第152話!太陽◇◆
◇が今までの話の流れです。◆は最近書いていなかったルーゼを気絶して、想いを殺したカズシです。
◆ではタグになしと書いてあるのに、寝取りと取られかねない言葉が少し出てきます。描写はしませんが、主人公がそういう事をすることが許せないという方はお気をつけください。
黒カズシは色々はっちゃけることにしました。
では、お楽しみ頂けると幸いです。
◇
意識が落とされたなとわかった瞬間には、意識が覚醒していた。考えている意味がわからんが、まあどうでもいいか。
目が覚めると屋敷のソファーに寝ていた。
「カズシ様! そ、空から光が降ってきて、その中からカズシ様がえ? えっとその」
「ラナ、私が説明するわ」
「え? あ、わかったよお姉ちゃん」
妹の方がテンパっていたのを姉が止めるという当たり前のことが目の前で起きているが、怖がりなのは姉のラカだったはずだが……頭おかしい現象には慣れたのか。
「空から光の柱が降りてきてそこがここ。柱に気がついた私達はここに来たんだけど、その時には柱は消えていて、カズシがいて目を覚ました」
そんな派手な帰し方するなよな。あれ? 今はスラリンとかは、利き手を見てみると、黒い影のようなモノが巻きついているし、スラリんもツキシロもいる。あの場所では弾かれていただけか。
「カ、カズシ様はなんで空から降ってきたんですか?」
「偉い神と面談してきた」
「神様とですか……ルナ様よりも?」
「スライ……ゴブ……オーク? とドラゴンくらいの力の差があるね。神としての権力も同じくらい違う」
スライムもゴブリンも基本雑魚種族だけど、スラリンとか元ゴブリンのブロンズがいるからね。
「ふあああああ。大丈夫でしたか?」
「俺は客として呼ばれただけだからね。ギルドからの問い合わせが来たら、カズシが魔法の実験をしただけ。周囲に影響なしと答えておいて。俺は少しまた出る。詳しくはまた後で聞いてくれ」
「「行ってらっしゃいませ」」
妹のラナは冒険話が大好きなので、だらだら喋っていると終わらないので強制的に話を終わらせた。話し足りなそうな顔をしているが、後で聞いてくれという言葉にウサミミをフリフリして答えてくれた。
転移で到着したのは100階層。黒龍王は瞬殺して、この場所を平和にする。
「俺の権能、太陽………………あははははははははははははははは。勝った。流石にこれは勝ったぞ! フラグなど消し飛ばすほどの勝利フラグだ!」
俺は昇神した時に、『太陽の権能』を手に入れた。月と太陽。月を消すには朝にすればいい。朝及び昼の象徴である太陽は月とは相反であるから、まず手に入らないはずだ。これは勝った。確実に殺せる。
「あははははははは。今回こそは皆で力……」
いるのか? 皆の力は。いや、いるな。マールはタイマンで俺に一度殺されているし、数も集めてくるはずだ。それに気を取られたらきっと負けだし、みんなの力は必要だ。
「力を合わせて月神にもう一度勝つ」
◆前書きにて注意勧告あり
俺は最高神達に俺の全てを話した。だからこそ、話しているうちに色々と思うところがあった。
俺はルーゼを一度拒否したが、リーゼの押しの結果ルーゼを受け入れることになった。
そんな時に現れた転生者ミコトをワンパンで気絶させて、王子を死ぬよりも辛い精神魔法を味合わせてから気絶をさせた。
ノーライフキングとの戦いでは、ノーライフキングを太陽に閉じ込めて焼死させた。それで終わりかと思ったのだが、死神となって復活してきて、色々べちゃくちゃ喋り出したので、首をナイフで掻っ切ることで黙らせた。
ミコトは素質が高く、強くなれそうだったので、日本人としての記憶を存分に使って、墜した。
