第42話! 内部事情
すみません3400字くらいしか書けませんでした。
フィールが全然高まらなかった。どうしても今日中に読み終えたいものがあったから、気を取られたんだと思います。見直しも明日以降になると思います。気がついて指摘してくれる方がいらっしゃいましたら、お願いします。
あとあらすじで主人公サイドではネトラレはないと書きましたが、勇者時代のレミアは天使に犯されてますよね? という質問が来ました。自分の中でのネトラレは他の男性に好きな異性を肉体関係でもって、精神的に奪われてしまうことだと思っていました。ですけど、接触時点でネトラレというとの事だったので、粗筋は本編時間軸でのネトラレはないと変えさせていただきました。
では、お楽しみいただけると幸いです。
「俺はSランクでもないのに王族の警護依頼なんてくるのか?」
ガウェイン達はSランクで英雄だから依頼が来るのもわかるが、俺はまだSになってないからな。
「あー、お前はSランクに昇格してるぞ。ホムラ君が来た時点で、後は公式に実力を示せばいいだけだったんだ。ホムラ君との決闘が試験代わりになり、普段の素行なども問題ないから上がった。お前は依頼数が少ないが、お前の奴隷のミア君や同じパーティーのリルヒ君やフィーネ君が回数稼ぎをしてくれていたんだ」
この世界の冒険者ランクは実力が全てなんだな。お飾りAランクとかいるけど。てか、念話した時に伝えればよかったのに。あとあいつらはそういうことを言うでもなく、誇るでもなく当たり前のようになってくれるな。本当に有難い。
「後でギルドカード渡すわ」
「おう。それでこの依頼はほぼ強制なんだ」
「は? お前らは俺の機嫌を悪くしないためにそういうのは控えてたんじゃないのか?」
「確かにそうだ。でもな、今回の成人式典は少しきな臭いんだ」
「続けてくれ」
言わなくても俺は世間知らず扱いを受けているので、いろいろ情報を渡してくれるだろう。
「この国の継承順位は男だとか、生まれ順で決まる訳では無い」
「実績によって変わるのか」
「ああ、具体的にいうとその派閥の実績だな」
「それだと王になったとしても傀儡にならないか?」
そういうのは周りの力が強すぎて制御できないと思うのだが。
「なる可能性もあるし、ならない可能性もある。支援した奴らが大臣とかになるからな。そういう意味ではどう足掻いても傀儡だとも言える」
要するに傀儡になりたくないなら、力をもてってことなのか?
「まあ、いいや。続けてくれ」
「今回の式典でブルース王家の次女である、ルクソルーゼ様の冒険者の護衛をSランクの新入りにしてくれと指名が来たんだ。普通なら古参の礼儀なども知っている奴らがやるんだがな」
「そんなのあからさまに襲撃しますよ? って言っているようなもんだろ。そんな指名した奴は誰なんだ?」
「多分だが、継承権第一位の次男ルーク様の派閥だな。ちなみに次女は二位だ」
多分とかつけてるけどこれが事実なんだろうな。このおっさんが曖昧な情報を渡してくるとも思えん。
「あからさまだな」
「まあ、しょうがないんだ。王家の決まりとして自らの子が成人になった次の年に継承者を決めないといけないんだ」
てことは、最初に生まれた子が有利すぎないか? いくら一夫多妻制だからって、同じタイミングで王家入りするわけじゃないのに。そうするとスタートダッシュの差がついちゃうよな。
「それだと後から生まれた子達が不利すぎないか?」
「不利だな。継承者争いを早く終わらせるためにこのルールを設けたという説が濃厚だから、色々あったのだろう。この王家の定めている言葉の一つに、運も実力というえげつない言葉があるからな」
運も実力の内か。おれは何も言えねえな。運が悪すぎるのか良すぎるのか分からねえし。
「選ばれなかった王族はどうなるんだ?」
「王の下の地位につく。王にならなかった継承者で集められて、バックアップする地位に付けるはずだ」
「それはやっぱり王よりも明確に下なのか」
聞くまでもなく、下でなく同列とかだったら継承で揉めないよな。矢面に立たないで権力だけもらった方が楽だし。
「分かっていることだろう。でも、その次女も幸運だったな」
「俺が護衛だからか?」
「当たり前だろう。生物最強が護衛になってくれるんだからな」
「おい、なんで生物最強になってるんだ? 伝説の英雄様とかお伽噺のノーライフキングとかいるだろう?」
「お前がオークの時に発動した魔法は世界を破壊できるのものじゃないのか?」
あれ? ガンスは魔法技能が皆無だったはずなんだがな。というか、そんなに威力があったんだ。ほぼ意識が飛んでたから知らなかったわ。
「……まあそうだが、ギルド長は魔法系統のスキルなかっただろ?」
「ないな。でも、俺も一応人外一歩手前まで行った盾職だぜ? 初見の魔法の脅威度が感覚的に分からなかったら、生きてねえよ」
スキルに現れないものもしっかりあるんだな。
そうそう、俺は何故か料理や計算、縮地や奉仕などの行動系のスキルは習得できないみたい。スキルはただの成長度を示しているだけで、スキルレベルがあれば補正とかないから(カズシ的には微々たるものでないと感じるがある)、関係ないけどね。
「その盾職様はあの魔法を見て感じでどうだった?」
「チビったな。絶望したが、お前が発動主だと分かったから少し落ち着いたわ」
「なぜ?」
「お前みたいな絶倫女好き野郎……今は女だが、自分の女を灰塵に化すとは思わなかったってのが一つ。過保護野郎だし。スラリンという最強のストッパーがいるのが一つだな」
あれ? ギルド長にスラリンの実力って言ってたっけ?
