梟ったら煩いんだから。」
「まあまあ、落ち着いて 。そんな調子だと 、星屑の塔なんて見つけられませんよ?」
笠の下でそう静かに呟く低い声に、"仕方ないじゃない"とでも言うように 、隣に居た蒼髪の幼き少女は、花の様な顔をこてんと傾ける 。
異形の影の様な歪な塊が 、その黒く禍々しい手を伸ばし 、2人の頭にぽんっと乗せると 。
紳士の様な口調で 、そう静かに制した 。
その様子を横目に見た紅髪の女性は、苦笑いでおいおい...と声を漏らすと 。ふと振り返り 、
「準備は出来てる?メルム」
と 、白長髪の少女に、声をかけた 。
少女、メルムは白い髪をさらりと後ろに流せば 。
にい、と、その口角をあげ。
"今"は見えぬ 蒼空に向かって、指を指すと。
「絶対私の目を治してやる... 、この世界も、皆も。案外しぶといんだからね、覚悟しといてよ、星屑の塔!! 」
と 、声を張って叫んだ。
親と村を無くした 、呪いを受けし蒼髪の少女
仲間を殺した組織に復讐を望む 、二刀流の侍
遥か昔戦に敗れ 、歪な存在に成り果てた異形の影
隻眼と義足の身体を持つ 、赤髪の狙撃手
世界を見る事を赦されず 、瞳を無くした少女
少女たちが目指すは星屑の塔
殺しも盗みも 、いつしか当然となってしまっていた荒れ果てたこの世界に 。
半世紀前から 、不気味で歪な化け物が現れ。
命の芽を取られ 、奪われ、喰われていく 。
弱者は生き残れぬこの最低な世界に 。
望まぬ身体と力を持ち 、冷たく閉ざした過去を持つ彼等は。願いが叶うと言われし星屑の塔を目指し 。
" この世界を変えてくれ "
という、誰かの望みを胸に 。
今日も歩き 、そして誰かと出会い 、別れ
傷つき 、剣を握り、拳を振るう。
これはとある盲目の少女の、御伽噺。
閲覧ありがとうございます。
どうでしたかね、少し不安です、
うちの子はこれからもっとかっこよく、可愛くなっていくので 。
楽しみにしていて下さいね。
感想や好きなキャラなど貰えると死ぬほど喜びます 。
よろしくお願いします。




