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晴れ時々スライム ところによりリッチ2

雨かと思っていたらまさかのスライムでした。

君はいつからこれがただの雨だと思っていた?

「貴女もリッチの一族なら人間を恐怖のどん底に落としてごらんなさい」

「申し訳ありませんが、そのリッチの王族のくせに人間にパシリに使われていたお嬢様に言われても鼻で笑ってしまうかと…ププッ」

「ぬぬぬ、よくも思い出したくない記憶を掘り起こしてくれたわね」

「掘り起こすと言われましても、お嬢様にとっては仲のいい女の子同士の可愛い思い出だと思ってました。リッチちゃん」

「その名前で言うなぁ!」

「可愛いいじゃないですか、リッチちゃん」


 マリアンヌの抑揚のない突っ込みに対して、感情の波が激しいリッチちゃんは拳をわなわなと震わせていた。


「100歩譲ってリッチの一族からリッチちゃんと呼ばれてるなら許せるが…」

「そうですね、お嬢様がリッチちゃんとお2人に呼ばれるのは、お金持ちで言わばパシリ(サイフ)にされていた経緯からですからね」

「言うなぁあああああ!!あの2人、事ある毎にやれあれが欲しい、これを買ってとたかりおって」

「女の子同士の微笑ましい話じゃないですか」

「うるさい!私はあの屈辱は死んでも忘れないわ」

「不死の一族なのに死んでもとは面白い冗談ですね」


 ご主人に突っ込みを入れる侍女マリアンヌは主人であるリッチちゃんをおもちゃとしか見ていなかった。

 そこにアーネとリーネが通りかかる。


「あー、リッチちゃんだ。おひさー」

「あっあの…お久しぶりです」

「しばらく見なかったけどどこに行ってたの」

「あの…王都……に…

「そんな事はどうでもいいでしょ、私たちの熱い友情に…」

「私たちの奇跡の再会に…」

「「美味いもんでも食べに行こうよ、もちろんリッチちゃんのお・ご・り・で」」


 完全に委縮してしまった主人を見たマリアンヌはぼそりとつぶやいた。


「…だめだこりゃ」

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