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女神と夫婦になるために  作者: たつ
5章 帝都にて
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第72話! 成人式典前夜

式典に入れなかった。


いやね、式典の流れを寝る時間が無くて、あれ? 最近ヒロインズと話してねえ! と思って入れました。


では、お楽しみ頂けると幸いです。

 式典前日の夜までは、いつもと同じようなサイクルで過ごした……わけではない。


 いつもと違うことといえば、ルキナに頼まれてギルドの手伝いをしたのと、ルシファーの月狐(げっこ)の洋菓子店の最終チェックをやった。


 ギルドの方は、帝都のギルドで行くたびに何故かお下げちゃんに会う事と緊急でワイバーンが人里に降りてきたからそれの駆除をした程度。


 お下げちゃんは数時間前からギルドに入り浸り、俺のタイミングを見計らっているらしい。今度臨時パーティーでも組んであげようかな? 手は出さないぞ!


『帝都を出るまでに手を出すに20金貨』


『流石のマスターも今回は出しませんよ。10金貨』


『私は統計を出したんですけど、これは出しますね。10金貨』


『マスターを信頼するゆえ。出さないに金貨8』


『カズシ様なら、出してくれますよ。このファベログの経験からは逃げられません。金貨20』


 スラリン、ブロンズ、ディル、ハサ、ファベログ。こいつらはなんで毎回俺の事で賭けをしているんだ? そして、毎回手を出すを賭けるスラリン……。


 ワイバーンの方は北にある王国との境目にある、山脈のワイバーンが人間の味を覚えたらしく、降りてきたらしい。


 そう、普段は冒険者でも滅多に近づかない山脈のワイバーンが覚えたのだ。俺のせいですねはい! 前に鳥刑ならぬ、ワイバーン刑にした死体を貪った奴が降りてきたみたい。


 という事で、速攻で行って駆除したけど、


「助けてぐだざり、ありがどうございます! ヒック」


 山脈付近はワイバーンが怖くて、その周囲には魔物があまり居座らない。ワイバーンは人間なんてちっこい生物を基本的には見向きもしない。そういう空白地帯で畜産をしている夫婦の娘をギリで助けた。助けてしまった。アリスといい、茶色い毛の16歳の女の子を助けた。


 助けたお礼にと、自慢の肉料理を食べさせてもらい、助けたお礼にはまだ足りないと泊めてもらった。ちなみにこの夫婦が住んでいるところは、この世界には珍しく高年齢化が進んでいて、若い子がアリスしかいない…………あとはわかるよね? そう、こんなやりとりがあったけど、


「本日はお助け頂きありがとうございます」


「いやそれはいいんだが、若い娘がみだりに肌を晒すもんじゃないよ? スケスケだよ?」


「私達が支払えるのは私の体くら」


「君の体は一つだ。しかも君は可愛いし、綺麗なんだから、くらいなんて言うのはやめた方がいい」


「……はい! 私の体を精一杯楽しんでください!」


 強い冒険者はそれだけ富と名声を持っている。だから、玉の輿を狙う者も多いらしいけど、この子はピンチを救ってくれたから云云カンヌン。手を出さないわけがないよね? 転移の行き来で俺の屋敷と自分の自宅を往復してるよ。


 責任なんて取らなくてもいいって言われたけど、無理っす!


 なんて事を1日半で行い、前夜。


「明日から三日はルクソルーゼの護衛に付きっきりになる。だけど、せっかくの祭りだから皆には楽しんで欲しい」


「はい!」


 シュピッ! と綺麗に手を上げた、


「ミアどうぞ」


「カズシ様が働いているのに、私は遊びたくありません!」


 ミアだけはマジで頭がおかしいほどの俺優先行動だからな。何がそこまで掻き立てるのか。でも、それを禁止したことがある。そうすると手持ち無沙汰で結局泣き出してしまったからな。


「カズシ様に救ってもらった命を無為に過ごしてしまいました」


 とか言ってた。重い! とっても重いが可愛い! くっそ。将来殺されても文句言えねえよな。


「と言ってもな、ルクソルーゼの護衛は俺以外には入れないし……なら、非常時は俺の指示で動いてもらうが、それまでは、この帝都のお祭り出ててくる食を完コピできるようにしといてよ」


 俺は食べ歩きできないし。


「……すみません。お祭りで出てくるであろう料理の大半は、カズシ様がお祭りを回れないであろうと思い、コピー出来るように勉強してしまいました」


 うーむ。うーん。なら、


「一日目はリルヒが連れ出して遊んでやってくれ」


「……わかったわ。この仕事バカと回ることにするわ」


「しかし!」


 何故、仕事が出来ないからって涙目になる。


「一日目夕方から月狐の洋菓子店に行って、最終チェックをしてきてくれ。ある程度甘めにチェックしてくれな? 二日目からはそこの厨房と売り子の監視及び教育……やり過ぎるなよ? マジでやり過ぎるなよ? あと、俺の信仰宗教を建ててるみたいだが、あんま広めるなよ?」


 なんと驚異のスーマで俺へ鞍替えした人が百人越え! なんでも、ルナの教会で俺を見た人が、俺の上から光が差し込んでいたらしい。現人神だ! とか、ルー様のお使者様だ!とかなんとか。


