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STG/I  作者: ジュゲ(zyuge)
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第百一話 隊長

「じゃあ、後でお願いします!」

「遅れんなよ~隊長さん!」

「もー止めて下さいよ~」

「事実だろ。いい加減慣れろって!」

 

 ミリオタさんもようやく笑顔が出てきた。

 人のこと言えないけど。

 忙しさが今は癒やしになっている。

 今もシューニャ隊長のことを思うと落ち込んでしまう。

 ケシャさんはあれ以来、一言も喋ってくれない。

 もういいのに。

 

 マイルームの椅子に腰掛けるエイジ。

 

 大幅に変えた。

 シューニャさんのマイルームがそうだった。

 質素な部屋。

 ほとんどデフォルトに近い。

 わざととそうしていると言っていた。

 

「隊長日誌・・・書かないと」

 

 これからSTG国際連盟の会議。

 日本代表の一人として出席する。

 

 余りにも多くのことが起きた。

 頭がゴチャゴチャになり整理出来ないでいた。

 その時に隊長が言ってくれた言葉を思い出した。

 

「文字にすると整理出来るよ」

 

 本当だった。

 僕はその時、嘘だと思ったのに。

 書きたいことが多すぎて、まだ全部の整理は出来ていない。

 空いた時間に何度も追加や修正しているんだけど。

 書くほどに少しずつ変化を受け入れつつある自分を感じる。

 

 僕は今、正式にブラックナイト隊の隊長になっている。

 それどころか、日本・本拠点の隊長でもある。

 あの戦いで本部委員会のほどんどが居なくなった。

 未だに実感はない。

 そう言えば大連隊長でもある。

 これらの事実を思い出すと今でも気が重くなる。

 僕みたいな単なる子供に何が出来るんだろう。

 今はただ、シューニャ隊長が戻ってくるまでだと言い聞かせている。

 いい形で引き継ぎたい。

 会いたい。

 

 あの後、日本は幸運にも本拠点機能が復権した。

 

 皆で遭難者の救助に当たったがの大きい。

 その時はそういう考えにも至らなかった。

 単なる偶然。

 ただ、ただ、レフトウイングの皆で助けまわった。

 その結果、必要最低数をギリギリ越えたようだ。

 知らずブラックナイト隊は筆頭部隊。

 各部隊の推薦もあって本拠点機能の中枢を担うことにもなる。

 

 僕は断ったんだけど。

 僕だけじゃないミリオタさんだって。

 

(だって、そんな、無理だよ)

 

 でも、皆が許してくれなかった。

 今でも夢を見ているんじゃないかって気がする。

 あの逃避行で共に戦った二部隊とガーディアン達が今も支えになっている。

 僕たちに勇気をくれる。

 力を貸してくれる。

 駄目だ、涙が出そうだ。

 

「友達・・・」

 

 多くがこの部隊に移籍してきた。

 リアルどころかゲームでも出来たことが無い友達が今は沢山いる。

 夢のよう。

 僕が本拠点の隊長を受け入れたのは、幸せの代償だと思っている。

 じゃないとバランスが合わない。

 時々思う。

 目が冷めたら、僕は病院のベッドで眠っているなんてことも有り得る。

 漫画やアニメでよくあるアレだ。

 

(あれから沢山のことが起きた)

 

 シューニャさんは居ない。

 レフトウイングで救助活動が一段落した時に気づいたけど黙っていた。

 サイン・アウトしている。

 

 報告ではSTGIホムスビはイタリア型ブラックナイトに捕食された可能性が高いらしい。

 今まさにこれからの会議で検証報告がある。

 ビーナスさんと静姫さんが毎日ハンガーでSTGホムスビを見上げている。

 二人は本当によくやってくれている。

 二人の件も今回の議題に上がっている。

 

(何があっても二人を守る!)

 

 スタンドアロン状態の搭乗員パートナーとアンドロイドが拠点内を自由に動いているのが問題だそうだ。現在、暫定的に部隊ルーム外へ出ることが禁じられている。STG国際連盟の勧告。

 彼女達が普通に過ごしているのは僕たちからしたら当たり前の光景だっただけに意外だった。

 二人はマザーからよりも人類から危険視されている。

 制御下を離れたAIが怖いらしい。

 何が問題なのか僕にはわからない。

 

 この前はミリオタさんと三人が部屋に来て「話があると」と。

 これまでの沢山のことを聞いた。

 彼女達が再びマザーに接続する時、良くないことが起こるらしい。

 僕は三人を信じる。

 今の彼女達を失っちゃいけない。

 こんなに側に居て僕は何も知らなかったんだ。

 

 他にもまだある。

 ハンガリーのバルトーク隊とアメリカのD2M隊による人類同士初めての宇宙戦争。

 人類同士・・・。

 そんな暇無いのに。何をやっているんだ。

 一番驚いたのが、いや、驚いたというより今でもよくわからない。

 

(推定アメリカ型ブラック・ナイトとイタリア型の交戦とおぼしき事象)

 

 報告にはアメリカ型がイタリア型を飲み込んだとある。

 イタリア型って何? 初めて知った。

 アメリカ型は僕たちが遭遇したアレだ。

 あの後何があった?