『私がギルド長に示した。これでカズシが暴走しないようにできるし、ほかの従魔が暴れても即殺せるって示したから、ブロンズは特別なギルドカードを貰って活動できるようになった』
『ブロンズの特別なカードって何?』
なにそれ知らない。
『ブロンズがSランク冒険者の従魔であり、人類に敵対する存在ではないという証のカード』
そんなものを作らせたんだ。スラリンが分体を作りまくって各地に行ったり、みんなに貼り付けてるのは知ってたけど、そんな事もしてたんだ。
『面倒ごとをやってくれてありがとう……愛してるよスラリン』
気まぐれに言ってみた。いつもの自分じゃ言わないだろうけど、姿(フウとの憑依で女体化)のせいでそういうことは伝えた方がいいと思った。
『……………………ふぁい』
スラリンがめちゃくちゃ照れて意識を沈めて、話せないようにしたみたい。こんなこと初めてだわ。次からもちょくちょくやってみよう。
「絶倫は回復魔法でどうとでもなる。女好きは言っている意味がわからん」
ファンタジーラノベでのハーレムに比べたら少ないだろ?(一月経ってません)
「まあいい。お前がそう思っているならそれで」
「解せぬ。次女がどんなやつか教えてくれ。王族の権力を振りかざす糞か、はたまた天使みたいな奴か。それによって態度と機嫌が変わる」
「やっぱり聞く?」
何でそこで言い渋るんだ? マジでなんかあるのか?
「聞く」
「……次女である、ルクソルーぜは頭もいいし権力を振りかざすような子じゃない、見た目も水色の髪に低身長だが、かわいいな…………だがな、幼少期に毒を盛られてな」
「毒?」
「毒だ。感情を抑制する毒を盛られてしまったせいで、ほとんど無表情で笑うこともない。母親もその時に殺された。謀殺という奴だな」
「そんな子が継承権2位なのか? 人形王女にする気満々じゃねえか」
「そういう奴らが半分。もう半分はその母親の家系がこの国で一番力を持っている貴族だからだな」
「どういうこと? 王家に嫁入りした子で、その子の実家が公爵のトップだったってこと?」
「そういう事だな。しかも、謀殺を企てた奴らは捕まってない」
子供、無邪気に遊んでないといけない子供にそういうのを押し付けるとかイライラするな。大人の都合で親が殺されるとか自分を少し重ねたかもしれん。
「もういい。俺はその子を絶対に守ってやるし、なんかしてきたらそれも解決してやる」
「あのカズシさん、大丈夫ですか?」
ギルド長の前だから椅子に座らないで立ってようとするも、いつも通り無理やり座らせられたルキナが変なことを聞いてきた。大丈夫? なにが?
「なにが?」
「すごい怖い顔してますよ?」
「……ああ、別に隠すようなことじゃねえから言うけど、俺の親も人間じゃ太刀打ち出来ないような権力の持ち主に殺されたからな」
「そうだったんですか……今は私達がいます!」
俺の言葉を聞いて、一瞬悲しそうな顔をしたけどすぐに笑顔にして、手を強く、とても強く握ってくれた。暖かい。人の温もりはいいね。
「人間じゃ太刀打ちできない?」
ギルド長がボソボソ言ってるがスルー。
「一月と少し後らしいが、いつ行けばいいんだ? 詳細は?」
「今回はわしも行くからな。まだ依頼の詳細が決まってないから待ってくれ。王族も人選を確認したりする。王とは冒険者の時からの知り合いだから、周りを知り合いで固めるつもりなんだろう」
「知り合いって王も冒険者だったのか?」
「王はパーティーで魔物の氾濫を止めたのが大きな功績だからな。他にもいろいろやってたらしいが」
「その程度でなれるのか。なら2回も被害を0に抑えた俺なら王になれるな」
王なんて面倒なものはなりとうないがな。
「お前基準で考えないでくれ」
ごもっともです。
お疲れ様でした。
この量だと物足りないんですけど、フィールが高ぶらなかったからね。
精神に対する薬、親、低身長、水色の髪、あとメガネ属性もあります。なんか見覚えがあるけど気のせいです。バレなきゃ犯罪じゃないのと一緒です。
次回、進化と?




