第65話! 調教とチーズケーキ
今回は話が雑だと思う。体調があまり良くないので話がいつも以上にまとまらなかった。でも、毎日投稿は切りたくないから投稿。
体調が戻り次第直していきたいと思っている。
カズシって怖くね?
では、お楽しみ頂けると幸いです。
最高にテンションが上がっていたのに、脅しで下げられた者達に『これが成功すればとっても冷たくて口の中で溶ける最高のお菓子も売る予定だけど、食べたいよな? 』なんてことを言って再燃させた。
その後に転移で各員にもう少し配り、家族へのお土産も用意してやり、解散になった。幹部はまだいるけどね。
「アルベルは俺が渡した材料の調達ね。あまり集まらなくても俺個人が足りない分を売るから」
アルベルには構成員に練習させるための材料を大量に仕入れてもらう。キッチンはルシファーの屋敷に地下室をさらに設けて、俺が作ればいいからすぐに終わる。
「わかりました。台所をカズシが自ら一時間で製作するので問題ないという言葉がおかしいですが、了解しました」
「おい、俺はなんかやることあるか?」
「チーズケーキの制作訓練といつでも強い人と組手ができる、うちの屋敷で修行でもするか? まあ、滞在してもいいがチーズケーキを習得してもらわないと困るが」
そうすると、まるで子供のように顔を緩ませ笑顔になり、首を必死に縦に振った。そんなに嬉しいのか。
「とりあえずふたりはすぐに動いてくれ。解散」
「あ! 女性陣は解散待ってね!」
ネイムの一言で男ふたりが出ていった。
「ネイム? なんか用?」
「国への報告書作成があるので行きたいのですが」
ミラは全く隠す気がなくなったのね。バレたからいいのか。
「えっとね。カズシ様に皆も調教をしてもらおうと思ってるの!!」
「は?」
「え?」
「……?」
ネイムが前に言ってた、みんなにも調教をやって欲しいというのをこのタイミングで言い出した。いつでもいいけどね。
「ちょ、調教? え? ネイムどうしたの?」
ラーラがネイムを揺するけど、今のネイムは正気だから。
「ネイム? 今やるの?」
「カズシ様はこの前の時間があまり進まない、黒い空間の魔法は出来ますか? ミラもやる事があるので」
えぐいことを言っているのに、笑顔でそんなことを言ってきている。時間をかけてじっくりやれって言っているようなもんだよね。少しやりすぎたかな? このくらいなら人間だし問題ないか。
「空間魔法【亜空間】【空縛】【装備転移】闇回復複合魔法【激痛針】【快楽針】」
ラーラ以外も何かを言おうとしていたが、俺にも時間があまりないから、ぱっぱと調教をすることにした。
亜空間でルシファーの襲ってきた奴らとは別の空間に落として、空縛で空中に縛る。空中に縛ったら装備、服装や隠している武器を全て転移して畳み置いて、激痛針と快楽針を空中に沢山作った。
今回は二つの針は若干見た目の違いがある。激痛針は赤い朧気な光を放っている。快楽針は青。
空中に全身を縛っているせいで、口が動かせないようなので口周りだけ動かせるようにした。
「やべ、闇魔法【闇】」
舌を噛み切られたら面倒だから、歯も保護しましょうね。
「なんですか!? カズシさん! 国から言われてたことと違うじゃないでひあああああああああああいやあああああ」
てか、俺は国へは女として行ったのに男の俺が来ても何も言わなかったよな。そういう奴が来るとだけ言われたのかな? フウと憑依状態の私を見破る手段はなかったからな。
ミラが口答えをしたので、激痛針を足先に刺した。
「お前らの先輩……どんな先輩だ? ネイムは」
「私はカズシ様の物です」
何を当たり前のことを言っているんだ? というような顔で当然のように言ってのけた。俺はそんなことをしたっけな? 別にいいか。便利な物が増えるなら。
「お前らの先輩な物であるネイムが、お前らも俺の物にして欲しいという要請があったのですることにしました。あと、一本程度で漏らさないでくれる? ミラさん?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」
一本刺しただけなんだけどな。ミラは事務関係では有能らしいが、痛み耐性は弱いらしい。俺は何本刺してもなんとも思わん。
「いいな。カズシ様? しっかり謝れたミラちゃんに」
「わかってる。御褒美をあげればいいんだろう?」
三人がネイムみたいになるまで続けた。俺の意思とネイムの意思だよ? 俺だけじゃないよ?
