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女神と夫婦になるために  作者: たつ
1章 ひしめく肉塊と再誕の神
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第15話!ひしめく肉の殲滅戦その1

また予告とサブタイがわかりました。相当自重してもらいました。森をなくすのはやりすぎです。なので森の一部に消えてもらう流れになりました。


寒い。


バフ張りのところが見づらいとのことだったので表現?見せ方を変えました。いい方法がわからぬ


ではお楽しみいただけると幸いです。

 いきなりですがデメリットありの強奪系主人公の末路は知っているか?俺の場合は強奪で能力を取り込めば取り込むほど強くなる代わりに肉体の変化や精神の変化などがあった。それでも最後まで戦えたのは仲間達のおかげだと思っている。だから吸血鬼一種類くらいは大丈夫だと思っていた。


 滅茶苦茶いてえんだけど!物凄く痛い。デメリットの変化は魔法とかスキルとかシステムとかでいつの間にかなっていたけどこれは違う。物理的に骨格や体の内側が作り替えられるようなそんな感じ。てかなんで意識が飛んだはずなのにこんな風に考え事ができるのかそれがわからない。意識が戻る?目覚め始めた……


「カズシ様!カズシ様!起きてください!死なないで!」


 顔からいろいろな汁でぐしょ濡れなミアが俺を揺すっていた。リルヒはその後ろで顔に殴られた跡をつけながら涙目でこちらを見ている。


「もう大丈夫だからそんなに揺らさないでくれミア」


「がずじざまぁぁぁ」


 ぐちゃり顔で俺に飛び込んできた。汚れちゃうけど後でどうとでもできるしいいかね。


「もう大丈夫だからな」


 頭をなでてしっかり落ち着かせた。なかなかぐずって大変だったけど。


「リルヒはもう大丈夫かい?」


「ええ、大丈夫よ?」


 何故に声が上擦っているんだ?


「本当に大丈夫か?声が変だぞ?」


「なら言うけど、なんでそんな平然としてるのよ!忌み嫌われる吸血鬼になっちゃったのよ!なんでそんな平然としてるのよ!」


 ステータスカードを見てみたら確かに吸血鬼になってた。それを確認した時に「カズシを迫害したらゆるさないんだからね!」という電波(しんたく)が聞こえた。


「そんなにひと目でわかる変化してるのか?」


「カズシ様の目が黒から赤になって光を帯びています。あと歯の一部が伸びていますね!私の血をお飲みになりますか?」


 俺の邪気眼が疼くとかやった方がいいのだろうか?鏡も買っておこうかな。高いだろうけど女の子には必須だろう。そしてミアはなんだ?やばい方向に成長している気がしないでもない。


「その程度なら治さなくてもいいんだけど人間の方が楽だし戻すか」


「え?戻す?」


『いまのカズシの……まりょくほしい』


 与えてみた


『にくにくしくておいしい』


 俺が使う回復魔法のイメージは元の正常(日本人的な感覚)な状態から離れている時、何かが欠けている時はそれをそのまま治すというか戻す魔法として認識している。


「回復魔法」


 人間じゃないことが欠損だと思えば……ステータスカードにも人間と書いてあるし、治すことが出来る。逆に吸血鬼としての体も経験したからなろうと思えばなれると思う。


「はい、人間に戻ったよ」


「本当です!カズシ様の筋肉のつき方が戻りました!」


 今までずっと抱きついていたミア的にも俺は人間に戻ったらしい。てか俺のそんなところまで分かってるのか……まだきっと大丈夫。


「は?え?は?」


 リルヒが大口開けて惚けている。吸血鬼だったのに詠唱なしでいきなり魔法を使ってしかもそれだけで人間に戻ったんだもんな。驚くわそりゃ。


「カズシ!今のは何?ていうかなんで人間に戻れてるの?ていうかなんで魔法を使ったのに詠唱してないの?回復魔法って最高でも欠損を治すだけじゃないの?カズシってへぶしっ」


 捲し立てていたリルヒに対してミアが顔面にある跡と同じところを殴り飛ばした。こいつまじでこええよ。なんて進化(ヤンデレ化)?してんだよ!俺刺されないよね?


「聞きたいことがあるなら一つずつ聞いてはいかがですか?」


「あい、えっと」


「あと先ほどのカズシ様が使ったのは回復魔法です。カズシ様だから人間に戻れたのです。魔法は本当は詠唱しなくても使えるようになるそうです。私はまだキーになる言葉を発言しないと発動できませんが。敢えて回復魔法の発動キーを言いながら発動してくださったのに回復魔法じゃないなどというような言い方は感心しません。ほかになにかあるのであればカズシ様に質問してください」


 ミア有能。やばい少し震えてきやがった……俺は何に対して恐怖してるんだ?


