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ビバ!強制召喚

今回でやっと異世界へ送られます。

ようやく落ち着きフリーズが解けるのに数分がかかった。


俺は前のやり取りが聞き間違えである事を全力で祈りながら確認のためもう一度きく。

「えーと、俺はお姉さ―神様に勇者にされて、異世界に召喚される。………これ聞き間違えだよね?」


「いーえ 何も間違ってないわ。全部本当の事よ。」と満足気に言う神様。


「ふざけんーモガッー」と叫ぼうとする俺にからあげが口につっこまれる。


「わかってる。よーくわかってるわ。 君、そんなの理不尽だーとか、なんで俺がそんなとこ行かなくちゃならないんだーとか、お姉さんのスリーサイズ教えてとか言いたいんでしょ。」

「最後のは、おかしーモガッー」また叫ぼうとする俺の口にからあげが投下される。


「でもね。これはもう決定事項なの、改変不可能なのよ。ねっ!だからお願い大人しく勇者になって異世界に召喚されてちょうだい。」と上目遣いで目をうるうるさせながらつめよる美人の神様。


くっ そんな事で俺の心は動かな……動きました。

正直無理です。あんな美人に上目遣いでお願いされて断れる男はいません。もしいたらそいつは男じゃありません。


でも俺に残る最後の理性が聞く。

「でも、あれですよねー?こうゆうのって普通、すごいチートな能力くれたりあり得ない経験値くれたりするんですよね。」

そうだ、その通りだ俺。そうじゃなきゃ、やってられない。なんたって俺はいたって普通の高校生。

武術や剣術の心得などあるはずがない。そんな俺が能力や力までないままで行けば殺されるのがめにみえている。


「そんなもんは、ありません。」

はっきりきっばり言われました。


「じゃあ、やっぱりやめます。」

なら俺の答えも簡単。まだ死にたくは、ありません。

「もう、遅い。」

えっ どういうこと?

足元を見ると徐々に透明になってきている。


「えっえー! マジで召喚されんのかよ。 ちょっとくらい能力くれたっていいじゃないか!」


「ダメよ、だって異世界に送るってだけで、相当な世界に歪みが発生するっていうのにその上能力を付けるなんて、めんど…不可能よ!」


「いや、今めんどくさいって言ったよね。めんどくさいって言ったよね?!」


もう腰まで、透明だ。


「じゃあ 顔。 せめて顔だけでも美形にして下さい、お願いします、後生ですから。」

こうなりゃ自棄だ。顔さえよければ、どうにかなんだろ。


「イヤ。」

はい、2文字でひていされました。


「ふざけんーなー! ていうか俺勇者になって異世界にいってなにすんだよーー」

瞬間、俺は完全に透明になって異世界へ召喚された。

そう、俺はもっとも大切な目的も聞けないまま、何をすれば良いかわからないまま、強制召喚されました。

次回からは、異世界です。ついでにいうと「超絶からあげ弁当 480円」も一緒に召喚されました。

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