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女神と夫婦になるために  作者: たつ
4章 暗躍せし勇者
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第55話! 運命

カズシは頭がおかしく、思ったらやってしまうやばい子というわけではありません。


未来の嫁の首を絞めていますが、殺す気ならポキッとできるので、まあDVみたいなもんになってしまったが。


あと今日はあまりやる気が出ない。はながぐじゅぐじゅなんだ。見直しは明日やる。


では、お楽しみ頂けると幸いです。

「ルナ、てめえふざけんなよ!」


 俺は神界に入ってすぐ、ルナの首を絞めた。


「ちょ! カズシ何をやっているんですか!?」


 アルミエがありえないものを見る目で見てきて、腕を下させようとするが、俺の腕は降りない。


「カズ……な、んで……」


 俺はどうしても我慢出来ないことがある。


「俺の周りに魔物が集中する事も、嫌だけど貴族関係の問題を押し付けるのも、ルナの宗教の揉め事の処理をやらされるのもいい。だけどな」


「だ、け……ど?」


「人との巡り合わせ。問題を解決する過程での出会いのことじゃないぞ? 俺がリルヒと出会ったのも、フィーネと出会ったのも、フランと出会ったのも、ラカラナと出会ったのも、スラリンと出会ったのも、リーゼと出会ったのも……全て、全てその人のピンチに俺が現れたんだ」


「それはたまたまタイミングが良かっただけではないのですか」


 アルミエが言っていることは基本的には正しい。


「お前が言っていることは正しいよ。一般的にはな。でもな、ルナくらいの神になると、人間の運命と呼ばれている、人との巡り合わせ、その人に起こる災厄、幸福などをある程度操作できるんだよ」


 今回のリーゼとの出会いで、絶対におかしいことに気がつき、勇者時代には俺が助けた人が何故か不幸になるということがあからさまに多かった。それに気がついたら、神はそういうのも操作出来るのか? と疑問が出てきて、それはYESだという事が知識としてわかった。 神の力を有しているからな。


 多分俺が神の力を活用し始めたから、神としての常識とかがわかるようになってきたのだろう。気持ちが悪いが。で、それを操作できて、俺のハーレム増加を願っているのはルナだけだ。アルミエは今すぐ殺せるくらいの雑魚だしな。


「どんな問題だってな、頼まれれば俺が背負ってやる。でも、俺の人生、人としての生に勝手に手を加えるな!」


 そういうと真っ青な顔になっているルナから一言。


「やって……な、い……」


 ………………ん? やってない? やってない…………やってない!?


 反射的に腕を離し、ルナを抱きすくめる。


「待て、もう一度聞くぞ。いや、まずルナなら人との巡り合わせ、いわゆる運命を操作できるか? あと回復魔法!!」


 うっ血している握った場所を回復。


「ケホケホ……えっどね。できるよ。ある程度なら操作できる」


「次の質問だ……俺の運命を操作した?」


「してないよ……いや、しようとはした」


 あああああああ。やっちまった。やっちまった。やっちまった!!! 完全に思い込みでルナの首を絞めるとかいう、酷いことをしてしまった。カッとなってやったわけでもなく、冷静な状態だったのに……これじゃあただのDV男じゃねえかよ。


 夫婦になる前にDVとかマジやべえって。そんな奴とは絶対に結婚しないな。俺ならしない……まじかよ……おい、まじかよ。


 ゆっくり全ての動作に力を入れながら、膝を折り、頭を地面につけ、


「すみませんでした。本当に、思い込みで首なんて絞めてすみませんでした」


 何度も何度も謝った。いいと言われても謝り続けたが、「それくらいでやめないと自己満足な謝罪になるよ?」と言われたのでやめた。


「……えっとだな。さっき操作をしようとしたとか言ってなかったか?」


 いつもの机と椅子がある部屋にきて、座り聞きたいことを聞く。


「出来るだけ幸福になるように、私が操作できるギリギリまでやろうとしたんだけど、出来なかったの。なんて言うのかな? 貴女はこの個体の編集権限がありません。的な感じだったんだよね」


 ルナ以上の権限?


『最高神のじじい。俺の運命とやらを操作したことあるか?』


『お前な、なんで有給とっている時に連絡してくるの? まあ、いいけど。お前を私がいじれる訳がなかろうが。マールの権能を奪いさり、神をワンパンする様なやつをいじれると思うか?』


『ありがと。じゃ』


「最高神も弄ってなかったし、マールが俺を直接弄ることはしなかったはずだから、意味がわからん」


「ちょっと待ってください」


 アルミエが異議を申し立ててきた。


「なんで最恐悪神であるマールが弄ってないと決めつけているんですか?」


 ああ、確かにふつうならあいつだと思うよな。あいつって最恐悪神っていうんだな。


「アルミエってゲームしたことある? レベル上げて魔王倒すやつとか」


 唐突に意味がわからないであろうことを聞いたので、ハテナ顔になっている。


「ルナ様に付き合って、耐久レースをする程度には」


「ならわかるかな? ゲームが難しいからって勇者の内部データを弄ってワンパン出来るようにしたり、逆に敵のHPを1にしたりってしたらどう?」


「つまらないですね。そんなのゲームではありません」


「まあ、改造もゲームのひとつだからいいんだけど。そういうことだよ」


「はい?」


「マールは異世界転移者を使ってゲームをしてたんだよ。難易度オメガハードの鬼畜ゲーム。ラスボスは自分で勇者は俺達。あいつは暇だからこそ、そういうことをしていたんだ。だから、そんなルール違反はしていないだろう」


 暇つぶしを行っているのに、それを暇にする様な手の加え方はしない。確信を持って言える。


「なんとなくわかりました」


 アルミエに説明していたら、次はルナがブーブー言い出した。


「私にも構って欲しいんだけど。あー首が痛いなーすごくいたいなー」


 めっちゃ棒読みで言ってきた。いや、悪かったからその煽りはやめてくれ。俺にだいぶ効くから。


「膝枕でもしてや「わーい」……まあいいけどね」


「でも、それだと本当に謎ですね。最高神様でもなく、マールでもない。あと二柱は詳細がわかりませんが」


 あとは男神の神と女神の神だっけか?