「えっと……大丈夫です」


「あと先程は殴ってしまいすみませんでした。あまりにもカズシ様に失礼だったものでついカッとなってやりました。今治療しますね!回復魔法」


 するとさっきまでリルヒの顔にあった殴られた跡は綺麗になくなった。え?いつの間に覚えたの?昨日まではなかったのに……もしかしてさっき?吸血鬼になったのを治すために回復魔法を覚えたとかないよね?サーチで見てみたら回復魔法がレベル5まで取得してるし!やべえって俺を治すためにスキルレベル5を取得したってのかよ……ミアの取り扱いには気をつけよう。刺されたくねえよ。


 ちなみに俺は回復魔法はスキルレベル10になりました。種族の復元は10相当だったみたいだね!てことはスキルレベルを上げるには高威力広範囲の攻撃とか普通じゃ出来ないようなことをやれば上がるのか!攻撃魔法でそれやったらあたり一面何もなくなりそうなので却下。


「まずリルヒはなんか着替えないとな!ミアの服を貸してもいいか?あと無茶して魔力使い果たしたな補充するぞ」


「はい!カズシ様お気に入りのワンピースの別色も買ってあるので前に収納してもらった箱に入っている黒のワンピースを渡してあげてください。リルヒに似合うと思うので」


 ミアがレベリングして倒した魔物の売却金の半分は俺がもらっている。ミアは奴隷だからと全部渡そうとしたけど服とか買って俺を楽しませてくれ的なことを言って半分は自分の金にさせている。


 リルヒを浄化(清潔魔法としてしか仕事のない神聖魔法の浄化)して服を着させてアイテムボックスに入っている食べ物を食べさせた。


「あの、カズシ……奴隷同然の約束をしたけど使い捨てとかはやめてね……死にたくない」


 この世界の奴隷の扱いを考えたらそういう考え方もあるのか。むやみに奴隷を傷つけたら云々はどうとでもなるんだろうな。


「リルヒさん大丈夫ですよ!だって私はカズシ様の奴隷ですよ?そんな扱いをしているように見えますか?」


「え?!ミアさんは奴隷なのですか!」


 ミアが胸元の奴隷紋、月の赤いマークを見せている。


「だから安心してカズシ様のために働きましょう。大丈夫です。きっと今までの生活よりも凄いですから」


 なーんか洗脳というか思考を誘導というかなんかしようとしてるな。


「リルヒの処遇は今はいいだろ。とりあえずはオークの場所を教えてくれ。俺達はそれを狩るために来ているから」


 マップにはその集団の端が写っているので多分聞かなくてもいけるけどこれじゃなかったら面倒だからね。


「無理よそんなこと!百や二百じゃすまないのよ!しかも絶対に上位種や指揮種がいるもの!」


 というリルヒのサーチステータスは


 名前:リルヒ ボルテムス ノルス メイストル ハルティア ミクルス ハーティア ザ ブラッド

 年齢:23

 種族:吸血鬼

 Lv:33

 職業:冒険者

 筋力:S 耐久:A 俊敏:A 魔力:S 幸運:B

 スキル:弓術:3 格闘:5 闇魔法:2 無属性魔法:3 血液魔法:5 気配察知:3 魔力察知:1 魔力操作:3 MP回復速度上昇:3 血液変換 太陽と輪廻を司る神の寵愛(小) 月と魔を司る者の加護

 主:カズシ

 罰則:なし


 やっぱり名前が長え。圧倒的潜在能力元々は筋力:A 耐久:D 俊敏:D 魔力:B 幸運:Eという強潜在能力でもあったのが加護で一気に跳ね上がったな。格闘と血液魔法で戦う近接格闘か。てか23歳かよ!小さいな。近接が多いから遠距離と回復専門がほしいところだ。


