晴れ時々スライム ところによりステータスオープン2
雨かと思っていたらまさかのスライムでした。
君はいつからこれがただの雨だと思っていた?
「ふ〜ん、名前は田吾作・ミッシェル・マカダミアン4世…ならこれからは田吾作と呼ぶわ」
「そこはミッちゃんとかじゃないんかい!」
山田が田吾作さんのステータスを見ながら内容を読み上げていった。
「腕力、体力、俊敏性、運。やっぱり農家だと腕力と体力が高いわね、だけど特筆する程じゃ無いか…」
つまらない…と言いかけた時、山田の顔が一瞬パァっと明るくなり、すぐにどんより暗くなった。
「ちょっ、ちょっとこのステータスは飛び抜けて高いじゃない、えーとこの値は…恥力??」
そこにはモジモジしている田吾作さんがいた。
……そして全ての人が秘密にしたい内容に山田は踏み込んだ!そう誰もが自分の内に秘めた"個人情報"だ。
「えーと、一番大切なもの?は…丹精込めて育てた"マンドレイ子"…姿焼きにして食べちゃったけどね」
そして田吾作さんの秘密は、これでもかと言う程に赤裸々に言われた。
シクシク…
顔を伏せて、声を押し殺して悲しみを吐露する…田吾作。
「全く、大の男がメソメソしてんじゃねーよ」
「だって…」
2人の側には、雑貨屋のマリーさんが居た堪れなさそうに立っていた。そして意を決すると…
「ごめんなさい…」
その瞬間、田吾作さんの秘めた恋心は儚く散り、村には山田の下卑た笑い声だけが響いていた。
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年内はあと1つネタを考えてます。
「鑑定」か、「アイテムボックス」どちらも異世界では定番のネタを、独自視点で書こうと思います。




