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女神と夫婦になるために  作者: たつ
3章 狐の嫁入り
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戯話第7話!Strongest FHK 最強

やあ、みんな待たせたね!


今回はとても平和な回だよ。


FHKとはなんぞや? って人は戯話6話のサブタイを見よう!


では、楽しんでいけ

 本当に危なかった。この星の月の権利を全て手に入れてないのに、擬似的な月を落とす【ムーンダウン】を間違って使っちゃったよ。危うく代償で面倒なことになるところだった。


 その代償ももう1人の月神カズシに流せたから良かった。


 それにしてもいやー楽しいね。僕は王国を出る前に色々な事をして、最弱四天王を倒しに行った。その成果がどんどん出てるから。


 その一つが派閥を建てた。この国には王族派、旧貴族派、新貴族派の3つがあった。内容は読んで字のごとくなので説明はしないよ。


 僕がやったのはそこにハーレム勇者派を作っただけ。王宮ではメイド達には絶倫や覇王なんて呼ばれている。それの流れでいつの間にか、僕の派閥はハーレム勇者派になった。月派とかにしたかったんだけどな。信仰とかの関係上。もう一人の勇者は王族派が抑えている。ハニートラップを仕掛けたみたいだね。


 僕の派閥は僕とエルフ国の姫と財務大臣が主なメンバー。なぜ財務大臣を添えているのか、事務処理が面倒だからなのとこいつの考え方が面白いから。こいつは召喚された日には僕に忠誠を誓った。僕こそが使えるべき主君だと天啓を得たらしい。


 あと、僕は絶対に事務処理なんてしないぞ! 何億年事務処理をやったことか! 絶対にやらないからな。


 二つ目は使われていなかった王宮の土地に、僕専用の後宮を作った。別に女を増やすつもりはないけど、ここが僕の派閥の集まる場所として作った。


 三つ目はスラム街のすぐ横の土地を買い上げて、孤児院を作った。これは輝のお願いだね。スラムに捨てられている子供、スラムで暮らすしかない子供たちと奴隷の子供を、全て集めて施設に入れた。奴隷の子供はしっかり買ったよ。


 輝による洗脳教育と僕に快楽を刻まれた、僕を崇めているメイド達を引き抜いて、その孤児院で働かせている。ほかにも、王宮の騎士で不遇な扱いをされている人に、今までよりもいい金を握らせて、孤児共に戦い方を教えたり、この世界の教育機関を卒業したけど、仕事にありつけない哀れな学者を雇って、教育を施しているらしい。


 僕専用の武官と文官と女を育てるつもりみたい。国とか面倒だから嫌だよ? 輝が楽しそうだからいいけど。


 あとあれ作った。浮遊島。石と暗号で崩壊するような島じゃないよ? 佳奈(妹)が浮遊島が見たいって言ったから作った。


 島には農業や畜産、漁業もやっている。農業はモンスターのアルラウネを調教して堕として管理させている。アルラウネを仕切っているネラちゃんはとってもカワイイ赤いお花なアルラウネ。


 その仕切っているネラは、聖なる森で桃のようなものを管理している奴のひとりだったようで、神聖化された土地なら(みたいなもの)も育てられると言っていた。だから、この島の土地すべてが聖なる場になっている。この島を擬似的な月として作ってから土地を作り替えるだけの簡単な作業。


 畜産は亜人であるケンタウロス族の族長のクミレイという、雌を僕のものにして移住させた。雌も牡も全てと決闘して、従えさせた。ケンタウロス族は自分の得意分野で戦って負けたら言うことを聞くという、都合のいい掟があるみたい。


 ケンタウロスの雌って下着をまともに着れないし、腕を縛って背に乗れば抵抗できないよね。即堕ち二コマよりも早く落ちたよ。これなら美羽の方が快楽に強いね。


 漁業は島に海を作って、雌しかいない人魚を全てお持ち帰りした。ついでに人化のスキルを僕が連れてきた人魚の血筋が、みんな発現するように改造もしておいた。みんなとっても喜んでたよ。これで地上の人達とも交流ができると。


 この作業は優香(ドMスポーツ少女)と楓(大和撫子)とシルフィ(エルフ姫)がやりたかったこと。牧場を作るシュミレーションがやってみたかったらしいのと、食の物流を抑えるのが目的らしい。僕は面倒くさいから帝王何かにならないからね?