 時間軸では起こりうる。

 僕たちがアメリカ型から脱出した少し後に起きたようだ。

 その時にバルトーク隊も戦闘をしている。

 何が起きたんだろう。

 彼らは何処へでも現れることは確実。

 

(でも、だからといってどうして?)

 

 しかも飲み込まれたイタリア型がSTGIホムスビを飲み込んだ可能性があるらしい。

 もう何がなんだかわからないよ。

 シューニャ隊長がログインしてこないのと関係があるのだろう。

 タイムラインで言えば、シューニャ隊長がログアウトしたのは僕たちがアメリカ型から脱出した辺り。その後に飲み込まれたの? どうして?

 ビーナスさんはわからないと言っている。STGIの如何なるものも観測出来ないと。

 彼女は寂しそうに見えた。

 そう言えば、出撃する数日前より誰もシューニャさんから呼ばれなくなっていたと知る。

 皆が皆、誰かが呼ばれていると思っていた。

 シューニャさんに何が起きているんだろうか?

 

 モニターに映るログイン情報を見る。

 シューニャ・アサンガの項目はグレーアウト。

 

「シューニャさん・・・」

 

 何があったんだろう。

 バルトーク隊の隊長さんの話だとシューニャさんとは接触出来なかったらしい。

 イタリア型ブラック・ナイトおよびD2Mによって阻まれたと報告されている。

 アメリカのD2Mとは真逆の証言。

 僕はバルトーク隊を信じたい。

 シューニャさんはSTGIに乗っていたんだろうか?

 

「まさか食べられた・・・いや! 無い! 絶対ない!」

 

 STGホムスビはビーナスさんが乗っていた。

 STGIの入出庫はマザーは確認出来ないらしい。

 シューニャさんの戦果は多いから単純に戦果不足でアカウントを剥奪されることはまずないけど。

 

 でも問題が起きた。

 

 何故かこのタイミングで規約変更があって、最後にログインしてから六ヶ月後に自動的に削除されることになったんだ。シューニャさんはともかく竜頭巾さんとプリンさんが該当する。でも、既に過ぎてる隊員は猶予期間として実施以後三ヶ月与えられた。でも、どうしてこんな時に。理由はアカウントの有効利用らしいけど。会議で宇宙人は放置そのものに何ら影響は無いと言っていた。

 宇宙人は相変わらずどんどんスカウトしている。特に、今、日本では絶対数が少ない。宇宙人のスカウト活動は盛んで、再びロビーは学徒兵で溢れ出している。その対応にも追われている。

 完全に地球側の都合。

 妥当と言えば妥当かもしれないけど。

 僕のよく知らない竜頭巾さんやプリンさんはシューニャさんにとってとっても大切な人だったに違いない。戻ってくると信じているに違いない。だから僕も信じる。ミリオタさんはこの話題を口にすると不機嫌になるからもう言わないことにしている。

 

「ああ、シューニャさん・・・」

 

 ダメだ。

 気をしっかりもたないと。

 もう、僕は隊長なんだ。

 皆を背負っている。

 代理じゃない。

 僕がヘタれればシューニャさんに恥をかかせる。

 それだけはしたくない。

 絶対に。

 彼女の恩に報いる為にも。

 死んでも弱音を吐かないと決めたんだ。

 

 ブラック・ナイトも人類みたいに仲間割れをするんだろうか?

 僕たちは実に危うい土俵の上にいたと感じる。

 調べてみて解った六体のSTGIのブラック・ナイト化。

 いや、それそのものが不確実な情報だ。

 あくまで人類側の憶測に過ぎない。

 彼らは何時どこから出て何をするか全くわかっていない。

 目的はなに?

 残りの四体は何処?

 そもそもどうしてこの地球圏にブラック・ナイトが集結しているの?

