晴れ時々スライム ところにより獣人2
雨かと思っていたらまさかのスライムでした。
君はいつからこれがただの雨だと思っていた?
「あの遠吠えは、獣人族の間では"今、発情期です。誰でもカモーン!"って言ってるのよ」
「山田がやった事はそーゆー事、獣人の男には淫乱の人間って見られてるわ」
自分がしでかした状況を山田が理解した時、ふと視線を感じて振り返ると路地の入り口からこちらを値踏みする様な視線を向ける獣人が鈴鳴りに集まっていた。
「おい、あの女か?」
「でもあの女、獣人じゃないよな。 なのにあの遠吠えは…」
「人間だろうと構わない、俺は行くぞ!!」
獣人が山田に殺到した。
「おっ俺と番になってくれ、いやして下さい」
「いや俺と…」
「狡いぞ、彼女に目を付けたのは俺が最初だ」
もて期か?私にももて期が来たのか!?山田が生まれて初めてのモテモテの状況に有頂天になっていた。
「こんな沢山の殿方に交際の申し込みを頂けるなんて… 私は山田・エレガント・洋子と言います。今後ともよろしくお願いします」
嬉しさのあまり、ついカーテシーのポーズを取ってしまった山田。その姿を見た獣人たちが顔色を変えた。
「性女!?…」
「性女だ」
「おっ俺、用事を思い出した…」
そんな言葉を残して、獣人たちは一目散に逃げだした。
「発情期の獣人も逃げ出すなんて…」
「何の事?」
「巷では噂になってるのよ性女に関わると全て搾り取られるって」
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