「オークが数いるだけなら余裕だ。問題は囚われている人とかがいる場合そこには範囲魔法を打てないから結構な数が残ってしまうけどただのオークなら戦えるだろ?」


「……今の私は逆らえないのだけど……まあなんとかなるというなら一度接触してみるのもいいかもね」


 場所を聞いてみたがやはりマップに写っている先に大群がいるらしい。


「今から色々な魔法を使うけどいちいち騒ぐなよ。後から質問なら聞いてやるから」


「あのよカズシ!俺はこの嬢ちゃんの前でも喋っていいのか?」


 盾が話しかけてきた。身内以外の前ではあまり喋んなって言っておいたの忘れてたわ。


「ああ、お前も理解しているようにこいつも身内入りしたからな」


「ならよかったぜ!このままずっと喋れないのかと思ってヒヤヒヤもんだったんだぜ」


 盾が喋った!盾が!とか聞こえたけどスルー。単発でなんかの魔法を発動する時は剣を持つのも面倒なので無理やり夜だと発動してるけどバフを複数だと時間がかかるので剣を取ろうと思った時には既に鞘から抜けていて手の目の前まできていた。


『けん』


 レベリングの1週間は昼も夜もずっと俺にくっついていたスラリンはこういう細かい気配りをしてくれるようになった。



俺は無属性魔法の「消音」 「消臭」 「断熱」 「気配希薄化」 「気配隠蔽」 「透明化」 「身体強化」 「魔法威力上昇」 「魔力隠蔽」 「魔力隠蔽」 「魔力隠蔽」に念動魔法の「飛行」を発動した。


 1通りいつもよりも多めに発動しといた。魔力隠蔽はそれを使うこと自体に魔力を使うのでそれを隠蔽してさらに隠蔽。これで魔力感知6までならわからないだろう。さすがにオークにはそんな奴はいない。


「飛んでる!飛んでるんだけど!すごい!すごーい!」


 ミアはいつも通り右腕に捕まり左腕に捕まっているリルヒは興奮しているようで飛んでる!とかそういう言葉を繰り返してキョロキョロしている。


「オーク達の集団をすべて補足したいから上空から確認に行く」


 マップに全貌が映し出された。オークは300くらいいる。その中にはソードマンやソーサラー、アサシンやジェネラルもいるが


 名前:オークキング(変異種)

 Lv:45

 筋力:A 耐久:A 俊敏:C 魔力:D 幸運:A

 スキル:棒術 盾術 闇魔法 隷属魔法 精力強化 指揮 鼓舞


 潜在は種族によって乗算する数値は変わってくるがそれでも相当高い数値を誇っているはずだ。


『変異種ってのは普通の奴らよりも高い知性があるんだよな?』


『ある……どうしゅ《同種》をひきつれるくらい……できる』


 隷属魔法を持っているのがやっかいすぎる。食らうことの問題じゃなくてあれを食らっているであろう被害者達がいるであろう事が大変。


 検索してみたら死体として検索が引っかかったのが7つに生きている生物でオーク以外が2体。ハーピーの変異種とエルフ。どちらも女。小さい昆虫とか動物は省かれている。


「ふたりとも。ハーピーの変異種とエルフが生きていてそれ以外は死体が7つある。そこを避けて今から魔法で周りを殲滅するからその後は近くに転移して突撃する。戦闘準備してくれ」


「わかりました!」


「あとリルヒは格闘タイプみたいだし俺の革のグローブを使え。大きいだろうけど血液魔法でなんとかできるだろ。二人とも魔法は何も考えないで使え!魔力なら回復させてやる!手早く終わらせるから本気を出せ」


「はい!3人に風魔法「俊敏上昇」それに「武器に風を」」


 大剣くらいの大きさの風の刃を出現させて一度圧縮させたようで小さくなった。

「えっ二人共早すぎ。我が血よ!我に従い手足となれ!自在に動く手足となれ!我が血は我を守る盾であり敵を貫く矛である!「血液装甲」」


 初めて詠唱を聞いたけど消費魔力に対して詠唱はこんなものなのかな?急所と手足を守る血の鎧みたいになった。手の周りがごつい。


「どうよ!貴方達みたいに凄い魔法の使い方はできないけど相当略式して詠唱してるのよ」


 なるほどこれが略式詠唱か。それでも詠唱が長いと思うんだけど詠唱発動してから血液を動かしている。一定時間血を操って攻撃や防御に使う魔法とかかな?面白い!また今度血だけで剣を作って使ってみよう。


「魔力が減ってきたら言ってくれ補充するから……俺が周りを一掃したら転移で敵の親玉の近くに行くから戦闘態勢に入っといてくれ」


「はい!」


「わかった」


 では戦闘(殲滅)の開始。



お疲れ様でした。


次の投稿はまた馬鹿()に乗っ取られる気がするのでご視聴はお気をつけください。詳細な描写はありませんがないだけで表現します。運営怖いと(馬鹿)が言っている電波が聞こえた。


ルビがうまくいかない


次回、第16話!犇めく肉の殲滅戦その2

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