晴れ時々スライム ところによりマヨネーズ1
雨かと思っていたらまさかのスライムでした。
君はいつからこれがただの雨だと思っていた?
「サムよ、俺の世界では”醤油”というモノがあってな。”独特の香しい風味で人を惹きつける魅惑の調味料があるんだ」
「しょーゆー?どんなものなんだ?」
「ああ、一度味わったら虜になるぞ。俺は焼とうもろこしや、サザエの壺焼きなんかは醤油は必須と言っても過言じゃない」
「なるほど、やきとーもろだしや、お触りのツボやきというのがどういうものか分からないが、リクがそこまで言うとは、一度味わってみたいな」
だが、俺は醤油の素晴らしさだけではなく、その恐ろしさも伝えた。
「だが、醤油はとり過ぎれば体に悪いんだ」
「なに?しょーゆーは毒なのか?」
「ああ、醤油には"塩分"と言うとり過ぎたら様々な障害を引き起こす物が入っているんだ。最悪、命を落とす事だってあり得るんだ」
「命を…リクの世界は食べるものも命懸けなんだな」
サムは真剣な顔でリクの言葉を聞いていたが、毎日が生き残るサバイバルの様な世界と思い、そんな世界から来た人間だから"勇者"や"聖女"になれるのかと思った。
しかしリクが続けた言葉はサムにそれ以上の障害を与えた。
「醤油はまだ注意してれば防御できる。だがあれは一度魅力されたら抗うことは難しい」
「何だその悪魔の様なものは」
「ふふふ、悪魔か…確かに『マヨラー』にとっては悪魔かもな」
「マヨラー??」
リクの言った言葉をサムは頭に刻んだ。
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