1/1
ひととひと
私はストレスが嫌いだ。
ストレスは私を苛つかせ、落ち着かなくさせ、短気にする。何よりも美容に悪い。肌が荒れて皺が増えれば、気分も落ち込んでしまう。
「えっ!年下だと思ってた」
「やだー!お世辞が上手。で、何が欲しいの?」
「えーとじゃあ~・・」
「「あはははっ」」
20半ばの子供にそう言われるのは複雑な気持ちだ。
若く見えるのもあるだろうが、それは落ち着きがないという事だろうかと勘繰ってしまうからだ。
「そんなに落ち着きないかな・・」
「そっすね」
たまにこうして明け透けな本音を言葉にする子はいる。
「やっぱそうかぁ~。神野くんの落ち着き分けて欲しいわぁ」
「そこはオレじゃないんすかぁ~」
「いや、吉田くんは落ち着きないじゃん」
「え~!ひどいっす」
でもそんな事に一々腹など立てはしないのだ。
だって別にどう思われようともどうでも良い。
「あはははっ」
人の評価を気にするという心理こそが、人にとっての1番のストレスになるからだ。
「」