第69話! ラッキースケベ?
明日から二泊三日の旅行だということで、浮かれていたら書くのが遅くなった。
カズシがキモイくらい性格が変わっていますが、今までのあれは暗示のようなものだったので、これがカズシです。
では、お楽しみ頂けると幸いです。
◆想いに答えて分岐の続きです。
なんて二人と握手して、歩きながらスラリンと話して覚悟を決め直したのだが、
「カズシ様! もう少しお話しませんか。あと今の私を説明するために、一緒に居たいのです」
後ろから女騎士キリツを連れて、ルクソルーゼが着いてきてしまった。まあ、わかってたよ? いきなり殺されていた心が復活したのなら、俺が説明しないといけないことは。でも、面倒じゃない? 絶対にルドは面倒くさくなる。
「走らなくていいから、ゆっくり来な」
立ち止まってルーゼにそう言い放つ。隣の騎士を見てみたら、顎が外れてるんじゃないかというくらい、口を大きく開けて驚いている……頬を抓っても夢じゃないですよ?
「はぁはぁはぁ……リーゼみたいにある程度は運動しないとだめですね。少し走っただけですぐに息が切れてしまいます」
「少しずつやっていけばいいですよ。それよりもキリツさんよりも先に出るのはやめた方がいいですよ? もしルクソルーゼ姫にあったら大変ですし……コケたりして顔面強打とか?」
「もう! カズシ様は意地悪ですね。あとルーゼでいいと言ったじゃないですか!」
いやいや、周りに人がいる時にそれは不味いでしょ? 隣の騎士はファ! とか言ってるし。ルーゼもリーゼと一緒でこの愛称は親しい人にしか言われてないのだろうな。
ルーゼと仲良くなれたのも、俺の弱みを打ち明けて、相手の弱みを治したからだから、なんかなー。まあいいんだけどね。テンプレ的な出会いでも。
「……おい! 今ルーゼの元気な声が聞こえなかったか!?」
曲がり角の先がガンスと分かれた場所だったけど、ルーゼを待つために立ち止まっていた。そしたら角の向こうからこの国の皇帝のような声が聞こえて、
「グファ!!」
吹っ飛ばされた。
俺は角のすぐのところにいたから、走ってきたルドメイによって蹴っ飛ばされた。痛くないけど、仕立てのいい服を一応来ているから汚れちゃうじゃん!……魔法でどうとでもなるか。
「ん? すまぬ!……ルーゼ!」
「はい、お父様?」
「おお、おお! 笑っている! ルーゼが笑っているぞおおおお!!!」
ルドメイの問いかけに笑顔で返したのだろう。俺は何をしているかだって?
「あの……貴方が被害者悪くないのはわかっていますが……そのひゃうっ……手を抜いて欲しいのですが」
説明しよう! まず、ルーゼの近衛兵のキリツは金髪灰色目の巨乳で、目は少しだけ釣り上がっていて、お尻も大きい安産形とかいうやつだろう。
気を抜いていた俺が吹っ飛ばされる時に、姫を避けるために、たまたまキリツの方に吹っ飛ばされるように体を向けた。
ハーフプレートといえばいいのかな? 心臓周りを守るためのプレート以外は軽量化されていて、鳩尾らへんから腕を入れれば胸のところまで行くんじゃない? と思うような簡単な青い鎧を着ていたキリツを押し倒すように吹っ飛ばされたのよ。たまたまね。
Toらぶってしまうあれの如く、何故かたまたまキリツの上半身の心臓を守る鎧の下のところから、腕が入ってしまい、何故か胸を揉んでしまったわけなんだよね。たまたまって怖いね。
『なにか事実を歪めている気がするんだけど』
『そんなことはないよ』
『なら、私が説明してあげる』
『心の余裕を持つことにしたカズシはそういえば、姫を助けるとかいうテンプレをした癖に、ラッキースケベはないなーとか考えてました』
『おいやめろ』
『ちょうどルドメイがルーゼの元気な声が聞こえたのか、角の向こうから走ってきたのを確認したカズシは絶妙な位置どりで、ルドメイに吹っ飛ばされれば、キリツの方に飛んでいくところにスタンバイ』
『おい、マジでやめて』
『ルドメイに吹っ飛ばされたけど、少し方向がズレていたので念動魔法で修正して、完璧な角度で腕を伸ばして鎧の下へ』
『ああ、言えばいいさ! だって、金髪巨乳女騎士なんてリアルで初めて見たもん』
『後は、キリツがカズシを受け止めて傷めないように、念動魔法で衝撃を吸収して、そのタイミングで弾むようにして、胸を数回揉む。そして、キリツに言われてさも今気がついたかのように、もう一揉み。あんなに女を囲ってるのにまだ足りないの?』
『女騎士とのラッキーハプニングは別です』
『やだこの人、なんか正確変わりすぎ!』
『心に余裕が出来たから、少しお茶目を出しているだけです』
「カズシ様? あのーあ、あまり揉まないで頂けると」
「ああ、すみません。あまりにも柔らかくていい気持ちになれたので、浸ってしまいました。すんませんでした」
全力のスマイルをしてから、頭を下げて謝る。
「い、いえ。事故ですし問題ないですよ? セキニンハトッテモラエルカナ」
…………この世界では、普通の人が20真ん中行ったら行き遅れ。冒険者とかは30までいったらアウト。キリツは30近いんじゃないかな? なんか聞こえた気がする。出会った当初の余裕のないホムラ的なにかを感じた。
「……え、何か言いました?」
「いえいえ、何も無いですよ?」
難聴系主人公って本当に聞こえてないのかね? 俺は聞こえる。聞こえたけど、スルー……しない!
「責任を取ってもいいなら取りますよ? まあ、私はお嫁さんが何人かいますが」
てか、なんでこの人は結婚できてないんだ? 多分いい人だけど結婚はちょっととか、いい上司なんだけどそれはないっすね! とかそんな人なのだろうか。
「……え!? 本当に!?」
「ルーゼのところに行きましょう」
「本当に!?」
放置! マジでやばいからな。めっちゃ目が必死なんだけど。
「カズシ様! お父様に軽く説明しましたので、カズシ様からも説明してもらってもいいですか?」
ルドメイも興奮が冷めたようで、ルーゼの説明を聞いていたようだ。
「……カズシ?」
「初めまして、私はSランク冒険者のカズシ……もしくはフウと申します」
最後はルドメイにだけ聞こえるように言った。その瞬間一瞬だけ目が鋭くなったけど、
「そうかそうか! 君がルーゼを治してくれたんだな!」
「ええ、後二十年もすれば自然治癒出来そうでしたけど、治させていただきました」
「ガンス! このカズシという少年も連れて俺の部屋に戻ろう! 」
「お前は自分の城だから走っても問題ないだろうが、俺は走れないんだから置いてくなよ」
角の向こうからガンスが到着した。
「……カズシはまたなんかしたのか?」
「ルーゼの心の病を治しただけ」
だけを強く言ってみたら、ガンスは頭を抑えて呻き出した。よくやるよねそれ。
「ということだ! さっきお前と話していた部屋に行くぞ」
お疲れ様でした。
あとがき書いている時に 読み直してねえ! と思ったけど、とりあえず投稿する。
毎日投稿でラストまで行けるといいな。
次回作は完璧に流れを決めてから書くことを誓っている。
次回は式典に行けるのかな? 王様の話は長そう




