ep6 晴れ時々スライム、ところによりマンドレイク3
雨かと思っていたらまさかのスライムでした。
君はいつからこれがただの雨だと思っていた?
「マンドレイクが何故駆け落ちするかわかるか?」
「何故って、そりゃ好きな人が村の外にいて、一緒になりたいから村を出ていくんですよね」
「んだ、村の外の男のとこに行くためだ」
「あ!なら、村の男の事好きになれば駆け落ちなんてしなくなりますよね」
リクが「問題解決ですね」と言うが、ゴン蔵は首を振る。
「マンドレイクは村の男には惚れん」
「え?何故ですか?そりゃ顔はブサイクで体はだるんだるん、お金もないですが人間は心じゃないですか!」
「リク、お前結構辛辣だな…」
ゴン蔵の言葉に「リーネさんとアーネさんが言ってただけです」とトドメを指していた。
「リク、もし捕まったら鍋で煮込まれて食卓の上に並べられるとしたら、そんな相手の事を好きになるか?」
「絶対、なりません!(キッパリ)」
「そう言う事だ…」
どんなに好きな相手でも捕まったら食べられてしまう。そんな相手、嫌すぎる。
「ここのマンドレイクは村の人間の顔は全て知っているから好きにならないだろう。だが、他所から来たお前なら、マンドレイクも好きになる余地がある。リク、君の使命はマンドレイクを惚れさせる事だ」
「あー、俺なんかにマンドレイクが惚れますかね?」
「可能性は十分にある!なんせマンドレイクは人間の煩悩に敏感だからな。簡単に言えばスケベな奴ほど惚れやすい」
ゴン蔵さんの言葉に若干悪意を感じた。もしやさっきの仕返しだろうか
マンドレイクの秘密がついに明らかに!
究極の愛とは身も心も一つになる事?
次回更新は本日(5/4)20:20になります。
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