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ep12 晴れ時々スライム ところにより迷子2

雨かと思っていたらまさかのスライムでした。

君はいつからこれがただの雨だと思っていた?

「あんたー、またあの未亡人のとこに行ってたねー!!」


 村に怒号と悲鳴が響いた、今日も村は平和だ。

 さて、本格的にポチを探し始めようと思う。昨日あれから聞けたのは村はずれの石切場で見かけた気がするというモノだ。


 俺は石切場にやってきた。

 しかしあたりを見回すがそれらしき姿は見当たらない。


 石切場には様々な物があった。中でも目を引いたのは数十メートルを超える巨大なオブジェだ。


「でっかいなぁ、これってゴーレムって奴か… お、あれなんか膝を抱えたロボットそのものじゃないか」


 そのゴーレムと、目(?)が合った気がした。


「あー、ポチ見っけ!!」

「マ"!」

「じゃあ、今度はポチが鬼ね。隠れるから100数えてね」


 そう言うと、子供は走って行ってしまった。


「お前、ポチって名前なのか」

「マ"?」

「まぁいいや、マリーさんが心配してるから一旦帰ろう」

「マ"!」


「ポチちゃん、どこ行ってたの」


 どうやらポチで合ってたらしい。ひとまず一件落着かな?


「ありがとうね、リク君にはお礼をしないとね❤️」

「そんな、当然の事をしただけです。でも、そう言って頂けるなら…」


 俺がそう言った時、マリーさんの後ろでアーネさんとリーネさんが睨んでいた。俺は咄嗟に


「お礼の言葉で十分です」


 と言った。

 すると、マリーさんはリーネさんとアーネさんを見ると、


「ありがとうね」


 そう一言言った。

無事、迷子も見つかりました。

幼い子とポチとのハートフルなお話でした。

次回更新は明日(5/8)8:20になります。

読んでいただきありがとうございます。面白いと思ったら星の評価を貰えると嬉しいです

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