晴れ時々スライム ところによりヴァンパイア2
雨かと思っていたらまさかのスライムでした。
君はいつからこれがただの雨だと思っていた?
「まあ、サムの話は冗談だけど、夜行性だと授業中眠くて眠くて….色白だからか誰も私の趣味がアウトドアだと信じてくれなくて、今ハマってる"ソロキャンプ"の話をしようとしても誰も聞いてくれなくて…」
「あらいいわね、野外で自分で調理して周りを散策するなんて素敵じゃない。今度一緒に行かない?」
山田がヴァンちゃんの"キャンプ"に食いついた。現代っ子で今流行ってる物には反応がいい。
「それが真夜中だから手元が暗いし、火をつけたら虫どころか魔物が集まってきてちょっとした冒険が始まっちゃう。散策なんて一度迷い込んだら一週間は帰れなくなっちゃう。山岳地を歩くのなんて危なすぎて」
思ったよりワイルドだった。もはや夜行性だとか色白だとか以前の話だと思った。
「何より、真っ赤なアレを欲しがる衝動は治したい」
「確かに、それは体質改善したいですわね」
リクと山田は首筋に牙を突き立てて血を吸う所を想像して身震いした。
そしてリクがシャツの首元を開けてヴァンちゃんの目の前に首を差し出した。
「ほれ、我慢出来なくなったら俺ので…」
それを見た山田は顔を真っ赤にして当事者のヴァンちゃんは困惑していた。
「リク、何をしているの?」
「何って友達が困ってるんだから協力しようと…」
はぁ…と、ため息をついたヴァンちゃんは思い切ってリクと山田に話した。
「我慢出来ないってのは"マンドレイク"よ、一度食べると病みつきになって週に一回は齧りたくなるの。しかも突然」
「じゃあ、真っ赤なアレって…」
「"マンドレイク"を齧ると真っ赤な水分が滴り落ちるの、それで齧ってる所をゴン蔵さんに見られて噂が流れちゃって。何としてもこの体質を治したいの、お願いこの食いしん坊な体質をなんとかして!」
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