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calm

作者: 翠夢 隷璃

いつからか嘘しかつけなくなった僕


いらないな


嫌いだ


過去は変えられる


このそうぞうりょくをもって


ああ


違うよ


ねえこんなためにじゃないの


こんなためにうまれたんじゃないよ


きらいだ


幼き私が蔑む


ああ目の前は私


違うんだよ


きいてよ


しんじてよ


わかってよ


君の正義は正しすぎて


そうだよ


君が私をこうしたの


おねがい


こうならないみちってあったのかな


昨日は道は一本だと言っていたのに


これ以上汚れたくない


曲がりたくない


誰か裁いて


過去のワタシ


裁いて


君は今どこにいるの


まってるよ


はやく終わらせて


きみになりたい


こんなはずじゃ


明日はなんて言うのだろう


昨日はなんて言ったことにしよう


きえてくれないきおく


君の世界が


私をせめてる


みないで


僕を認知しないで


いつか実体を持ちそうで


私を見て


いつか消えてしまいそうで


おわるまえにおわらせて


ころして


どうして形をもてば嘘に


黙って


きみがのっとって


私がころした君


きっと私はこの世を生きていける


でもそれじゃ駄目


私は


僕は


たすけて


誰か説明して


私を文字にして


得体が知れなくて


きえていく


いかないで


いま思ってることはきっとうそじゃないから


いまたのしい


いまかなしい


いますき


ほんとだったよ


いま


いま


おねがいうそにしないで


うそにならないで


うそになるまえに


ころして


こんなわたしたえられない


きらい


真っ直ぐ地獄をあるく


ああ


正義だけはまもりたくて


もうだれものこってないけど


そのはずだった


「これだけは」


何回壊されて


どうしてわらってるの


だれかわかって


さみしいよ


だれか


ねえ


いま

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