そんなことがあった後の数日はいつものごとく、皆とイチャイチャしたり、ルシファー三人娘+ミラと針遊びをしたり……一番状況が動いたのは、月の狐ケーキ店の一号店が式典の途中に開店できることになった。
いやいや、流石に速すぎるだろ! と思うだろう? 俺も思ってる。 月の狐は俺が月でホムラが狐だからだってさ。
調教の後、ルシファーの私物化が出来たこととケーキ店を開くことをガンスに言った。そしたら、前からケーキ店を出す出す言っていたのが効いていたようで、ガンスはスーマと商都と帝都のいい感じの土地を抑えていた。どんだけチーズケーキが食べたいんだよ。
土地があれば建物なんて魔法で作れる。だけど、料理人がいないじゃないか? 俺もそう思った。でも、調達ができた。
ルシファーは情報を集めるためにありとあらゆる所に人を送っている。その過程で料理スキルを取っている人も沢山いた。その中でもパティシエみたいなことをやってみたかった人が数人いて、その人達は数日でいい感じまで行けた。
料理の質は今後しっかり上げればいいかな? って思ったんだが、チーズケーキ馬鹿第二号がやってくれた。ファベログに教えた、チーズケーキについての全てを寝ずの二日で完全に理解して覚え、チーズケーキだけならファベログと俺並に作れるようになった。
この世界の人間はやる気があれば何でもできるようになるよな。才能とかはあるけど。ミアとかその典型だし。
そんなこんなで式典二日目に開店することになった。開店記念に半額とかやるけど、練度不足だから特訓とか固定層確保とかそんなんの為にやる。正直わからん。ディルにそこら辺を勉強させるか。
式典は初日にパレード。二日目に別の国とかのお偉いさんと貴族位の高い貴族がパーティー。三日目がこの国の貴族全員が集まるパーティーらしい。
今日は式典二日前で城に来ている。ルクソルーゼ姫に顔合わせをするらしい。ガンスはルドメイ皇帝に顔合わせというか、お話をしに来た。
俺は城に入り、ガンスと分かれて騎士に先導されて、ルクソルーゼ姫がいるところに向かっている。
このような若者に姫様の護衛をさせるのですか? というよりもこの方はSランクなのですか? なんてことも聞かれたり、それらしきことを囁かれたりしているが無視。下手にプライドを刺激にて剣を抜かれたら殺しちゃうし。
着いたのは書庫のようだ。中には姫様と姫様の近衛が一人ついているから、中に入って挨拶をしてこいと投げやりな言葉とともに
、騎士は俺を部屋に入れてドアの前で待機するようだ。
Sランクは無条件に信用されるものとはいえ、騎士が1人しかついてないのに向かわせるとかおかしいだろ。俺が反政府組織の人間とかだったらどうするんだよ……ルシファーのトップだから、今の周りの認識的にはそうなるよな。
マップで確認すると確かに書庫の奥に2つの人の反応がある。近づいて見てみると、
小さい体に綺麗な水色の髪を肩くらいで切りそろえ、本を読んでいる少女と金髪のわりかし体格のいい女騎士がいた。
お疲れ様でした。
なんかダイジェストな感じだけど、番外編として入れたりしたいな。調教シーンはカットでいいよね? ネイムの時よりもひどい程度なだけだし。
カズシを書いていると作者の人間性が下がる気がする。
次回、心無姫