 4つめは、生産系統の施設が欲しいと言われたので、島に作った。ついでに不正に奴隷にされているエルフやドワーフや精霊やそれ以外の種族の職人の女も奪い取った。素材は土塊があれば錬金できるから、空間をねじ曲げて倉庫を作り、たくさん置いておいた。これはマリア(母親)とアンネ(銀髪美人)が頼んできたこと。マリアは錬金術に興味があり、アンネは鍛冶に興味があるみたい。


 うーむ、好きな女共が笑顔で暮らしているのを眺めるのはいいな!


 ところ変わって王宮。


 僕が魔王を一撃で大規模攻撃で殺したせいで、巻き込まれて死んだ奴らがいたらしい。その中に別国にて召喚された勇者もいたらしい。どうでもいいね。最弱魔王に手こずっている時点で底が見える。そのせいで抗議が来ているんだと。


「間違って同じ魔法を都市に落とされたくなかったら、黙ってろとでも言っておけ。僕は忙しいんだ。孤児院にこれから顔を出して欲しいと輝が言っていたんだぞ? お前は俺の輝よりも価値があると思っているのか? 王よ」


「貴様! 無礼だぞ!」


「君誰? ていうか、よくそんなこと言えるね。王は僕に頭を下げてお願いしているのに、無礼とか言っちゃってさ………………なるほどね。伯爵家の家の者か」


「貴様のようないけ好かない奴に頭など下げれるか!」


「………………王家から授けられた宝槍はどこにあるのかな?」


「は?」


「君がこの王様から授けられた槍を君はなぜ売ったのかな? しかも、商人のハニートラップに引っかかって売ったみたいじゃないか」


「ききき、貴様! 何を言っている」


「僕はすべてを見通す【さとり】のスキルを持っているけど、戯言と切り捨ててもいいんだぜ? それとも政略結婚させられそうになって、しかも相手がブスだったから、お前の家につく前に処理して、事なきを得たことでも話せばいいのか?」


「あああああ」


「王よ、あのような者も貴様に忠誠を誓っている、誇り高き貴族なのか?」


「ルミエスリムスを捕らえよ」


「待ってください王様!」


「黙れ! 【バニッシュ】」


 まだ騒ごうとした伯爵様に発した音を消すスキル【バニッシュ】をかけた。これでゴミがまたひとつ減ったな。良かったね王様。


「見返りはまた今度もらうから」


 なんてこともあった。何日かして、また魔王を倒しに行くかとなり、作戦会議なう。


「次の魔王は最弱魔王のトレントの次に弱い、海の魔王エルダークラブでも倒しに行くか?」


「シンイチ様よろしいでしょうか?」


「輝、執事ごっこするのはいいけど、堅苦しくしないでくれ。あとお前が望んでいる、仕事中のセクハラはメイドじゃないと発生しないイベントだからな」


「確かにそうでしたね。えっと、ふふふ、あやつは四天王の中でも最弱って感じじゃないですか、前回のトレントは」


「確かにそうだな」


「あ! わかった! えっとね」


「優香うるさい【バニッシュ】」


 優香は馬鹿だから、こういう場ではうるさいだけ。


「輝喋れ」


「だから、今回は最強の四天王を倒しませんか? レベル上げならシンイチ様が作ってくださった、高経験値を吐き出すアンダガーマウスを殺しまくって、レベルも70後半になっています。戦闘技術もシンイチ様が作った、師匠ゴーレムMark68のおかげでだいぶ強くなりました」


「うん、それはいいかもね。大魔王とかいう奴が想定している、もしくは押し付けられているシナリオを壊すのも一興か……でも、魔王を倒すのは僕だよ? みんなはアンダガーゴブリンというボーナスモンスターでレベル上げしてるけど、僕は自分で生み出したから、倒しても意味ないかね」


