ep8 晴れ時々スライム ところによりエルフ1
雨かと思っていたらまさかのスライムでした。
君はいつからこれがただの雨だと思っていた?
ある日、村にエルフからの警告が届いた。
世界樹が枯れ始めている、早急に対処しなければ世界の危機だと告げた。
エルフと言えば、世界樹の護り手、森の管理者、自然を愛する者など、崇高な種族として俺も知っている。そんなエルフからの警告だ、しかも世界の危機と言われたら微力ながら俺に出来る事があれば協力したい。
しかし、村の人たちの反応は芳しくなかった。やはりこういった事は、勇者や冒険者などの特別な力を授かった人でないと無理なのだろうか?
「なぁサム、確かに俺たち村人AやBだと何の役にも立たないだろうけど、でも世界の危機と言われたらもっと積極的にエルフの人たちに協力するべきじゃないのかなぁ」
「はっ?リク、それ本気で言ってるのか?」
「え?俺だって、多少は偽善っぽい言葉だと思うけど気持ちの在り方というか、身構え方というか…」
「いや、そうじゃなくて。あのエルフだぞ、村の人たちはお前を除いて誰も信じちゃいないぞ」
「え?そうなのか?」
サムの言葉を聞くと、俺が抱いているエルフと実際のエルフとはかなり乖離がある様だった。
「まぁ、確かにエルフって全員美形で、スタイルもいいから熱狂的なファンはいるからなぁ」
「やっぱり美形なのか、ならやっぱり彼らに協力すべきでは?」
そんな俺にサムはエルフについて語ってくれた。
エルフからもたらされた世界の危機!
リクはこの問題にどう立ち向かうでしょうか?
次回更新は本日(5/5)17:20になります。
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