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女神と夫婦になるために  作者: たつ
1章 ひしめく肉塊と再誕の神
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第16話!ひしめく肉の殲滅戦その2

ここで大きな被害を出すと面倒なことになるので止めました。アーサーとかのフラグを立てたくなかった。


途中でミアの視点に切り替わります。一人称が違うのでわかると思います。


ではお楽しみいただけると幸いです。

 殲滅だ!とは言ったがこのまま大規模魔法を使ってしまうと自然災害のような何かになってしまう。それにオークは一体につき肉と皮だけで銀貨数枚になるから魔核を売らなくても相当美味しい敵なんだよな。どうしよう……


 念動雷複合魔法「ホーミングライトニングアロー」


 魔法はイメージがすべてと言ってもいい代物だ。それにマップで敵の正確な位置もわかる。追尾する攻撃もある。あとはわかるな?


 一度に何十もの電気で出来た矢の雨が空から降り注いだ。これは俺の魔力操作の訓練にもなるな。何十もの魔法の矢を敵のいる地点に飛ばす。それだけだけど、並列していくつも標的を選択して放つという動作をひたすら繰り返した。時間にして1分も経ってなかったと思うけど、凄い疲労感を感じる前に回復してしまった。改めて権能という力は恐ろしいと思った。


 敵のボスの周り以外はすべての敵を倒した。20体くらいのオークやジェネラル、ソードマンが残っている。この方法なら魔法でも問題は無いのだが、ミアの特訓にならない。


 被害者を無駄に嫌な場所に置いておくのも忍びない。なぜ気が付かなかったのか分からないが、今のバフを貫通して俺達を発見できるのなんて英雄とかいう奴らくらいだろうから、救助してから戦闘に入ることにする。


 エルフとハーピーがいる地点に転移。その2人は相当震えている。


 なぜだ…………!この世界ではまだ雷は神鳴りなんだったわ。それゆえにこの世界の人は雷、というか電気を魔法に使おうと思う人が少なく、雷魔法が使える人は本当に数人しかいない程度の規模らしい。


 この部屋に結界魔法「魔力遮断」「気配遮断」「物理結界」「魔法結界」「消音」を発動。その後に震えている二人に声をかける。


「お前らには俺が見えないかもしれないがすぐ目の前にいる。助けに来た」


「……ん?……だれ!」


「本当ですね。そこにいるのは誰ですか?」


 ハーピーの方はこちらを向いているが目はキョロキョロしている。濃い緑の髪に若草色の翼をしたハーピー(変異種)だ。


 なぜか俺が見えているらしいエルフの方は金髪碧眼のモデル体型だけどお胸が大きい。こんなのエルフじゃない!


 と見るべき論点をずらしてはいるがなかなかに酷い。まずこの部屋が物凄い臭い。白いアレの匂いで充満していて繁殖部屋かなんかなのか?そして綺麗な見た目であったであろう2人はボコボコになっている。


 俺がマップで見つけた7体の死体は全部この部屋の奥に積み重なっていた。


 すごく不快だ。何故かわからないけどすごい涙が出る。怒りすぎて逆に冷静になれるくらいキレている。


「二人を助けに来た。あとそこにある遺体も回収する」


 遺体には浄化をかけて体を綺麗にするのと、魂が天に行くようにという二つの意味を込めて浄化をした。遺体はアイテムボックスに入れた。


 エルフの方が驚いているが今はどうでもいい。


「次はお前らの体だな」


 2人にも神聖魔法「浄化」で汚れと匂いを取り、今まで自動で発動していて、スキル欄にも乗らない避妊魔法を発動して、回復魔法で外側の傷を完全に癒す。


「今から外にいるオークキングを殺す。ふたりを安全な場所に連れていってから戦いたいから歩けるか?」


 変に助かったことを認識させると、泣き崩れられる恐れがあるから優しくは今は言わない。


「もし本当にオークキングを倒して下さるなら、その後に私達を助けてもらえませんか?オークキングの隷属魔法でここから出たら激痛が走るようになっているんです。しかも隷属魔法で掛けられた奴隷化も解除すると死ぬようになっているらしいです」


 オレの怒りが有頂天でマッハ。


「分かった。ここも充分安全になるように結界を貼っているから待っててくれ」


「はーい」


「だから精霊が入ってこないんだ」


 エルフさんの言葉がすごく気になるけどそれは後で。


 転移魔法でふたりが待つ上空へ戻ってきた。


「遺体は回収した。生き残りは隷属魔法であの小屋を出ると激痛が走るようになっているから、小屋に結界を組んで待っててもらうことにした」


「てことは今から私たちがあいつらを殺さないと出られないのね。ミアさんはまだそこまでレベルが高くないみたいなので、上位種は私が担当します」


「私は周りのただのオークを倒してから、リルヒに助太刀行きたいと思いますが、カズシ様よろしいでしょうか?」


 俺が少しいないだけでそこまで呼び方のパワーバランスが傾いたか!


