damnation
修正有
見た時によって違う可能性大
昔々、今からずっと昔の未来のお話
神に自由を許された地獄の様な国がありました。
王様は人々の安息と平穏を願い、多くの法律を定め導こうと誠心誠意努めました。
人々も王の誠意に心打たれ、国はそれなりに栄えて、悪意ある人間が栄える事は稀にしかありませんでした。
そんな平和とも言えない日々の中、王様の息子が悪意ある男に強盗され殺されてしまいました。
王様は怒りに燃え、自身の持つあらゆる権限を使い、男を捕らえ、人々の前で石打にしようとしました。
その時、神の使者を名乗る人物が言いました
「罪を犯した事の無い者が最初に石を投げよ」
その声に王様を含めた世界中の人々が手に持った石を手放したと言います。
しかし王様はそこで治まる器ではありませんでした。神を名乗る人物を王宮に招き、神の意志を知るためにとことんまでに進行し追求しました。そして神と呼ばれる存在の意思に逆らわない形式での断罪方法と求めました。
結果として神は生まれた時点で原罪という生きる事その物に罪を定義していました。
王様は息子の仇をとれないまま生涯を終えました。
それから数千年の時が経ちました
自然界の定義では生まれたとされない命が現れました。クローン技術の賜物である。
その時まで王様の記録と意思は残っていました。
世界は神に生まれた事を認められない命の監視を始めました。もし生まれた事を認められない命なら生まれた事を罪とする現在から逃れられるからです。
そして原罪を克服した遺伝子科学の申し子の中に、あらゆる信仰と法律において無罪とされる人物が成人と時を迎えました。
それから半世紀のしない内に、世界は平和を手に入れ、当時の食物連鎖の頂点だった霊長類は、恒星規模での繁栄を迎える事が出来ました
めでたしめでたし
とっぴんぱらりのぷぅ
結論は変化しないので一度読んだら大丈夫な内容に出来るようにします