戯話8話!everyday 日常
今回のお話は私が語られてもらいます。
自己紹介は本編中にするのでお待ちください。
あと、私は男です。メイド服を着ていても、男です。
では、お楽しみいただけたら、幸いです。
僕はシンイチ様のご寵愛を頂いている日暮輝(だが男だ)といいます。皆様よろしくお願いします。
本日は我が最愛の人であるシンイチ様の一日を綴っていこうと思います。
シンイチ様は起床する時間は4時くらいです。私達を遅くまで可愛がっているのに、こんな時間に起きないと生活が回らないのです。
私はそれよりも少し前に起きて、起きがけに飲む紅茶を入れて待ちます。
「おはよう輝……いつもおいしいな」
「ありがとうございます」
この時のシンイチ様の笑顔は私だけのものです。紅茶を飲んですぐに執務室に向かいます。歯磨きや洗顔は魔法で起きた瞬間に私がやっています。ほかの王宮の施設なら、この時間くらいから下働きの方々は動き出すのですが、シンイチ様がこの建物の下働きの方々にはもう少し遅く起きてもいいんじゃない? ということを仰ったので動き始めるのは5時くらいですね。
執務室についたらシンイチ様の派閥の者達が様々な行動を起こしているので、それに目を通したり印鑑が必要なものなら押すという作業を6時くらいまでに終わらせなければならない。6時はシンイチ様ハーレムの女性達が起き始める時間だからですね。シンイチ様の処理速度の1割程度の速度しかありませんが、手伝いをしています。
シンイチ様は当初事務作業なんてやらんぞ! と叫んてまいましたが、あまりにも鈍くて効率が悪かったので、口を出しているうちにいつの間にか事務も行っていました。根は人思いの良い方なんですけどね。
皆さんが起きたら、訓練をするなり経験値効率のいいモンスターを召喚してもらいます。シンイチ様はまだ50レベルくらいです。レベルはあげようと思えばすぐに上がるけど、この世界の神がウザイからそれの準備中だそうです。私達(以後私達というのはハーレムメンバー基本全員のこと)は80後半まで来ました。
その後は朝食ですね。この建物には食堂も作られていて、ここで働いている方ならどなたでも食べれるようです。この建物の下働きの人気の一つがここですね。素材は浮遊島から採れたものを使用していて、香辛料もあそこで作っています。そのをふんだんに使ったものが働いてさえいれば、どなたでも食べれますからね。シンイチ様の派閥のゲニスさん、財務大臣は毎食ここで食べているくらいですね。人を掌握するには胃袋から掴むのが最適ですからね。シンイチ様の胃袋を掴める日も近いかな?
この後は皆が分かれて行動に移ります。訓練か浮遊島か工房か孤児院か執務室に分かれます。
「輝」
「はい、本日はすべての箇所を回らないといけませんね。あとシンイチ様が容赦なくケンタウロスの雄を殺し、雌に決闘で服従させたので、シンイチ様を求める声が増えています。本日はその作業もお願いします」
「天界にいた時と変わらない忙しさなんだよな」
「それでも今のシンイチ様は生き生きとしていますよ?」
「今の僕にはお前らがいるからな」
そんな事言われたら感じてしまうじゃないですか。
「おほん。では行きましょう」
まず始めてに孤児院ですね。今ではこの街以外の孤児などを回収してこの孤児院に入れています。それに伴い、城壁内では土地が足りなくなったので、城壁外の少し離れたところに作りました。恵美(元勇者彼女)と紗奈(先生)と美羽(元勇者のクラスのいじめられっ子)が3日で建ててくれました。王都の城壁以上の壁で覆ったら、監獄みたいになったけど、安全のためだからしょうがない。
「みんなおはよう」
「院長先生!」「先生!」「シンイチ様!」
大体この3つの呼び方が聞こえる。最後の人たちはご寵愛を受けている人たちですね。本気の走りでこちらによって来ようとしていましたが、子供に負けていましたね。子供たちや大人とおしゃべりをして私が朝に作っておいたお菓子を渡して、今日は出る。
次は孤児院跡に建てた大学ですね。孤児院が出来てから3年くらいが経っています。なぜ魔王を倒さないのか? 魔王がシンイチ様を恐れて逃げ回ってしまって、魔王討伐は一時休止になってしまいました。
それで新しく始めたのが、学校運営。孤児院で初等教育を終わらせた子達やそれ以外の人たちを教育する機関です。寮制でなかなか楽しそうですね。この中では貴族の位を振りかざす馬鹿は入学シーズン以降はでません。
毎年の入学式でシンイチ様のお力のデモンストレーション(毎回再生させた王都近くの山を吹っ飛ばすらしい)をやり、さらに校舎の至るところにリビングアーマー(アンデットではない)がいますので、問題を起こすと即捕縛されてしまうからですね。異性交遊は無理やりな行為は禁止していますが、それに愛があれば止めないというのも、この学校のルールの一つですね。
愛に関するルールはアンネちゃん(銀髪美人)が決めています。あの子はなにかと愛は大切だとシンイチ様に説いています。シンイチ様もその姿に頬を緩めて聞いてあげているようです。
昼までは学校で事務処理をして昼はこの学校の食堂で食べます。この時には沢山の生徒が声を掛けてきます。何人かにはシンイチ様は手を出しているようですが、ここではベタつかず卒業の後に後宮(私達が寝泊まりしている建物の周りからの呼び名)で役に立つために頑張っています。
お昼後は工房に行って、必要な素材がないか聞きに回ります。この聞きに回る作業もシンイチ様自身でやります。自ら触れ合わないと分からないことがあることが分かったからね! と言っていました。こんなにいい方なのに神の時代はそんなにも荒んでいたのでしょうか?
この後は浮遊島のケンタウロスの雌達と交尾ですね。私はその間に出荷される品々のチェックをします。近くにいると混ざりたくなってしまいますからね。雌側に。
この浮遊島は植物の育つ速度が早い。魔法でなんとかしているらしいのですが、凄いですね。全く魔法の痕跡を出さずに発動しているのです。見てもわからない。
畜産とかは早くすると不味くなるらしいので、ほとんどの家畜はそのまま育てられています。育てている数は膨大です。一部は速度を早めて敢えて味を落としています。ここの基準が日本の日本産の味ですから、この世界では美味しすぎちゃうんですね。出荷用です。
優香(ドMスポーツ)は商売の才能があったようで、シンイチ様の派閥で大々的に商売をやっいます。まあ、浮遊島のものを売ったり、工房のあまり出来の良くない(世間からしたら出来のいい)ものとかを売っているのが大半なんですけどね。
今日の仕事も大半終わり、後宮に帰る途中に襲撃が起きるはずでしたが、事前にすべて抹殺させていただきました。手段は【瞬間移動】で気配のあった背後に飛び、相手の能力を見て、いらないなら殺す、見た目が良かったり、能力が高かったら気絶させてシンイチ様のご寵愛を受けさせる。男は私しか抱かないと宣言しているので、男だったら女に変えて、意識も弄って後宮のベッドに括りつけておきます。
後宮に付いたら夜飯を食べて、夜の時間はみんなと話して、みんなでシンイチ様とまぐわい、寝ます。これが大体のサイクルですね。
お疲れ様でした。
シンイチ様の評判が良くないようなので、一日の行動を綴らせていただきました。
次回、夜に投稿できたらするとのことです。第41話!指名依頼と憑依




