冒涜的プロローグ
色々とごめんなさい
白い空間で目が覚めた。
自分の存在が希薄で、今にも消えてしまいそうな気がする。
上下左右の概念も怪しく、自分の存在が今にも消えてしまいそうな気がする。
ゆらゆらとただ漂っている。
そんな感覚に陥っていると、急に声が聞こえた。
「おめでとう!!」
何がおめでとうなのだ。
「そりゃ貴方の幸運にですよー!」
!?…、喋っても無いのに返事が?
「貴方は今存在そのものが思念ですからねー考えを読み取るくらい余裕ですよ!」ほう、じゃあ貴方は、神的な何かで僕の思念を読み取っていると…
「まぁ読み取っているってのは間違いではないですね。具体的には貴方の思念が文章になっているんですが、まぁぶっちゃけ貴方の本体そのものが。」
はい?どういうことよ?え?俺今体文字なの?
「そうですねー貴方にわかりやすく言えばニ○動のコメントみたいに。あ、感情によって文字色変える設定にも出来ますよー」
え、俺今そんな間抜けな姿なの?
何?糞ワロタって表示しても内心全然笑ってなかったら、分かるようになっちゃうの?
「そうですね糞ワロタ(真顔)みたいな感じになりますねーてかてか!面倒くさいんでこの仕様辞めます!ハイどーん!!!」
次の瞬間、希薄だった自分の存在感が一気に戻った気がした。
そこには、紛れもない自分…
「あれ?俺って誰だっけ?」
あ、声でた
「おめでとうございまーす!貴方は異世界に生まれ変わることを許されました!世界の終焉死亡一番乗りおめでとう!!」
「はい?どういうこと?」
「ほらー開店してから最初のお客さんって特別でしょ?そんな感じよ!」
「いやいや全く意味が分からん!異世界やら世界の終焉やらどういうことだよ」
「えー、まぁじゃあ世界の終焉から解説しますね~とりあえず貴方の住んでるとこの近くに核ミサイルがドーンして戦争勃発。第三次世界大戦で文明社会と共に地球は終焉を迎えましたまる。」
「核ミサイル!?うわー基地近かったしなぁー普段からうるさいの我慢してたのにこの仕打ちはあんまりだろう…」
「まぁまぁ落ち込まないでね~それで!異世界の件だけど貴方がいた世界を作った人がいた世界に生まれ変われるよ!って話」
「まて、意味が全くわからん、もう一度詳しく…」
「うーんわかりやすく言うと世界5分前仮説みたいな?いやちょっと違うな…あーあれだ!貴方たちの世界ってゲームってのがあるわよね!それの世界ってどうなっていると思う?」
「普通にゲームとして存在しているだけだとおもうが…」
「まぁそうよね、でもねゲームや小説、非実在の世界が描かれたとき、一つの世界が生まれるの。その世界は貴方達とはあずかり知らぬ所で息づいているし、確かに存在してる。そうなると、貴方達も上位存在に作られた可能性を考慮するべきじゃ無いかしら?そう、例えば貴方がゲームの一登場人物で、貴方の行動全てがプログラムされた物である可能性もある訳よ」
頭がパンクしそうだ…
刺激を求めはしていたが、ここまで刺激的なことが立て続けに起こると訳がわからない。
「まぁ貴方の世界の場合、元世界の魔術師が世界創造っていう魔法使った結果に出来ちゃった世界なので、上位存在の意思等介入しようもないのですが…ほら、神は6日でこの世界をーとかあるでしょ?あれ魔法発動して安定させるのに異世界の時間で6日かかったって意味だから」
「衝撃の事実!!!ってかそんなこといって大丈夫かよ!?」
なんかいろんな所を敵に回した気がする…
「大丈夫大丈夫、ま心配しなくても良いわよ」
なんか、こいつやばいな…
このテンションについて行っては発禁になるかもしれない…