表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/19

ep11 晴れ時々スライム ところにより迷子1

雨かと思っていたらまさかのスライムでした。

君はいつからこれがただの雨だと思っていた?

「ポチちゃ〜ん、ポチちゃ〜〜ん」

「どうかしたんですか?」


 村で雑貨屋を営んでいる若くて綺麗な()()()のマリーさんが、何かを探していた。彼女は一人暮らしだから犬か何かだろう。


「それが、ウチのポチちゃんが朝から見当たらないの、いつもこの時間には餌を待っているんだけど…」

「それは心配ですね、俺でよければ一緒に探しますよ」

「本当!?ありがとうー、見つかったら()()()()()()()()ならお礼をするわ」


 それを聞いた村の男どもが俺も俺もと騒ぎ出した。


「いいか、1番最初にマリーさんのポチを見つけた奴だけがお礼を貰う。他は潔く諦める!いいな!!」

「「「おう!」」」


 サムが率先して仕切っていた、何でも以前マリーさんのお礼をめぐって、血で皿を洗う抗争が起こったらしい。


 俺はポチの事は知らないから、まずは聞き込みから始めた。

 昨日の夕方までは居たらしく、マリーさんのお隣さんのジョンさんが、「ウチの子がポチと遊んでいた」と言った。

 ジョンさんのお子さんに詳しい事を聞くと、

「マリーおばさんのとこでポチと遊んでたよ、お父さんも一緒に。でもすぐお母さんが来てお父さんを連れて行っちゃったから一緒に帰ったよ」


 ここで謎が深まった、ジョンさんは何故最初、自分も一緒にいた事を話さなかったのだろう… これは事件の匂いがする。

村で起こった迷子、美人な未亡人の頼みとあったら断れない。

全力で迷子を捜しに行くぞ!

次回更新は明日(5/7)8:20になります。

読んでいただきありがとうございます。面白いと思ったら星の評価を貰えると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