 何もわからない。

 マザーもわからないらしい。

 前回の会議でマザーの証言からすると前代未聞みたい。

 マザーも慌てていると感じた。

 初めて知ったけど、比較的近隣ではSTG20およびSTG21が壊滅していて、そのうち21はブラック・ナイトによるものらしい。20とか21って言っても地球みたいに文明があったんでしょ? 僕は怖くなった。考えると怖くなる。奇跡の上に生きているんだ。

 

「必ず理由はあるよ」

 

 シューニャさんが言っていた。

 彼女は他に何を知っていたんだろう。

 何か言えない風だった。

 一人で抱え込んでいた。

 力になりたい。

 どうしてあんなに強いんだろう。

 何時も笑っていた。

 何事もないように。

 僕も強くなりたい。

 マッスル三兄弟が言うみたいに僕は強くない。

 僕は弱虫だ。

 

「シューニャさん・・・」

 

 駄目だ。

 泣きそうになる。

 会いたい。

 あって、レフトウイングの話をしたい。

 きっと喜んでくれる。

 僕があんなことが出来るなんて考えられなかった。

 シューニャさんのお陰だ。

 信じてくれた。

 見てくれていた。

 

「エイジは隊長の才能があるよ。私よりもね」

 

 駄目だ・・・涙が。

 こらえろ、シューニャさんは笑ってたじゃないか。

 

 自分で頭を小突く。

 袖で涙を拭う。

 

 僕は何度も否定したし、生意気な態度もした。

 酷い言い方もした。

 

「僕にそんな才能はありません」

 

 でもシューニャさんは言った。

 

「自分の才能ってのは自分では案外わからないもんだよ。私はお世辞を言うのも言われるのも嫌いだから。真剣にそう感じたんだけどね」

「勘違いだと思います・・・」

「そっか。私は何の才能も無いけど、人を見る目だけは自信あるよ」

「・・・才能が無いんじゃないですか?」

 

 僕の馬鹿野郎が。

 黙ってろチンカス。

 なんだかミリオタさんの口癖がうつった気がする。

 

(気を取り直して・・・)

 

 国際連盟に参加してわかったのは、如何に今までの本部が僕たちに何も言わなかったか。

 本拠点が如何に本当の意味で国際協力をしてこかなったか。

 本部委員会が日本拠点をないがしろにしていたか。

 私腹を肥やしたか。

 仕事をサボっていたか。

 すべきことをしなかったか。

 僕たちが感じていた以上に僕たちは一方で一目おかれていたか。

 僕たちはわかっているようで何もわかっていなかった。

 

 隕石型宇宙人が、あの大戦以後どの国にも出撃していないことが初めて知った。

 その理由はわかっていないとされている。

 それでも相当の国で勝利したと思われていることに驚いた。

 日本がいかに攻撃を受けていたかを公表すると会議場は静かにざわめいた。

 驚いたのは、僕たちが知っていたアメジスト型宇宙人のことを何も知らなかったことだ。

 シューニャさんは本部に報告していた。

 僕はハッキリと覚えている。

 本部・委員会は隠蔽したんだ!

 彼らが行く先を示していた可能性を開示すると世界の反応は凄いものだった。

 地鳴りのようにどよめいた。

 そして隕石型宇宙人のコロニーに話が及ぶと議会は紛糾。

 僕が言ったことは正しかったんだろうか?

 言うべきじゃなかったのだろうか?

 

 対して、マザーによる抹殺司令の報告の時、世界の反応は冷ややかだった。

 

 真っ先に「そんなはずは無い」と全否定されるし。

 もっとも宇宙人が直ぐに呼び出せる会議だったから事実であることが即刻判明。

 一瞬は大騒ぎになる。

 でも、スタンドアロンであるビーナスの存在そのものがイレギュラーであることが挙げられ、マザーも規約違反を犯しているわけじゃなく、寧ろ規約に準じたことが判明し、寧ろ称賛の声が上がったことに僕は驚いた。馬鹿なんじゃないのか。マザーの意思で人間を殺そうと出来るパートナーって何って思わないのかな?

 結果、今は一時的措置として搭乗員パートナーは凍結されている。

 世界で!

