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女神と夫婦になるために  作者: たつ
4章 暗躍せし勇者
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第49話! 悪巧みと帝都到着

最近心が荒んでいるから、カズシ君が荒れているわけではありません。


ホムラと話すから読みなおしをしたけど、話の落差がひどい。あえてやったけど、頭逝ってるなこのキャラ。


もうそろそろシンイチも話を進めないとな


では、お楽しみ?いただけたら幸いです。

 俺は今ネイムがいた部屋に戻ってきている。そこで椅子に座って、持ってきてもらったメンバーリストを見ている。


「カズシ様、ここに書いたのが幹部及び頭首、副頭首の情報です。こちらがサタンとシャイタンの各施設のスパイ一覧ですね」


 闇って名乗ったけど、カズシという名を教えてあげた。あと各幹部の情報を許可なく別の人に教えた場合、激痛が走り、それでもやめなければ死ぬという契約がかかっていた。だから、俺は


「回復魔法、これでお前は契約魔法書を使った前の状態になったけど、経験や記憶の衰退はない」


 俺の回復魔法のおかしいところ、まず回復魔法であって、回復魔法ではない。どう考えても復元魔法とか言った方がいい力を発揮している。今思えば俺の回復魔法は魂を基礎にアルテシアとレミアを復活、復元したいとか思ってたんだろうな。


 発想が狂人だな。あと拷問とかしたけど、全く心が痛まない。だけど、今のネイムは俺の忠実な下僕であり、猫であり、ペットであるから、今はあんなひどいことしない。だって味方だもん。コタツ作ろう。


 後、スーマギルドに一人だけスパイがいるじゃねえか。シャイタンか。こいつは洗脳なんなりして、所属してなかったことにでもするか。


「幹部は8人か……なんで男女半々なんだ? どちらかというとここら辺って男尊女卑だろ?」


 王族は実力がある奴がなるらしいが、貴族は基本的に長男がなるものとされていて、女は政治の道具扱いされている。だから、貴族と繋がっているこの組織は、その煽りを受けていると思ったのだがな。


「結成した人が女だったのと、こういう組織だから男が女を暴力で従えようとするから、それを防ぐためにとりあえず権力を持つ奴は半々にして、対処しようってことになったはずです。まあ、犯されてたり、玩具にされている奴は探せばいますけどね」


「女で屑、男でお前がいらないと思う奴、この男は使えるって奴はいる?」


「頭首は屑ですね。男は2人は使えて、あと二人は糞ですね。女は一人だけガバガバな下品で屑がいます」


「なら、その4人は処分する。副頭首は問題ないのか?」


「その副頭首は多分国が潜入させた女だと思うので」


 は? なんでそんな奴がトップ2なんてやってんだよ。


「契約でガチガチに固めているのとその女が犯罪的な事以外なら、しっかり手腕を発揮してくれるので、別にいいんじゃない? となりました。ちなみにこれを知っているのは屑じゃない女2人と私ですね」


「そういえば、お前は屑か?」


 本気の殺気を放ちながら、聞いてみた。俺の殺気を浴びると漏らすっていう効果でもあるのかね。【浄化】。


「あ、ありがとうございます」


「で?」


「私は殺人と奴隷刈り以外ののことはやりましたね。盗みもしたし、麻薬も売りました」


 なんで殺人と奴隷刈りはやらなかったんだろう? 聞いてみるか、


『少しは自重しろ。ネイムは元々奴隷刈りにあった被害者』


 あーなる。そういうことね。


「ふむ、なんで殺人をしなかったんだ?」


「人を、襲ってきた人以外を殺すのは、人としての最後の壁を壊してしまいそうだったのと、ビビってたんだと思います」


 なるほどね。そんな事も思ったことある気がするけど、覚えてねえな。人殺しは悪いことって風評があるから、極力やらないだけだしな。ルナにも止められてるし。


「ルシファーは犯罪になる業務以外に何をやっているんだ?」


「情報売買や地図の販売、後は護衛や壁の内側への誘導とかですね」


 やっぱり精密な地図って国が管理してたりするんだろうな。とマップを見ながら考えてみたり。


「壁の内側って街の壁をなんとかして通すってことだよな?」


「はい、その行為はステータスカードには出ない行為なので」


「なるほどね。とりあえず屑を殺す。お前ネイム、副頭首のミラ幹部のラーラとニーアら女と幹部のアルベルとフォルフら男は生かして、犯罪外の行為を行う組織にするか」


「あのー。幹部達が方針を変えても、下の方々は暴れたり聞かなかったりしますよ?」


 まあ、そういうことをやりたい奴が所属することもあるからな。


「帝都にいるルシファー構成員は全体からして何割くらいいる?」


「6割くらいですね。後はほかの公都3つ1割ずつですね。基本的には」


 基本的に帝都の裏組織だからなのかな? もっと分散してると思ったのだが、ほかの都市は都市で特有の奴らがいるのかね、地元ヤクザ見たいヤツ。


「ならその6割は洗脳する。後のメンバーはリストを貰えば俺の仲間が洗脳をする。あっ、大丈夫。犯罪的な仕事をやりたいとかそんな思いを消すだけだから」


『また私か』


『頼む』


『しょうがない子ね』


「あと、方向転換してもサタンとシャイタンがきっと攻めてきます」


「サタンとシャイタンには俺自身が警告しておくから大丈夫」


「わかりました。後、残す女幹部2人にも私と同じような調教を行ってもらえないでしょうか?」


 仲が悪いのかな? あれは痛いのと気持ちがいいのと気持ちが悪いことをやるだけだから、普通はそんな事言わないと思うんだが。


「なんだ? 嫌いなのか?」


「いえ、とても仲がいいですよ?」


「ならば何故だ? あれは気持ちが悪いし、痛いだろう」


「はい! でもそれ以上にカズシ様という存在に、今までに感じたことのないものを深いところに、刻んでもらえたような気がするんです。こんな素晴らしいことはララちゃんにもニアちゃんにも味わって欲しいのです」


