晴れ時々スライム ところにより死霊使い2
雨かと思っていたらまさかのスライムでした。
君はいつからこれがただの雨だと思っていた?
「で、どこですか?」
「あ、煩悩3丁目のお店なの」
村では莉奈とマリーが夜のいかがわしいお店をやって荒稼ぎをしていた。
莉奈がネクロマンシーで死体を使って接客を、マリーがゴーレムで用心棒をしていた。
「でも、よくバレないわね」
「50年前の死体から厳選してるからね、誰もわからないわよ」
「ふ〜ん…」
「さ、出来たわよ、今度の子は有名よ、なんてたってあの…」
「ああ、そーゆーのはいいから、もうお店を開かなくちゃ。ゴメン、もう連れて行くね」
ー夜ー
「ゴン蔵、実はいい店を見つけたんだ」
「なんだ、ゴン蔵もか。俺もいい店を見つけてな」
ゴン蔵と田吾作が酔っ払いながら、ある一つの店を目指していた。
チリンチリン…
お店【懺悔の部屋】のドアを開けると小気味良い鈴の音が2人を出迎えた。
「あら、ゴンさんとたーさん、いらっしゃい」
「ママ、今日も来ちゃったよ」
ゴン蔵と田吾作はすでにほろ酔いになっていた。
「今日は新人の子が入ってるの、可愛がってあげてね」
そこにはシスターの衣装に身を包んだ女性が立っていた。
「へぇ〜衣装まで揃えるなんて気合いが入ってるねー」
「今日から入りました、マリア・テレザです」
「マリア…?」
「テレザ…?」
ゴン蔵と田吾作が顔を見合わせた。
「生前は大聖女をしてました、お二人の事はよ〜く覚えていますよ」
そういうと、マリア・テレザはニッコリと微笑んだ。
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