「みんなもそれでいいよね?」


 みんな素直にいい返事をしてくれた。


「おにちいゃんのかっこいい姿がまた見れるの楽しみ」


 本当に妹は最高だね。


 じゃあ行きますか。


 という事で、最強の四天王のいる火山の麓の街までやってきた。


「暑い、すごく暑い」


 最強の四天王、炎の魔王ニムルスは炎の魔神らしい。火山の入口から入って、最奥の火口にて待っているらしい。


「みんな近づいて」


 風魔法で僕の周り数メートルは涼しい空間にした。暑すぎ。


 このまま進んだら、みんなの肌や髪が暑さで痛んじゃいそうだな。


「みんなに選択させてあげる。ひとつは地道に道順通りに進んで魔王を倒す。もう一つはいきなりボス戦」


「ボス戦」「ボスですね」……………………


 みんなボス戦がいいみたいだね。


「ならいくよ、【瞬間移動】」


 火山の中の1番魔力の強い生物の近くの地面まで瞬間移動した。


「おお、貴様らのような侵入の仕方をしたのは初めてだぞ! 我が名は最強の炎の魔神ニムルスだ。勇者よ、名を名乗れ」


「エルダーなんたらを倒したシンイチだ」


「ほー、貴様らが倒したのか……いや、貴様が倒したのだろう。まあよい、勇者を殺してお前が侍らせている女共でも喰おうかの」


あ? こいつは今なんて言った?


「あ? お前今なんて言った?」


「聞こえなかったか? 我は炎で出来ているが、快楽を得るために部分的に受肉することも出来る。男根だけ受肉させて美しい相手を燃やしながら、想い人の名を叫ばせながら凌辱して殺すのが最高の娯楽なのだよ。愉悦というやつだよ」


「ハハハ、アハハハハ、アハハハハハハハハハハハハハハハ」


「どうした、恐怖でおかしくなったか?」


「いやいや、俺にそんなことを言ったやつは数千年ぶりだよ。優しくて気高く、思いやりがあり心が広く、それでいて常に慢心してチャンスを恵んであげている俺にそんなことをほざくとは……愉快だ。死ねよ【身体変容禁止】【逃亡禁止】【気絶禁止】【思考停止禁止】【発狂禁止】【薬物禁断症状:虫の這いずり】【神罰】【月の呪い】【狂喜舞踏会くるえひとよ】【痛覚上昇】【生き地獄】【世界の敵】【バインド】【転生先変更】【瞬間移動】」


【月の呪い】はこれが付けられた魂は、潜在的に夜を怖がり、夜になると何も出来なくなる。【狂喜舞踏会】は僕の知っているありとあらゆる、精神が壊れるようなことを追体験できる。【生き地獄】は拷問などの痛めつける行動中は死なないようにするスキル。


【世界の敵】は自分の味方含めて全ての生き物に嫌われ、蔑まれ、殺そうとしてくるようにするスキル。【転生先変更】はこいつの魂の次の生はバクテリアに決定させた。


 そして、【瞬間移動】で海に魔王と僕が移動して、落とす。


「ああああああああはまなまかのやたさまかやとさまなあららまさいくせみろとのきとけいすうくとるふふたぐんけいぬみね?ちひみぬつるみ!ちしみけおしぬにくむなみえむそとのちるねちま」


「発狂禁止にしてもこれだけ色々やると、精神は壊れなくても、魂が悲鳴を上げちゃうんだな」


いい実験になった。色々やると相手は死ぬ。いい実験結果だ!


「といっても、僕の女に手をだそうとしたんだから、許さないよ? 【時よ永遠に】」


【時よ永遠に】は僕しか穴を開けることが出来ない虚構空間を作り、そこに対象を入れて、そいつが体験していたことを、永遠に体験し続けることが出来る最高な魔法。食わなくても寝なくても大丈夫。だって、神の力で発動しているから! なんでもありだもの。


 ここに来る前に月の権利は全権奪うことが出来た。だから、神の力を使っても問題ない。だけど、この世界の神も色々干渉してくるかもしれない。


「ゴミ掃除も済んだし【瞬間移動】」


「おかえりシンイチ」


「ただいま、マリア……どうしたの? なんでもう発情している?」


「シンイチが俺とか言って凄く怖くて、それでいてかっこよかったからみんなこんな感じよ」


 周りを見てみると、みんなそうなってる。うん、プチキレたからね。


「家に帰ろう」


疲れることはないと思うけど、一応お疲れ様。アンネに言っておいた方がいいと言われたからね。


僕がお話として言ってないこともある。カズシに対する暗躍はあまり書かないから、ごめんね!


書くとバレる気がするからね。次の僕のお話は当分先なのが不満だね。


次回、戯話8話!GOD 神

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