第1話! 青年の待ちわびていた時
今回は主人公目線ですがほとんどしゃべりません。しかもとても短いです。
いろいろ読んでいる人たちなら意味不明な行動もわかると思いますが0章の内に触れるのでお待ちを。
小さい子が大きな店で親とはぐれ数時間彷徨うも、やっと親と会えた時のような嬉しさがこみ上げながら、奥村和史は目を覚ました。
カズシは顔面偏差中の上、中肉中背で大学1年どのカーストの人共ある程度の付き合いを持つのだが、特に親しい友達がいるかと言われれば否と返ってくるだろう。
それでもなんだかんだ本日は夏休みということもあり友人との遊びの約束があったのだが、
「すまん、本当にすまん。どうしてもやらないといけない事が出来たから今日行けそうにないわ、今度埋め合わせするから……うん、またな」
断りと詫びの電話を入れて朝食を食べ外に出る準備をする。
いつもならこの準備だけで外に出れるのだが今日はいつも大事に仕舞っている、金色のリングの穴の中に黒い珠がついたリングと月のような形をした珠がついたネックレスを付けて外に出た。
「母さん、父さん、行ってきました!」
玄関においてある両親の写真に向けて。
そして友人の家に行き借りていたノートを返し、レンタルビデオ屋でファンタジー系の借りていたものを返し、大学の図書館で借りていた本を返すという行動をした。
その後は近くの墓場に行き自分の家の墓参りをして帰り際に、ある企業の炭酸飲料と携帯栄養食ともに2つ買い自宅へと戻ってきた。
カズシは夏休みの昼下がりに長袖長ズボンに着替え何の毛かわからないコートを着て、ポケットに帰り際に買った物を入れてベットに横になり寝た。
「行ってきます」
と呟きながら
次回第2話!再開とルール