「はい! 精一杯頑張ります!(泣きが入ったり、死なない程度に扱いていいってことですね!)」


 やっぱりこの子はダメそうだな。まあ、やばかったらスラリンが止めてくれるでしょ。皆には分体がくっついてるし。


「あの旦那様。明日の夜は時間空いてますか?」


「ホムラはなんかその時間にやりたいことがあるのか?」


「私の元パーティー金銀狐が集まるのですが、そこで旦那自慢大会があるんです! そこに来て欲しいんです」


 鼻を膨らませて、むふーとかやって今までのろけられた分だけ、いやそれ以上に惚気話をする気だな。こいつ。


「そういう付き合いも大事だよな……夜は騎士がついているけど、冒険者もいるのが暗黙の了解らしいが、スラリンの分体に俺に変身してもらって、数時間くらい抜けても大丈夫だろう」


「やった! ありがとうございます旦那様」


「他はなんかある人いる?」


「「あ(る)(ります)!」」


「ないですね。ギルドが忙しいですし」


 リルヒとフィーネが被って返事をしてきた。ルキナは仕事ね。


「「先いい(よ)(ですよ)?」」


 …………

「「あの(ね)」」


「フィーネから喋ってくれ」


 どんだけ話したいんだよ……最近夜以外であまりかまってあげられてないからな。


「式典が終わった後、式典後祭の初日にエルフの会合があるんです。そこでカズシ様にも来て欲しいなと思いまして……」


「全然いいぞ」


「ありがとうございます!」


 式典後祭というのは、文化祭とかの後夜祭みたいなもの。それが式典の長さだけある。式典が三日あり、その後に式典後祭が三日ある。祭好きの何代か前の皇帝がやり始めたのがきっかけらしい。


「次は私ね。私はやっと吸血鬼の皆に連絡が取れたの! それで私がお嫁さんになった事を祝ってくれるらしくて」


「なら、行かないわけには行かないな。何日だ?」


「式典二日目の夜なんだけど……大丈夫?」


 式典二日目は内外の有名どころが集まるパーティーだよな? うーん。まあ、何とかするか。最悪は二人《,,》になればいいし。


「なんとかする。最悪本体じゃなくてもいいか?」


「出来ればカズシ自身がいいかな? 血の契約っていう伝統的な事をやるかもしれないから」


「わかった。なら、そっちに俺が行く」


「ありがとう! そういうところとっても好き」


 リルヒの笑顔は他の人よりも長い八重歯がキラッ! と見えて可愛いと思うのは俺だけだろうか? 吸血鬼の嫁がいる人なら、わかってくれるはずだ!


「後はもうないよな?」


 皆が頷いて寝ようかという時に連絡が来た。


『あのーカズシさん? 起きていますか?』


 アーサーからだ。


『こんな夜にどんなお誘いですか? 流石にベッドのお誘いはガウェイン『ありませんから』はい……』


『この式典の二日目って、パーティーじゃないですか? その時に円卓の主要メンバーは出席するんです』


 流石大手のパーティーだな。そういう待遇もされたりするのか。俺もパーティー……クランとか作った方がいいの?


『それで? パーティーメンバーに顔合わせをさせたいってこと?』

 

『はい。お願いできますか?』


『他冒険者と交流、しかもお前らの仲間なら全然いいぞ? あ! いきなり腕を切ってきたりしないよね?』


『しません! もう……では、また明日。多分メリアリーゼ姫が色々言ってカズシさんのところに行くと思いますので』


『おう、お休み』


「念話ですか?」


「円卓のメンバーが二日目の内外パーティーの時に挨拶に来たいからってアポを取ってきた」


「カズシの機嫌を損ねたら大変だもんね!」


「なんだと!?」


 あからさまに挑発してきたリルヒにはしっかりとお礼をしないとな、と思ってにじり寄っていたら、㌧㌧というノックが聞こえた。



「……どなたですか?」


「私だ! フラン」


 今度はフランの様だ。開けて入れてやると、


「いやー、なんかギリギリに到着したら、私の宿がねえって言われてな! それでカズシ達がブルースホテルの最上階に泊まってるってガンスが吐いたから、泊まらせてもらいに来た」


 こいつのビキニアーマーはいつ見ても、これぞビキニアーマー女戦士! というような素晴らしい見た目だな。赤い髪に赤いビキニアーマーだし。


 式典ギリギリにきてもあるわけがないだろう。王都警護の依頼を受けているようだけど、宿の用意とか考えてなかったんだな。


「別にいいけどホテルには?」


「カズシの女だって言って来た」


「……」


「なんだよ? 間違ってないだろ? カズシの屋敷に住んでいる女なんだから」


 こいつはイタズラが成功したような顔で笑いやがって、


「なんだ? お前は俺の女なのか? なら抱くぞ?」


「あはははは。本当に面白いな! だけど、割と滑り込みで入ってきたから、疲れてるんだ。カズシにマッサージしてもらって今日は寝るよ」


「おい、俺はマッサージするなんて言ってないぞ?」


「自分の女の身体のメンテナンスくらいしようぜ?」


「いやだからさ」


「熟成させた方が肉は旨いぞ?」


「それは食べる肉な?……わかったよ」


 全裸になったこいつをマッサージした。マッサージの間に寝てしまったので、ベッドの端に追いやろうとしたのだが、抱き枕のように抱きつかれたので、そのまま寝ることにした。皆で楽しむ気だったんだけどな。

お疲れ様でした。


あれ? フランはまだ抱いてないよね? って思いながら書いてた。ノリで書いてるから抱いたかもしれないけど、多分ない。


フランの話もしたい。半竜人という設定が開花してねえからな。


ちなみにまだまだ予定は詰まっていきます。シルフィや孤児院関係、お下げちゃんやルシファーの虜にした女達……カズシの体は物理的に持つのか?!

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