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女神と夫婦になるために  作者: たつ
プロローグ 再誕の勇者
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第2話!再会と驚愕

まだ異世界にすら入ってないのにブクマが2件もあってすごく嬉しいです!

あと、前回のあとがきで書いた 再会とルールのルールのところまでいかなかったのでサブタイトルを変えました。

では、第2話よろしくお願いします。


 目を閉じて眠りに入り始めたのがわかる。あの予兆があいつの物ならいいのだが。


 眠っているのにわかる。体の輪郭がぶれておぼろげになる。体の中から自分が飛び出し光に包まれ…………。


「…………ん……しさん………………奥村和史(おくむらかずし)さん!」


 体を揺さぶられ目を覚ますと白基調の神殿を部屋の中に押し込めたかのような場所にいた。


地面は確かに白い加工された石なのだが、ほのかに暖かく自分を迎え入れてくれているかのような安心感をもたらしていた。

そして頭には人肌のぬくもり。


「起きた!アルミエ起きたわ」


「…………………………」


「あれー?……まさか転移魔法のミスでおかしくなってしまったのでしょうか....えっまじで! 転移転生なんてされる側に迷惑がかかるから一度もしたことないしこの世界でもさせたことないけどこんな事ならどしどしさせとくんだったぁぁぁぁぁなんで私の運命の相手が………………」


「んー? 起きてると思うんですけどねー、記憶を置いてきてしまったのでしょうか?」


 周りの地形の把握をしたのは前にいる2人の人物があまりにも美しかったため、目をそらしてしまったがゆえの行動だろう。


 自分に膝枕をしてくれながら頭を抱えて何かをしゃべり続けている銀髪碧眼の女性。

その後ろからこちらをのぞき込んでいるピンク髪の豊満な女性。

俺は膝枕をしてくれている女性を再度見て見惚れた。

銀髪碧眼で腕はスラリとしていて、それなのに太ももはすっとしているのにモッチリと頭を支え続けているという有り得ない両立。


そしてなによりも俺が1年も約束を待ち望んでいたあの少女と髪と目の色以外が全く同じ………………。故にこれは反射だった。


「会いたかった! 会いたかったぞ! ルナ!!」


 何も考えずただひたすらに愛おしさが溢れ、その女性——ルナに抱きついた。


 sideルナ


「やったわアルミエ! 奥村和史さんの召喚に成功したわよ! まあ、優秀だと持て囃されていた私だけどしっかり実力もあったってことね」


 と言ってはいるが内心はドキドキものだった。


 まず、なぜカズシの世界しかり創作が盛んな世界では異世界召喚などという手段がよく用いられている作品が多いか。


それは神々が世界管理をおろそかにした結果魔王になる素質のある魔物を放置して魔王化、その世界の人々では手に負えず異世界勇者召喚などをしなければいけないことになる。


 そうすると召喚されたもの、その周りにいた人以外はしっかりとは認識していないが異世界召喚というものはあると無意識が認識してしまう。結果そのような作品が多くなる。


 そんなことはいいんだ! 重要なことじゃない。神がサボらなければその世界では異世界召喚なんていう迷惑極まりない手段を用いらずに済む。


ほかの神が人に対して迷惑だから自重しようなんて考え自体が少数派だということは置いといて。


 それ故に初めての召喚転移になってしまってミスがないか、ちゃんとできるか、魔力量、制御式はこれで大丈夫かなどなどなど。

様々なことで多大なストレスがかかっていたから、意識はまだ戻ってないけどしっかり召喚できて一安心。


「ルナ様は異世界からの召喚はやらないので初めて見ました。まず人間を召喚するのにこのような神殿のようなものが必要だとは知りませんでしたよ」


「え? 周りの神たちはこんな神殿使わないわよ。これは召喚を安定させるための舞台装置のようなものだしほかの神が召喚する時は事務室とかそこら辺のはずよ」


「あー運命の相手でミスが起こらないようにしたんですね....にしてもこの人間、奥村和史は」


「奥村和史さんね、しっかり敬称をつけましょうね! 私の夫になる人だものそれ相応の対応をして欲しいな」


 と飛びっきりの笑顔で人間に敬称をつけろやと笑顔の圧力である。


「奥村和史さんですね、その彼のパーソナルデータとか過去の出来事とかは読みましたよね?....そんな怖い顔をしないでください、召喚する時の基本事項なんですから」


「読めなかった」


「え? ルナ様今なんと」


「読めなかったのよ、多分地球の日本の神の誰かが加護でも与えてたんでしょうね」


「えええ……いやそれまずいでしょ! 加護持ちの人を許可なくこちらに持ってくるって」


「その辺は並列でやっといたから抜かりはないわ。だけど日本の神に許可を取る時に何故か暖かい目で見られながら許可をもらえたのよね、不思議だわ」


「わけがわかりません、それで彼はどれくらいで目が覚めるんですか?」


「1時間くらいじゃないかしら、召喚酔いとかがあると+30分くらいだと聞いたけど」


「なら私はほかの方の仕事を手伝ってきますね」


「ええ、わかったわ」


 起きないとわかっていながらも早く起きてもらって会話をしたい一心で呼びかけてみることに。


「奥村和史さん、奥村和史さん、奥村和史さん!」


 召喚されてから10分くらいしか経ってないのに彼は目を覚ました。


「起きた!アルミエ起きたわ」


「…………………………」


「あれー? まさか転移魔法のミスでおかしくなってしまったのでしょうか……えっまじで! 転移転生なんてされる側に迷惑がかかるから一度もしたことないし、この世界でもさせたことないけどこんな事ならどしどしさせとくんだったぁぁぁぁぁなんで私の運命の相手がしかも……」


「んー? 起きてると思うんですけどねー、記憶を置いてきてしまったのでしょうか?」


 その時である。彼、奥村和史と目が合った瞬間……


「会いたかった! 会いたかったぞ! ルナ!!」


 なぜかまだ自己紹介もしていないのになぜか私の名前を言いながら!それはいいそれはいいのだ! 何故いきなり抱きつかれてるの!? え? あれ? どういうこと?