 上目遣いで興奮した眼差しで俺を見てきている。あれ? こんなはずではなかったんだがな。俺に少しだけ依存させるようにしただけなんだが。


『カズシ基準のメンタルでの少しの依存』


 解せぬ。後、魂に俺への潜在的従属を撃ち込んだから、こんなに従順なのかな? やりすぎたのかな? まあ、幸せそうだしいいか。


「わかったわかった。やってやるから落ち着け」


 猫耳をくしゃくしゃ撫でてやるとにゃあにゃあ言って可愛い。だが、手は出してないぞ! 俺は手を出してないぞ!


『(まだ)手は出してないぞ! 俺は(今後は手を出すけど今は)手を出してないぞ!』


 スラリンの復唱になんか変に意味合いが追加されていた気がする。


「じゃあ、まずこの街にいる構成員30人を洗脳してからいくから」


「この街の子達は大丈夫ですよ?」


「え? なんで?」


「私の信者ですから……あ! この子達にも出来たらやってあげてください。愛に飢えている子達が多いので」


 収集がつかなくなる気がする。


「それはまた今度な。なら、俺は馬車に戻るわ。俺がこの街を今日出たことは知ってるだろう?」


「カズシ様というよりも、自分が儲かりたいから孤児院を燃やして、私達が定めている額の利子の2倍請求した馬鹿がいたので、そいつに事情を聞いてたんです。聞いてその孤児院の場所を見てみたら、もぬけの殻でSランク冒険者が買い取った土地に、孤児院が出来たと聞き調べたら、今日その冒険者が帝都へ向かうと分かりました」


 お! その犯人はわかっているのか。


「その犯人は分かっているの?」


「ガメス、男、屑男の部下のひとり、私達がこの街を任されたのに、気分を害してこのような行動を侵したようです。この男はのちのち処刑されると思います。利子を多めにとって自分の懐なんて、この業界でやったら即死ものですね」


「そいつ貰ってもいい?」


「え? カズシ様って男も」


 この世界は男向けの男娼もあるからな。わりとそういう趣味もいるみたい。


武器屋のオカマなクリスちゃんはオカマだけど、美人さんのお嫁がいる。しかも、妻の前ではオカマが治る。意味がわからん。


「ちげえよ? 俺が殺す」


「分かりました。この建物の地下にひとりだけいるので、持っていってください!」


 転移も教えた。俺は猫が好きだから、気まぐれに触りに来るために(愛でる意味合いしかない)教えた。


「……こいつか」


【転移】で引き寄せて、地下から持ってきた。腕を鎖でぐるぐるしかされてなかったので、何かを叫ぼうとしたので、


「闇魔法【闇】」


 拘束便利魔法【闇】を使って口を塞いで、足を闇で覆った。


「じゃ! また何日か後に!」


 と言って転移してきたのは、この国の北にある王国とこの帝国の間に聳え立つ山々、龍山脈的な名前の山のうちの一つにきた。


『スラリン、こいつが犯人か精神を喰って確認して』


『こういう奴の食べるの不味いからやだ』


『俺のも喰っていいから』


『ほんと! わかった』


 精神魔法【記憶喰い】という魔法をスラリンは編み出した。相手の自分の指定した記憶を食べて、一時的にその記憶を奪う魔法。数時間で元に戻るけどね。これにも味があるらしい。俺は使えないし、俺には許可をしないと聞かない。


『こいつはクロで、単独犯』


「回復魔法……やあ、孤児院放火魔君。君には喋る権利も、行動する権利も、生きる権利もない。ただ、君は1日程常に回復し続ける体で魔物に貪られては、そこが回復して、貪られてを繰り返す為に今いるんだ」


 回復魔法は記憶の復元と常時欠損回復を発動した。魔力がごっそり持ってかれたけど、問題ない。すぐに回復するんだもの!


この場所には残忍な殺し方をするワイバーン共がいる。四肢を食って泣き叫ぶ相手をいたぶりながら殺すという、食事方法をとるワイバーンが生息している。ほらきた


「ギャアアアアアアア」


「きたよ! それじゃあ、さようなら」


 ワイバーンが男に噛み付こうとしたところで【転移】してバスに戻ってきた。


「【浄化】。これでスーマは安全だな。この後が面倒くせえ」


 移動中は人生ゲーム(自作)をやったり、ツイスターゲームをやったり、色々やって1週間が経過した。


「もうすぐ帝都だから、このバスは仕舞うから出てくれ」


「良かった、このまま入るようなことはしないのだな」


俺だってそのくらいの行動はできますよ。いつもはそういう気を回さないだけ。


「また騒動になるし、騒動になったら唯でさえ忙しい、ギルド長に迷惑がかかりますからね」


「そう思ってくれているなら、自重「しません」だよな」


 みんなでバスを出て、バスを仕舞って、少し歩いて帝都の職員用入口に来た。ここでガンスが王族の依頼で来たことを証明して、帝都に入場した。


お疲れ様でした。


慈悲はない。


子供の人間や獣人の子達がいるのに、火を放ったからね! 殺されて当然だね!


せっかく帝都にみんなで来たんだか、デート的な話を書いた方がいいのだろうか? 書くべきだよな。おとなしいキャラを前に出すのが大変


あと三女の性格がやっと決定した。


次回、デート?かも

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