 これは望んだ結末じゃない。

 単に、マザーから権利を奪えばいいだけじゃないか。

 反対する連中は何なんだろう。

 今は各船のコアで眠っている。

 僕のシャドウも。

 

 部隊パートナーは動いている。

 今や、部隊パートナー無しに機能しない部隊も少なくない。

 部隊パートナーはもっと深刻なことになるかもしれない。

 他の重要案件が多くて今は実質放置されているけど。

 

 今回の件でビーナスは除外された。

 

 ビーナスはコア接続を断固拒否。

 あの時のざわめきも思い出すと怖くなる。

 でも、僕も、ミリオタさんも彼女を支持した。

 マザーに何をされるかわかったもんじゃないことは聞いていたから。

 でも世界中の非難は想像以上。

 わかってくれると思ったけど違うようだ。

 自分のパートナーが同じ目にあったらどう思うか。

 自分を外に置いて考えるからああなるんだ。

 でも、ケシャさんの機転がビーナスさんを救った。

 

「だったらデータ拠出を拒否します」

 

 彼女の声は小さかったのに、場内が静まり返った。

 あれは思い出すと痛快。

 ブラック・ナイトに関する僅かなデータだけど、世界はそれほどまでに欲しいんだ。

 大したデータじゃないのに。

 そう言えばマザーにも提出していない。

 エセニュートンさんも「これじゃ何にもわからないけどね」と言っていた。

 なんか知らないけどエセニュートンさんは帰還後やたら僕に話しかけてくるようになった。なんなんだろう?

 僕は最初から全部のデータを出すつもりだったのに、まさかケシャさんが言っていた通りになるなんて。

 僕らからしても、こんなデータは大した意味は無いと思うんだけど。

 彼女は外部には絶対に出さないでねって帰還直後に僕に言った。

 皆で考えた方がいいと思ったけど、エセニュートンさんに聞いたら「外交カードにはなる」と言った。あの人は本当に不思議な人だ。僕からしたらマザーより怖い。

 

 そうだ。

 

 僕は正式にふられた。

 この前、ケシャさんに呼び出されて、言われた。

 何時も遠くでシューニャさんと二人でいる所を見ていた彼女が目に前にいた。

 嬉しかった。

 毎日が忙しくて、僕はその頃になると言ったことすら忘れていたのに彼女は覚えてくれていた。

 

「凄く嬉しいけど、今は何も考えられない。ゴメンナサイ!」

 

 断られたのに嬉しかった。

 覚えてくれていたんだ。

 真剣に考えてくれたことが嬉しかった。

 それだけで幸せだ。

 でも、本音を言えば一方で喪失感もある。

 失恋ってこんな感じなんだ。

 何かがどっと抜け落ちた感じ。

 

「ありがとう」

 

 僕がそう言ったら、彼女は走って帰った。

 ミリオタさんに速攻でバレたのは笑ったなぁ。

 鈍感なのか鋭いのか全くわけがわからない人だ。

「俺と違ってお前はモテる! 断言する!」

 すれ違いざまに言われた。

 他にもチョイチョイ挟んでくる。

 僕が単に疲れたから ため息をついただけなのに、

「あのクソ猫に思いしらせてやれ。お前を振ったことを後悔させてやれ」

 彼があんなに根がいい人だとは思わなかった。

 思うに、口が悪すぎるんだな。それと短気なのが難点かなぁ。

 

 もうすぐ、超長距離索敵隊が現場検証から戻ってくる。

 

 ミリオタさんがソワシワしている。

 僕はお返しに言ってやった。

「ちゃんと告白して、ちゃんと振られて下さい。隊長命令です」

「うるせー! そんなんじゃねーから!」

 顔を真っ赤にして。

 可愛いんだから。

 最初はあれだけ怖かったのが嘘みたいだ。

 シューニャさんがミリオタさんを外さずにずっと重んじてきたことがようやく解る。

 僕は長い間わからなかった。

 部隊の皆もミリオタさんのことは嫌っていたし。

 シューニャさんが彼の居場所を作ったんだ。

 橋渡しをしたんだ。

 だからこそミリオタさんも必死なんだ。

 

 コールサイン。

 

「はい」

 中空にモニターが灯る。

 ミリオタさんだ。

「おい。そろそろ時間だぞ」

「え、もうですか!」

「何言ってんだよ。なんだ・・・また泣いてたのか?」

「泣いてませんよ」

「嘘つけぇ~」

「すぐ準備して向かいます」

「これからか。だと思ったよ。急げ、代表なんだから」

「プレッシャーかけないで下さいよ」

 ミリオタさんが笑っている。

 モニターがきれた。

「さて、準備しないと!」

 

*

 

 この時、僕たちは何も理解していなかったんだ。

 地球人は何も達成していないことを。

 なに一つ勝っていないことを。

 何も解っていないことを。

 そんな中、彼はこの部隊に来た。

 嘗て軍神と呼ばれた超問題児。

 後の僕の悩みの種。

 人類の敵。

 アース。

 

 そして彼らの侵攻が再び始まる。


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