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ep2 晴れ時々スライム ところにより悲鳴2

雨かと思っていたらまさかのスライムでした。

君はいつからこれがただの雨だと思っていた?

「きゃ――――!」


 樹の下で雨宿りをしていたら悲鳴が聞こえた。俺は濡れるのも構わず、悲鳴が聞こえた方へ走り出した。


悲鳴は美人姉妹で有名なリーネさんとアーネさん達だった。


 リーネさん達の家に入ると、2人は怖さのあまり互いに抱き合い、目をつぶって震えていた。


「どうしました?」

「食事の支度をしていたら台所にあの黒くてすばしこいものが…」

「お願いします、アレを…」


 俺はピーンと閃いた。

 黒くてすばしこくて、女性が苦手なアレ。この異世界でもGのやつはいるんだな。


「任せて下さい、俺がチャチャっと退治しちゃいますから」


 俺の言葉に安堵した2人が俺を見て言った。


「ありが… きゃー!!」


 しまった、ずぶ濡れのまま来たから服が溶けかけていた。コレが二次被害と言うものか…


 取り敢えず台所にあった葉っぱで即席のパンツを作って全年齢対応にした。


 よし、コレでなんとか格好がついた。

 この後格好良くアレを退治すれば、感謝で俺の事を好きになったりして。

 スレンダー美人のリーナさんもいいが、メリハリのある可愛いアーネさんも捨てがたい。


 そんな妄想を抱きつつ、改めてG退治に台所に入った。


 しかし辺りを見回すが見当たらない。耳を覚ますとカサカサと僅かに音が聞こえた。


 俺は徐ろに音のする方に向き直った。


 すると、黒くて、すばしこい何かが、カサカサと音を立てて動いていた。


 そーっと近づこうとした時、リーナさんが叫んだ。

「あ、それ以上近づいちゃダメ!」

「え?」

異世界でもアレは生理的に無理らしいですね。

特にスプレーをかけたら飛ぶのが…いつ飛ぶの?今でしょ!

次回更新は本日(5/3)18:20になります。

読んでいただきありがとうございます。面白いと思ったら星の評価を貰えると嬉しいです

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