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第十一話~悲劇の訪れ~

あの事件から二日、彩花さんは警察に今までの小野の行為を全て話した。その結果小野は有罪判決、脅迫罪で一年半の懲役となった。小野は元々俺達の店の近くのクリーニング屋でバイトをしていたらしい。だがその店が潰れてからは仕事もせずに遊び呆けていたそうだ。しかしろくに仕事もせずに遊び呆けていた割には金を沢山持っていたという。一体どうやって手に入れてたのか、それだけは黙秘をしているみたいだ。ま、でもこれで彩花さんが危ない目にあわなくなる。とりあえず一安心と言ったところか。

「いやーでも良かったですね。あいつが逮捕されて。」「ああ。全くだ。」「これで彩花ちゃんも安心して過ごせるわね。」俺達は客が居ない時間帯に話をしていた。すると(カランカラン)「失礼します。」「あら、警察の方達じゃない。どうかなさったんですか?」「ええ。我々は磯宮悠斗さんに用がありまして。」「え?俺?」俺警察に何かしたかな、あ、もしかして小野の逮捕の協力のお礼とかか?いやー申し訳ねえなぁ夏美の方が役に立ったのになー。「貴方を傷害罪の疑いで連行します。ひとまず署に来てもらいます。」え?「なっ何でですか!」「話は後です。とにかく今は我々に従ってください。」「まっマスター!先輩!」「磯宮君...」「これは何かの間違いでは?悠斗君はこのような事はしない男だ。例えしたとしてもそれは私達を守るためであって...」「事情を聞くだけですから。よし。行くぞ。」「ちょっと待ってくれ!」「騒がないでください!」ど、どうしたらいいんだよぉぉぉ...

そして俺は今、人生で初めて警察署の取調室にいる。「まず、今このような事になっている事に関しての心当たりはありますか?」「ないですよ。全く分かりませんよ。」「そうですか。ではこれを見てください。」「なっ...!これって...」そう言って刑事さんが出したのは俺が小野を殴っている瞬間の写真だった。まただ。また俺が暴力を振るっている時の写真だ。「これでもないと言い張りますか?」「うっ...はい。そうです。確かに俺はこの男、小野を殴りました。ですが何でそれを今さら咎めるんですか?」「そうですね、まあ、言っておいた方が良いですね。実は小野が取り調べ中に...俺は確かに暴言を吐いたが暴力はしてねえんだよなぁ。なのに俺は殴られた。これは正当防衛にはならないはずだよな?って事はよ、あの磯宮って店員は傷害罪になるよなぁ...と言ったんです。」


...


はぁ?あいつなんでそんなに法に詳しいんだよ!ちくしょう正論だ...!どうしたらいいんだぁぁあ!!

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