晴れ時々スライム ところにより聖剣3
雨かと思っていたらまさかのスライムでした。
君はいつからこれがただの雨だと思っていた?
「ご報告します、例の勇者の村で絶対防衛線が破られる可能性が…」
「何だと!?至急調査を行え!」
王宮内は未曾有の危機に大混乱していた。聖剣はあるのにそれを使う勇者が居ないのだ。いやまだ生まれていないと言った方が正解だ。
「よもや魔王の仕業ではあるまいな…」
「王様、魔王の狙いはわかっています。転生者を勇者にJOBチェンジさせない様にハニトラを仕掛けてくるかと思われます」
「何だと、ハニトラだと?羨ま…けしからん」
時として、ダメと言われると逆の事をしたくなるのが人間と言うモノだ。
村ではある2人の女性が頬を赤らめながら思い悩んでいた。
「ダメと言われちゃうと逆に意識しちゃうじゃない」
「リクってば私の事どんなエロい目で見ていたのかしら…」
アーネとリーネが以前のリクが出した『ウィルオウィスプ』を思い出していた。
そんな悶々とする2人を見て、リクに殺意を抱く者が1人いた。
第一王女セリーヌ・ガ・イチバン姫である。
「ぐぎぎぎぎ、おねー様たちを惑わす勇者リク…許すまじ」
その時セリーヌの視界に山田が映り、瞬間セリーヌの頭に悪魔のような作戦が思いついた…
「そうだわ!あの男が他に手を出すように仕向けて、社会的に抹殺すればいいのだわ。名付けて”ハニトラ作戦”」
聞いたら王様が卒倒しそうな内容を口ずさみながらセリーヌがある人物に声をかけた。
「ねえ、あなた。王女である私が命令します、勇者リクと結婚しなさい」
……王女の拒否できない言葉にサムが固まった。
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