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俺はキミと直ぐにでも結婚したいとうのに、キミは何故俺と結婚してくれないんだ?

作者: 七瀬








俺には3年! 付き合っている彼女が居る。

でも訳アリで、彼女と会えるのは週に2回だけ!

彼女は彼女の両親の世話をしないといけないならしく、病院や

家では父親の世話をするという。

彼女の母親は、元々体が弱く入退院を繰り返していると俺は彼女

から聞いていた!

父親も5年前から、病気がちでほとんど寝たきりの為、彼女が

父親の世話もしているらしい。

ご飯を食べさせ、下の世話もするとか、、、。

俺から見ても、“親孝行”な彼女が自慢なんだ!”





・・・でも? 俺が、“彼女と結婚したいと言うと?”

彼女は直ぐにはぐらかすんだ!

俺と結婚したくない訳じゃないみたいなんだけど、親の世話で

俺との結婚はまだ考えられないと彼女は俺に言った!

それなら落ち着くまで、俺が待つと彼女に言う。

彼女は俺に申し訳ないと最初は断った!




『瑞葵が直ぐにでも結婚したいなら? 私と別れて新しい彼女を作った

方がいいと思うんだ!』

『・・・そ、そんなの嫌だ!』

『でも? 今の私には結婚は考えられなんだよ!』

『だったら、俺は待つよ!』

『でも、いつになるか分からないんだよ!』

『それでも待つから!』

『・・・ごめんね、無理させてるよね。』

『そんな、俺は柚季と結婚したいだけなんだ。』

『・・・瑞葵、』

『俺が待てば、済む話だし! ゆっくり待つよ。』

『ありがとう。』

『うん!』









・・・この時の俺は、まだ幸せな気持ちでいっぱいだった!

でも? ここから1ヶ月後、まさか!? 彼女のあんな所を見るなんて!

一気に地獄に突き落とされた気分になった。




『おい! あれって、柚季ちゃんじゃないのか?』

『えぇ!?』

『隣の男は誰なんだろうな? やたら馴れ馴れしいし!』

『・・・お、弟なんじゃないかな?』

『確かに、“若い男性だし!”そうだろうな!』

『・・・あぁ、』





俺は知っている! “柚季に弟なんて居ない事!”

見るからに彼女と仲がいい男だという事は俺にも見て分かった!

彼女が浮気をしている事を俺は認めたくはないけど、やっぱり彼女は

俺に隠れて浮気していると思う。

いや? 俺と結婚できない理由は他にあるのか、、、?

彼女の両親の事以外に、“彼女が俺に隠している事はなんなんだ?”

俺はそれを知りたくなった。

俺は彼女に黙って、彼女を尾行する事に決めた!

彼女は何か俺に隠している事があるから、俺と結婚しないんだと......。

俺は、それを確かめる!





『ごめん、待った!』

『いや? お腹空いたから早く何か食べに行こうよ!』

『うん!』




・・・以前、見た男とは違う男と彼女は会っていた!

一体!? 何人俺以外に男が居るんだ?










彼女と男が晩ごはんを食べた後? 二人は○○ホテルに消えていく。

彼女は俺に隠れて、数人の男と浮気をしていたんだ。

完全に俺は彼女の浮気現場を見てしまう。

俺は3週間、彼女に隠れて彼女を尾行した結果!

彼女は両親の面倒は見ていない事、数人の男と彼女は付き合っている事、

もう一つ! 重要な事が分かった。

“彼女は既に結婚しており、子供も3人居る事が分かったんだ。”

彼女は主婦なんだよ、旦那も居て子供も居るのに、数人の浮気相手も居た。

そのうちの一人が俺なんだ!




・・・こんな事、知りたくなかった。

俺は彼女との結婚を夢見て、今まで彼女を待ち続けてきたと言うのに、

彼女は俺を簡単に騙していたのだ!

今考えると? 何処へ行くにしても俺が全てお金を払っていたし、

ほんの少しのお金なら俺が彼女に渡していた事も辻褄が合うなと思えた。

俺の夢は儚く散ったんだ。

だから俺は彼女を呼び出してこう言った!





『もう、柚季との結婚は諦めたよ! はい、これ! キミが俺と結婚できない

理由だよね?』

『えぇ!? 何処でこんなにたくさんの写真を、、、!?』

『尾行したんだ!』

『なんでそんな勝手な事をするのよ!』

『こっちが言うセリフだろう! “なんで黙ってたんだよ結婚してた事、

子供が居る事もさ!”』

『・・・そ、そこまで知ってるの、』

『あぁ、それに数人の浮気相手も居るんだよな!』

『・・・・・・』

『もういいよ、俺から別れてやるから! 他の女探した方がいいと俺も

そう思ったわ!』

『もう私の事が好きじゃないんだね。』

『そういう問題? 結婚してる女に、“何をどうしたらいいんだよ!”』

『・・・それでも、私の事が好きだったんじゃないの?』

『もう終わった話だ! 俺からはもう何も言うことはないよ。』

『別れたくない! 私はそれでも瑞葵が好きなの! もう少し待ってて

くれれば、旦那と離婚して瑞葵と、』

『や、やめろ! もういい! 俺はもうこんなの嫌なんだよ。』

『私はもう旦那とは冷めきってるの! 今は瑞葵を愛したい!』

『・・・・・・』

『だからほんの少しでいい、私を信じて待ってて!』

『・・・・・・』







・・・そう言って彼女は俺の前で泣いた。

俺は彼女の涙を見て、“待つ決意を固める!”

ここまで証拠を掴んでいても、俺は彼女と別れられないのか?



今も俺は彼女と付き合っている!

彼女を信じて! いつか彼女と結婚できる事を夢見てね、、、。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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