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これがこの世界の常識です

説明しようと思ったら長くなりました。

今、これから俺はおっさんにお食事(夕飯)をご馳走になるところです。



部屋を出て、通された場所に俺、唖然。


大理石らしきものから造られたと思われる軽く10人は座れるテーブルに豪華絢爛な内装空いた口が塞がらない。



そして、一番驚いたのがメイドさん。


リアルメイドさんだ。


それにただのメイドさんではない

猫耳、猫しっぽをつけた武装メイドさんなのだ。


猫だけじゃない、犬、ウサギはたまた羊角をつけたメイドさんまでいる。

何て至れり尽くせりなんだ。


俺は初めて異世界にきてよかったと思う。


もし、叶うならあのしっぽや耳をもふもふしたい。


俺がメイドさん達に熱い視線を送っているうちに、食事が運ばれてきた。



おっさんにマナーは気にしなくていいと言われたので気にしない。

ていうかマナーって何ですか?食えんの?



食事はその国の文化レベルを表すというが。


これはすごい。

フランス料理フルコースを連想させるメニュー

肉 、魚、野菜、どれをとっても超うまい。


多少、俺のいた世界の食材と色、形は違うし何の肉、かわからないが、そんな事些細な事だ。


美味いものは、美味い。

ついでにいうと、俺がもってきていた「超絶からあげ弁当 480円」は、おっさんが俺を見つけた時すでになかったらしい。


あぁ まだからあげ3個しか食べてなかったのに…。





食事が一段落した俺はおっさんに聞きたいことがたくさんあった。



「あの~ちょっと聞きたいことがあるんですが?」

俺とおっさんは大理石のテーブルに向かい合って座っているので必然と声が大きくなる。



「なんだねー?」

律儀にでかい声で応えてくれるおっさん。



「さっき言ってた『一族の力』ってなんなんですか?」


「そうかー、オサの世界にはないものなのだなー、ではこの世界の説明しよう。」

大声で喋ること一時間

はなしの要点をまとめるとこうだ。





この世界には魔法がある。魔物もいる。人族の他に、さっきのメイドさん達みたいな亜人がいたりするらしい。



そしてこの世界を統治する国は、今俺がいる最大級国家『エガリア魔王国』とその他中小合わせて10程で統治されている。


エガリアは名前の通り魔王が統治する国である。


しかし、魔王と言ってもゲームや漫画に出てくる様な残虐非道な王でなく代々人望にあつい優れた方々らしい。


また、前魔王の時代から、エガリアは、永世中立国らしい。そして一番強い国らしい。


そんなエガリアには魔王の次に権力を持つ魔十二宮家というのがある。


というのも今俺の目の前にいらっしゃるおっさん、

マルティ=ノーヴァ=エドルフは魔十二宮家がひとつノーヴァ家の現当主であられせられる。


それを聞いたとき俺はこの世界でも通用することを願い全力で土下座して今までの無礼を詫びた。


だって俺ずっと脳内でおっさん呼ばわりしてたんだもの。


これからはエドルフ公と呼びます。


強いものには巻かれるそれがオレイズム。



そして俺は魔法について一番深く、聞いた。


だって興味あるじゃん。魔法すごい憧れるじゃないか。

使えるものなら使ってみたい。だって男の子なんだもん。



この世界には魔法が大まかに分けて2種類ある。


ひとつは『自然魔法』。


これは、己の魔力を世界と共鳴させ、自然現象を引き起こす魔法である。

種類に、光、闇、火、木、土、金、水の6種類がある。


資質によるが、普通は1個才能があり努力したものなら3個もありえるらしい。

そして2つ目が『固有魔法』である。

これは、誰でも使えるわけでなく、資質、血によって左右され一つだけ使える。

使えれば、強力な武器になる。


ちなみに、エドルフ公の家系は固有魔法『肉体・感覚強化』系が多いらしい。


前に、嘘かどうか確かめたのも自身の感覚を高め、俺のしぐさ、呼吸を確かめていたらしい。


これらの魔法は威力、範囲、効果によってレベルわけされている。


レベルは全部で『地・人・天』の3段階にわかれる。

地は、日常作業からちょっとした戦闘までこなせるレベル。


人は、主に魔物などの戦闘用、このレベルが使えれば軍隊から引く手あまたらしい。


そして、最後が、天。

このレベルが使えるものは今まででも数えるほどらしい。

威力は、天災に匹敵するそうだ。



すごいぞ、魔法。

俺も使いたいことを伝えると この屋敷では、魔法適性が調べられないらしい。


………

本当ならもっと聞きたいことがあるが、大声で喋っているためもう声が出ない。

ていうか、そもそも大声で喋る必要あったのだろうか?


見るとエドルフ公が笑っている。


「オサよ、どうしてよこにある拡声魔道具使わない?」



早く言えよ!絶対気づいてたろ、おっさん!とツッコミを入れたかったが声が出ない。


そんな俺を見て笑っているエドルフ公。


この怨みはらさでおくべきか~

次回こそヒロインを出してやりたいです。

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