「ああ、それでいい。俺はキングを速攻で殺してから手伝いが必要そうなら手伝うよ」


「じゃあ、敵の前に転移するぞ……転移!」






 私はカズシ様に転移をしてもらって、敵の前に現れた。先ほどカズシ様が、雷を無数の矢にして敵一体一体に正確に放つというすごい技術で、殆どのオークを殺したのでここにいるオークも騒がしくなっています。私も雷は原理や実際に見る前までは神の怒りの光だと思っていました。


 あの魔法は戦闘にすごい役立ちそうです。電気というものを浴びると体がまともに動けず麻痺してしまうので、私はカズシ様に秘密で特訓をしているのですが、まだ時間がかかってしまいます。新しい魔法を覚えるとすごい褒めてくださるので頑張ります!


 そんなことは今はいいんです。目の前にいきなり女が現れたことにより混乱していたオーク達は、私とリルヒに襲いかかってきました。私達の体はカズシ様の物なのでそんな目で見られるだけで虫唾が走ります。


 一気に加速して、こちらに来ようとしているオークの横を、低い姿勢で通り過ぎながら短剣を振り、纏わせている風の刃を伸ばして一気にオークの足を切り飛ばしました。カズシ様に教えてもらった数々の知識によりさらに鋭くさらに広く「武器に風を」を展開できるようになりました。


 足を切られて動けなくなったオークを無視して、周りにわらわらいるオーク共の足を切り飛ばしていきます。オークの振り下ろした棍棒による振動も、その棍棒の上を通りオークの首を飛ばす。空中を狙って襲ってくる敵にはまだ数秒しか飛べない風魔法「飛行」で避けて、避けざまに首を狩る。


 そんなことを何度もしていたら、いつの間にか私の周りには動けるオークがいなくなっていました。まだリルヒの方には敵がいるので、急いで完全に殺して向かわなければなりません。


 カズシ様に「きゅうそねこをかむ」という言葉を教えて貰っています。完全に殺すまでは油断するなというありがたいお言葉を胸に抱いて、首を飛ばして確実に屠っていきます。


 リルヒは格闘を血液魔法で補助して戦う方法をとっています。カズシ様はかっこいいと仰っていましたが、カズシ様が使う血液魔法で血の鎖を相手に打ち込んで、そこから血を抜き取るという魔法こ使い方の方がかっこいいし、一度自分の血が混ざると操作できるようになる点から、実用性が高いと思うことは内緒です。


 リルヒは剣や槍、弓などを体の周りで血を動かしながら攻撃の当たる場所で硬化させて防いで、その隙に相手に一撃入れるというのを繰り返しています。私は基本的に避けてから相手を切り刻むので、動きが似ていますがこれがカズシ様の言っていたごう()じゅう()なのでしょうか?


 私は初めて戦いを教えてもらった時に言われた、戦闘中に気配を消してという言葉を受け、その特訓も行ってきました。それにカズシ様がいつも使っている無属性魔法の消音に似た魔法も使えるようになりました。風魔法の


「消音」


 これと隠密を組み合わせて、オークアーチャーの背後を取り、ジャンプとともに風魔法の飛行を使い、首を飛ばしました。それからは簡単な流れでした。後ろからちょこちょこ邪魔されていたから、あまり攻勢に出ていなかったリルヒがすぐに敵を殺した。その間に私も少し離れて、また隠密を発動してソードマンの足を切るなどして援護しました。


 周りに動く敵がいなくなったので、リルヒといっしょにカズシ様のいる奥に行こうとしたら、途中で結界を通りました。そこを抜けると「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」やら「ぶひぃぃぃぃぃぃぃ」などの悲鳴が聞こえてきました。