「え? あれ? どういうこと? ………………」


 プシューという音と顔を真っ赤にしながら私は│強い《..》力で抱きしめられながら意識が飛んだ。


 sideカズシ


 1年という短いようで長い間待ちわびていた人? 神が目の前に現れたから反射的に抱きついた。

ほかの女を作って発散しろとか言ってた気がするがそんな事をしないで待っていたのだからしょうがない! だがしかしルナは


「…………………………」


 気絶してしまった。


「あらあら、ええっと貴方は奥村和史さんで合ってますよね?」

 

もう1人のピンク髪のボインの女性がそう尋ねてきた。てか、近いすっごい近い、まじかで見たことないものを見るような仕草で、疑問が浮かぶ。


「はい、俺....私が奥村和史です。一応聞いておきますがここはどこですか?」


「一応? まあいいわ、ここは"レミルス"という世界の神界ね、神が世界を監視運営する場所です。私は愛と豊穣を司るアルミエといいます。……ああ、ちょっとその御方を渡してください」


 と言いながらその女性の首根っこを掴みルナの腹に拳をシュート!……シュート!?


「ガハッ」


「ええええ、いいんですか? てかダメでしょ!」


「いいんですよ、この御方は「私が仕事中にサボってたりしたらぶん殴っていいからね!」と言われていたので初めて実行してみました」


「ゲホゲホ……いや、言ったけどさ……それを今やる?……本気で殴ったみたいだし……」


「ルナ様は本気で殴らないとダメージ入らないじゃないですか、これは介護目的の致し方ない犠牲です」


 コラテアルダメージくらいそうなセリフをスルーしつつ、微妙に納得出来ない気持ちを押し込んだ。


「えっと奥村和史さん、はじめまして私は世界"レミルス"を管理してる主神のルナといいます。あなたを異世界召喚したことになるのですが、もし嫌なら帰れますので。あれ? 自己紹介前から私の名前を呼んでいませんでした? というかどうしたんですか!?」


 俺はorzみたいな格好になっているだろう。はじめまして、はじめましてだと! まて慌てるな、慌てるな慌てるなまて。落ち着け俺深呼吸だ! 深呼吸、ひひふひひふって違うこんなベタなやり取りを頭の中でやるものではない。なぜだなぜ忘れている、わからない、わからないならわかるであろうやつに聞こう。


「えっと、すみませんまだ混乱してて少し一人にしてもらえませんか? 変なこととか危ないこととかはしないので」


「え....あっそうですよね。いきなりこんなところに連れてこられて混乱してますよね、すみません。神殿のようなこの部屋の外にいますので、気持ちが落ち着いたら呼んでくださいね」


 おいおい、神がそんな下手に出るなよ。てかそんな悲しそうな顔をしないでくれよ


 音と気配と魔力..からしてドアから離れたのを確認できたので、俺は首に下げている珠とリングに力を込め……………………


 数秒経過


ドン!と自分がいる部屋のドアが勢いよく開き


「奥村さん大丈夫ですか!!! この部屋の中で神気を感じたのですが無事ですか??? 大丈夫ですよね?」


 とすごい形相をしたルナとその後ろで何かを考えているような顔をしてこちらを見ているアルミエさんが入ってきた。


「大丈夫ですよ、その神気でしたっけ? なんかわかりませんが特に問題はありません」


 神の前で嘘は比較的簡単にバレるけど嘘はついてないので問題ない。


「よかったです。私の運命の人にほかの神がなにかをしたらラグナってましたよ」


 これぞというような完璧な笑顔をしているのに目がとても怖かったことを言っておこう。


「ルナ様、奥村さん雑談は隣の部屋で座りながら話しましょう。こんな部屋より居心地がいいでしょうし」


 このボインちゃんはなかなか苛烈な女性なのだろうか?


「そうね、向こうで話しましょう! 奥村さん行きましょう」


 といって手をとってくれたことに幸福感を感じる。


「お2方は神様なのですから自分をさん付けなんてしないで呼び捨てにしてくださいよ」


 口調だって崩れてたし敬語だってグダグダ、グラハ○をした後だけど一応ね!


「えーだめよ! 私の運命の相手なのだから!!」


「だそうです」


 運命の相手だと言われるのは嬉しいが微妙にわからん


「まあ、そこら辺のことはこのあと話し合いましょう」


 とどうでもいい雑談をしながら隣の部屋へ。


 こちらの部屋も白基調だった。だけどしっかり内装は整えられていて相当こだわっていることがわかる。え? しっかり描写しろだって? すまん技量がないから無理だ


 丸机を1人と2柱で囲み、紅茶らしきものを入れてもらって一息つき、話し始めようとしていたので最初に言っておいた。


「あ、最初にあなた方が疑問に思っていることを言っておきます。」


「私は管理神ルナが旅行感覚で地球に遊びに来た時に会っていて色々あり一応恋人でした。信じてもらえるかはわかりませんが」


「ええぇぇぇぇぇ!!!」

「はぁぁぁぁぁ??」


 とまあ、そういうことです。

長さはどうでしょう?これで4300改行ありなのですがもう少し書いた方がいいのかまだ掴みかねています。アドバイスなど頂けるとありがたいです。あと書き溜めはありません。

次回、第3話!仕組みとテンプレ崩し

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