「そういえば、カズシってマールだと思ってたけど、違うのね」


 膝枕されている状態で煎餅をバリボリ食って、頭を撫でさせる神ルナ。てか、どういう意味?


「訳が分からん。簡単に言ってくれ」


「私はやっとカズシと日本で一緒にいた時の記憶を全部思い出したのよ。それと、私はマールに会ったことがあるのよ。で、日本で出会った時のカズシは元々神みたいな雰囲気を醸し出してたから、面白そうで近づいたんだけど」


 おい、お前が近づいた時って俺は世界に絶望してた時だぞ? それでお前に救われたのに、近づいてきた理由が面白そうって。神だから致し方ないのかな。


「それで、思い出した当初はあの時の神気はマールの力由来だと思ってたんだけど、実際は全然違ったのよね。カズシがマールが干渉していないって言ったから気がついたんだけど、もっと柔らかくて、すべてを包み込むような包容感のある雰囲気だったのよね」


「お前はこう言いたいのか? 俺はマールを殺し損ねて日本に帰ったすぐに、神からの干渉を受けてなんかをされたか、勇者召喚という駒作成の前から、神との親交があったとでも?」


 マールの前なんて、ただの普通の学生だったはずだし、その状態で何かをしてもらうには、親しくなければやってもらえん。


「後者だと思うのよね。普通の人間が強奪使ったら死ぬし」


 今明かされた衝撃の真実。俺が神からの何かしらの影響を受けてなければ、死んでいた。


「魂の許容量?」


「そう、体に対する魂の入る容量が人間は少ないからね。でも、勇者時代にありとあらゆる生物を殺してるとか、流石に手を加えていない人間が行えることじゃないと思うの。神の加護があるか、神の体の一部か、現人神か、神本人くらいだと思うし」


「以前は神だったわけでもなく、現人神というわけでもない。あと二つも心当たりない。スラリンは心当たりある? 俺の記憶の全部を覗いたんだろ?」


 俺以上に俺のことを理解しているスラリンに聞いてみたが、


『…………………………留守番電話サービスに接続します。ピーという』


「知らないのね。今わかることはなんとなく知れたからいいや。別の話をしよう。帝都の金髪ボインの神官ちゃんとの出会いもお前は弄ってないのね? なんか企んでるみたいだけど」


 俺は回復職をどうにかしないととか、ルナに前回愚痴ったきがする。だから、それ関係なのかな? と思っている。


「フゥーヒュー」


 口笛ヘタクソだなおい。


「それは怒ってねえからもういいって」


「あの子はいい子だからカズシのパーティーにどうかな?と思って顔合わせを一応させたの」


「回復職は欲しいけど、もうすぐ戻ってくるから別にいい」


「え? 戻ってくる?…………もしかして人体錬成の方法は思いついたの? 昔の女を復活させるの?」


 昔の女って言うのはレミアとアルテシアのことね。


「いや、人間としては復活させることは出来ない。亜人を新しく創造してそこに魂をはめ込む、それに回復魔法をかけて何とかするつもり」


 アルミエが顔を引き攣らせて、ルナが頭を抱えている。何故だ。


「それってブロンズの様な特殊なゴブリンを作るわけでもないよね?」


「ああ、新種だ」


「ダメ」


「は?」


「神になってからやってください。流石にそれは看過できない」


「それは神の間で決まってる決め事なの?」


「ええ、それを破るとカズシを罰しないといけないから」


『なあ、ジジィ』


『だから、今俺はスポーツでいい汗かいてるのよ。邪魔すんなって』


『お前ってマールを倒した後の話は嘘をついてないよな?』


『マールの倒した後? ああ、倒し損ねたのに倒したみたいな感じ会話をした時のやつか。当たり前だ。俺は最高神なんだぜ?』


『俺って人間としては蘇生は出来ないけど、新種としてならレミアとアルテシアを復活できるのよね。まだ人間だけど』


『お、おいまさか』


 声が震えているぞ最高神。


『たしかこうだったよな? 俺は蘇生をしない。できるのはお前だけ。魔法のない世界でその頂まで到達できるか? って言ったよな? 魔法がある世界だけど、到達したぜ? お前は俺に自分でやれるならやっていいって言ったよな?』


『…………………………うーん。…………はぁー、しょうがねえな。最高位の神達に根回ししとくから、やっていいぞ。やるとしてもアルテシアとレミアだけだぞ』


『わかった』


「最高神に許可もらった」


 アルミエとルナはアホみたいな顔で、声も出さないで驚いていた。



お疲れ様でした。


ルナは現時点では高位の中でも上位の神です。アルミエは中位の下位くらい。昔のマールは最上位の上位。今のカズシは上位の下位くらいなら、サックリやれます。


早く式典編と死の王編の話に入りたい。誰だよ! プロットにはなかったルシファー統一してスイーツにしようとしているやつは! ホワイトデーのお返しを作っていた時の俺です。


次回、マジで何も決まってない。ルシファーを潰そうかな?

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