晴れ時々スライム ところにより鬼人2
雨かと思っていたらまさかのスライムでした。
君はいつからこれがただの雨だと思っていた?
ドーーーン!!
森の奥から何かを叩く音が響く、村の人たちはその音が響くたびに震え上がった。
「本当に何も見ていなかったんだな」
「本当だよ、気がついた時は森の中で倒れていたんだ」
「……見てません、見てません」
サムと村人Aは田吾作さんの質問に何も知らないと繰り返した。
「サムの方は本当に知らないみたいだが村人Aの方は何か恐ろしいものを見て心が折れたみたいだな」
「田吾作さん、"村人A"ってあの青年の事か?」
リクが田吾作に聞いた。まるで名前が無いモブ扱いだったからだ。
「ん?ああ、リクは会ったのは初めてか?村人Aは臆病者でな、滅多に家から出ないから知らないのも無理はない。モブ家は家族全員あんな感じだ」
まさかの"村人A"が名前だった。
因みに、モブ父さん、モブ母さん、モブ村人Aの3人家族だと田吾作さんに教えて貰った。
森の中ではある女の子が山田に言われた通り、特訓していた。
「遅い!相手に考える時間を与えず、一気に行け!!」
「はい、洋子ちゃん!」
「特訓中は先生と呼べ!!」
女の子の正体は鬼人族の神子、名前は悪鬼と言った。
「あー、いたいた」
「タッタカターさんの娘か、1人で森の中にきちゃ危ないよ」
山田と悪鬼の前にタッタカターさんの娘が現れた。
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