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第二話~俺の幸せ~

(カランカラン)と音が鳴る。来た。彩花さんだ。「こんにちは。」「こんにちは!彩花さん!今日もいつもので?」「ええ。お願いしますね。磯宮さん。」「はーい!了解!いつもやつです!マスター!」「はは。分かってるよ。」俺は日に日に彩花さんが来るとテンションが上がってしまう。流石に怪しく思われるか...?まあ、大丈夫だろう!

彩花さんはいつもの席に座るといつも通り本を読み始めた。俺は彩花さんと仲を深めようと一ヶ月も経ったが、やっと話しかけようと決心した。「いつも本を読んでますね。本がお好きなんですか?」勇気を振り絞って話しかけた。心臓の鼓動が激しくなってきてるのが自分でも分かる。「ええ。私は子供の頃から本が好きなんです。特に小説ですね。」「へぇ!小説ですか!どんなジャンルですか?」「そうですね...色々読みますが、一番好きなのはファンタジー小説ですね。」「お!意外ですね。大人しい感じの彩花さんだから学園モノとかヒューマンドラマ系の小説かと...」「ファンタジー小説だと自分の見てる世界とは別の世界観で楽しめるので何だか楽しいんです。」「なるほど...俺も読んでみようかな...」「ええ。おすすめしますよ。もし読む物が決まらなければ私が好きなのでも良ければお貸ししますよ。」「え!?本当ですか?ありがとうございます!」「でしたら明日また持って来ますね。」「ありがとうございます!感激っス!」「うふふ。面白い人ですね。磯宮さんって。」「そうですかね?なんか照れくさいです。」「明るくていい人ですね。」「あ、ありがとうございます!」ああ...俺は今!ものすごく幸せだ!ああ...!俺は今日死ぬのか...!そんな気持ちだ!だが!今の気分のまま死ねるのなら本望だぜ!俺はあまりの嬉しさに思わずガッツポーズをとってしまいそうだった。

そして楽しい時はあっとゆう間に過ぎ、彩花さんは帰って行った。俺は涙が溢れそうだ。と幸せを噛み締めていると「楽しそうだったわねぇ、磯宮くん?」先輩が話しかけてきた。「い、いやー別にそんな事ないっスよ。」俺は必死に誤魔化すが、先輩とマスターには俺が彩花さんに好意を抱いている事はバレてしまっている。「いい事じゃないか。若者の恋路は見てて楽しいよ。私は応援しているよ。」「マ、マスター...」「あ!マスター、自分だけ応援してるみたいな言い方よしてくださいよぉ!私だって応援してるんですからね!」「先輩も...?」「なんで意外そうなのよ。」「い、いやーなんか先輩って恋なんかしてる暇があったら仕事に専念しろ。って言いそうだから。」「失礼ね。私だって楽しみよ。頑張りなさいね。」「ありがとうございます。」「ははは。さて、そろそろ忙しくなる時間だ。準備に入ろうか。」「はーい!」先輩と口を揃えて言う。

俺は家に帰り、再び感激した。やったぜ!まさか一度話すだけでここまで進展するとは...これはもしかするともしかするんじゃあねえか!?流れは良い!頑張ればいける!このまま突っ切ろう!とにかく明日が楽しみだ!

翌日。彩花さんが来る時間帯になった。(カランカラン)来たー!「こんにちは。」「こんにちはぁ!彩花さん!」「あ、磯宮さん。どうぞ、これが一応私のおすすめの本です。返すのはいつでも大丈夫ですよ。」「ありがとうございます!お借りします!ああ、そうだ。注文はいつもので?」「ええ。お願いしますね。」彩花さんはニコッと微笑んだ。う、美しい〜!やべぇよこの距離だとさらにめっちゃ美人に見える!元々美人だけど!こんな近くだと...やべぇ立ちくらみしそうだ...

そして俺は家に帰りすぐ、彩花さんから借りた本を読む。タイトルは「ドラミストストーリー」ふむふむ。中々気を引かれるタイトルだ。それから俺は夢中になって読んだ。今まで本なんて全然読まなかったから正直不安だったが凄く面白い。読み終えて時計を見ると4時間程経っていた。明日彩花さんに返して感想言わなくちゃ。よし!早く寝よ!そうして俺は眠りについた。

翌日。彩花さんが店に来て、俺は感想を伝えた。すると彩花さんが「楽しめて頂けたようで嬉しいです。良ければ他のもお貸ししましょうか?」「本当ですか!?ありがとうございます!」「どのような物が良いですか?」「えーっと...おまかせしても良いですか!?」「ふふっ。ええ。分かりました。また明日持って来ますね。」「すみませんありがとうございます!」

俺は今日も幸せの絶頂だ!!!喜びの波が押し寄せて来た。生きてて良かったぜぇ〜!!!

俺は感動と興奮で気持ちが高ぶったまま、一日を過ごした...

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