 ミアもリルヒも問題なさそうだったので俺はオークキングの前に来た。


「お前が我が下僕共を殺してくれた輩ブヒ」


 語尾が締まらねえ……


「ああ、そうだ。お前は変異種だから喋れるってことでいいんだよな?」


「なぜそんなことを人間ごときが知ってるブヒか?……どうでもいいブヒ。どうせ死ぬやつのことなんて聞いても意味が無いブヒ」


「なぜ女の死体しかあの小屋になかった?」


「ああ、あの部屋に入ったブヒね。男は一緒にいた女の前で生きながらにして食べられただけブヒ。それのせいか知らんブヒが簡単に女が壊れてつまらなかったブヒ」


 怒りで頭がどうにかなりそうだ。


「ならお前も生きながらにして苦痛を味わって死ね」


「やれるもんなぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」


 言わせねえよ?口上が終わる前に転移で目の前まで移動して火魔法「熱線」で相手の股間にぶら下がっているものを焼き払った。


「ぎざまぁぁぁぁぁ!」


「痛そうに叫んでいるみたいだしその痛みを取り除いてやるよ。回復魔法」


 オークの急所なんていらないと思って回復魔法を発動したせいで傷は塞がったけど肉棒がない状態で皮膚が綺麗になった。


 俺の魔法の中で1番頭おかしい魔法は回復魔法だな。そんなに強くイメージとか想いをのせていないのだが……


「俺の!俺の○○○が!!!お前の仲間の前に引き摺りだぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」


 またおしゃべりが長かったので相手の手の指を全て切り落とした。叫んでいる時に回復魔法で出血しないようにしたけど、今回も指だけ綺麗にない状態で回復。


「貴様さっきからおでが喋っている時にぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」


 足を切り落としてた。以下同文。



「まて、まて、おでが死ねば小屋にいる2匹も死ぬブヒよ?それでもいいブヒか?」


「あ?俺にそんな手が通じるとでも思ってるのか?」


 俺にはサーチがある。


「俺はしっかり確認してきたんだが、小屋から出たら激痛と奴隷化解除で死亡、オークに攻撃できない以外は特に書いてなかったんだよなー!嘘ついたからお仕置きね」


 次は腕を以下同文。


「ブヒぃぃぃぃぃぃぃ身体中がいだい!!!ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 幻肢痛とかかな?豚が人間と同じ症状になるとは驚きだな!


「おい、豚。その痛みを止めて欲しいなら右手を上げて謝罪してみろよ。アハハ」


「ブヒブヒブヒ」


「ブヒブヒ言っててもわかんねえんだよ」


 雷魔法で電気ショックを与えた。


「アガガガガ……みぎでがないがらあげられない」


「なら痛みが続いちゃうね!あげない豚くんが悪いんだぜ」


 アハハハハ愉快だ!


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ……ぞれでもぎざまはにんげんが!」


 火魔法で表面を炙った………………生きたまま食われたものの痛みを味わってもらうためにやっているのに、俺が楽しんでいてはこいつらと一緒になっちまう。


「か、カズシ様?」


「ああ、言いたいことはわかる。やり過ぎてしまった。怒りに任せてやり過ぎた」


「気がつけたのであれば大丈夫です。カズシ様が変な方向にいくようなことがあれば、命を投げ打ってでもお止め致します」


 本当に出来た子だ。未来が心配だ(デレ方的に)。


「今からこいつを被害者の前に持っていって殺そうと思う。自分を凌辱した相手を見たくはないと思うが、そんなやつでも死んだのを直接見れば、のちのちの不安も減るだろう」


「ああ、それがいいだろうね」


「私が運びましょうか?」


「お前らはこんなやつに触れなくていい。念動魔法で運ぶし」


 と言って、まずコイツの口を焼いてくっ付けておく。変なことを言われて、エルフとハーピーの精神を揺さぶられるのを見ればきっと不快になる。その後念動魔法で運びながら小屋まできた。


 全ての結界を解除して


「エルフにハーピー。今、腕を切られて足を切られて何も出来ないオークキングと一緒にいる。最悪な敵の最後を見たければ言ってくれ!小屋を開けるから」


「みるー!!」


「見させていただけるのなら見たいです」


「わかった。もう小屋のドアを開けられる!でも出るなよ!激痛が走るんだろう」


 2人は奥から出てきた。こちらのオークを見てハーピーはエルフの後ろに隠れた。エルフは険しい顔をしながらこちらを見ている。


「お前らが殺して欲しい方法で殺す。お前らは直接手を下せないようだから俺がやってやる」


「オネエチャンにまかせる!」


 ハーピーはエルフのことをオネエチャンと呼んでいるみたい。


「なら一撃で殺してください。痛めつけて殺したいですが、コイツらと同じような気がして……それにオークキングは素材として優秀ですから」


 コイツらと同じとか、すげえ突き刺さるわ。


「貴様に言ってやる手向けの言葉はない。死ね」


 オークキングの首を一太刀で切り離した。


 オークの大群の殲滅終了。






お疲れ様でした。


あと何話かでこの章は終わりです。


この主人公の回復魔法頭おかしいと友人に言われたのですがこれには一応理由があるので考えてみるのも面白いかもです。勇者編を読んできてなろうを読んでいる方なら簡単にわかると思いますが


次回、新しい仲間と後片付け

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