晴れ時々スライム ところによりステータスオープン1
雨かと思っていたらまさかのスライムでした。
君はいつからこれがただの雨だと思っていた?
村を歩いていると山田がなんか叫んでいた。
「ステータスオープン、ステータスオープン!」
「何やってんだ?」
「何だ、リクか。今ね異世界の定番"ステータスオープン"の呪文を唱えていたの」
山田よ、それは呪文じゃなくてコマンドだぞと思ったが、こいつが異世界に詳しいとは思えないのでそのままにしておいた。
「ステータスオープン、わわっ出た!!」
後ろで山田が叫んでいた。
俺はバカバカしいと、特に気にも留めずその場を去った。今思えばその時山田の所に戻っていれば、あんなことには…と後悔した。
「ん〜?、これは…」
山田がステータス画面を見てニヤリと笑った。
ー1週間後ー
「お腹が空いたわ、マンドレイクの姿焼きを持ってきて」
「はい!ただいま」
そこには山田に顎で使われていた田吾作さんの姿があった。あれほどマンドレイ子を大切にしていた田吾作さんが今は火でマンドレイ子を焼く姿は涙無くして見る事は出来なかった。
「田吾作さん、一体どうしちゃったんですか?あれほど可愛がっていたマンドレイ子を姿焼きにするなんて…」
「リクか、男には全てを捨てても守らないといけないものがあるんだ」
おおぉぉ… 怨嗟の声とも聞こえるマンドレイクの声が聞こえる。そしてそれを見る田吾作さんの目には一粒の涙が光っていた。
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