神としての力を3つ、死神は低位の中で最低ランクの力しかなかったので、神に含めず、2つの力がある俺は眷属を作ることにした。天使等にすると色々面倒なので、月の精霊を創り出そうとしたがうまくいかなかった。でも、途中で意志を持った闇の鎌が出来上がったので、ルナ剣やその他強い武器を食わせて強化した。
体が力に耐えられなくなってきたので、死神や悪人だが強い奴を殺して得た肉体を合成して作った体に精神を移した。何故か狐の尻尾と耳が出てきたが、尻尾は腕のように動かせるようになりそうなので、期待できる。
円卓のアホどもが顔合わせに来たのに襲ってきたが、リルヒが滅多にない二人だけの甘い夜を過ごそうと色々準備していたのには気がつけたので、ランスロットとグィネヴィアとアーサー以外は地面に埋めて夜を過ごした。
式典で乱入してきたSランク冒険者をその為に作ったステージでボコボコにして、ついでに女は持ち帰った。フェニックスを使役していたので、その方法とその体を頂いた。なんか誘ってきた帝国第二王妃アミレイアも頂いた。据え膳うんぬん。
ルナを奪いに来た生命の神をワンパンで気絶させて、生命の神が侍らせていた女神と天使を一人以外全て殺しても強奪した。残した奴らは精神魔法で崩壊を防いで、俺が侍らせることにした。
気絶させた生命の神を拷問を超えた何かにかけて、神としての全てを吐かせて殺して強奪。
マルクを生き返られたのだが、
「カズシは魔王よりも魔王にいや、完全なる勇者になってしまったんだね」
そんな事を言って旅に出てしまった。マールとの戦いには来るそうなので問題ない。あの言葉の意味はわからなかったが、いつもの自分の理解を深める為の独り言だろう。
あ、マルクを蘇生する前に精霊神と対面したのだが、速攻で屈服させて俺の物にした。憑依はクロの光版って感じで万能型だった。
そろそろ本気でレベル上げをすることにし、ダンジョンを一気に100階層まで突破して、100階層のボスを経験値目的で乱獲した。
そして100レベルになり、最高神達との対面で俺の力は月、力、生命だけという事にして、昇神の許可を得た。
目覚めた時に兎姉妹と少し話して転移。到着したのは100階層。黒龍王は瞬殺して、この場所を平和にする。
「俺の権能、太陽………………あはははははははははははははははははははははは」
俺は昇神した時に、『太陽の権能』を手に入れた。月と太陽。月を消すには朝にすればいい。朝及び昼の象徴である太陽は月とは相反であるから、まず手に入らないはずだ。これでマールを確実に消滅できる。
「あははははははは。今回は俺だけが戦い、大切なモノには一切触れさせない」
前回、マールと戦う時は大切なアルテシア達も一緒に戦ってしまった。その結果あの二人や男三人も死ぬことになった。今までは強い仲間を集めて、俺の力でゴリ押しながら数でもゴリ押す。毒も使うし薬も使う。そんな考えだったが、この力を手に入れた事で、負けることがなくなった。逆に流れ弾被弾で大切なモノが消える可能性の方が高い。
「今度は独りで戦い完全勝利をおさめる」
だが、俺一人となるとワンパンは今の力では出来ないだろう。糞ゴミ屑のマールだが、反撃を許すとこちらに多大な被害が出るかもしれない。なら、
『自分の愛しき女神一人墜せず、人間上がりの新参神に負ける様な雑魚諸君。一週間後に君達の愛しきルナを食べようと思う。それが嫌なら俺に逆らってみろ。殺してみろ。奪ってみろ。君達との戦いで、俺が一歩位は動く事を期待しているよ』
こんなあからさまな煽りを神のコミュニティに投下した。
お疲れ様でした。
現在は黒カズシの方が弱いです。ですが、ラストの関係で力関係が変わるかも? 本当はカズシが闇堕ちしたら、そのまま放置されるのはある方が関わるため有り得ないのですが、その方は黙したままということになっています。
次回、◆大事な者なら仕舞っておく




