晴れ時々スライム ところにより鬼人1
雨かと思っていたらまさかのスライムでした。
君はいつからこれがただの雨だと思っていた?
「ひいい、くっくるな!ぎゃああ!!」
夜の森に男の悲鳴が轟く。
鬼人は暴力の化身と言われ、目につくものすべてを破壊の限り壊すと言われる。
その肌は赤褐色でその色は怒りで赤くなったと言われている。
「サム、こんな森の奥まで入り込んで大丈夫か?村で田吾作さんに注意されただろ?今森に入ると危ないって」
「ん~~?ああ、鬼が出るからって話だろ?無視無視、鬼なんてここ数年誰も見てないって話だし」
ドーーーン!!!
物凄い轟音が森中に響き、鳥たちが一斉に飛び立った。
「…もう何度言ったら分かるの?」
「うっごっごめんなさい、でも加減が難しくて…」
「言い訳はしない、はぁ誰かに見られる前にとっとと逃げるわよ」
村ではサムと村人Aがみんなの笑い者になっていた。というのも、森の中で気を失っていた所をマリーさんとタッタカターさんの娘さんに助けてもらったのだ。
「あのおにーちゃん達、おもらし…むぐっ」
素早くマリーさんの手がタッタカターさんの娘さんの口を塞ぎ、サムと村人Aの尊厳はギリギリのところで守られたのだった。
「よりによってマリーさんに見られるなんて…」
「よりによって幼女に見られるなんて…」
それぞれの性癖が露呈した瞬間だった。
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