第14話!Cランククエストと腹ペコ○○○
今日はとても寒い。
説明の量を減らしたい。
次回予告の変更
ではお楽しみいただけると幸いです。
レベリングを行った1週間のうちの一幕
ミアが数日でゴブリン数体を難なく倒せるようになったので一度本格的に離れて自分の力だけでやらせてみた。俺が助けにこないと聞いてすごい青い顔をしながら頷いてゴブリン討伐に向かっていた。
ミアが1人の時、俺がいないのでアイテムが全く持てない。背負わせたりしてもいいのだがスピードアタッカーのミアには辛いところ。
ということでそこらで売っているリュックサックを用意して、魔核に空間魔法の空間拡張の魔法をイメージしながら一つにつき本当に小さい魔力を流した。属性の魔法よりも空間は魔力的な容量を圧迫するみたい。使い捨て魔法アイテムとしてはまだ出来ていない。それを何十個も作ってその状態で砕く。
そうすると魔核の粉自体に空間拡張の魔力が少しだけ残る。大半は霧散するがそれを集める。それを錬金術魔法でリュックサックの生地に練り込む。小さめのアタッシュケースくらいの量なら入れても重さを感じないでその分入れられるアイテムバッグの完成。それ以上入れたら破れる。
アイテムバッグ的なのを作れはしたけど容量が少なすぎるのでバッグの素材は魔物の革に魔核はもっと大きいやつのじゃないと無理。ゴブリンじゃ無理。それでも俺がいないあいだに必要になるであろうHPやMPの回復薬や食べ物や水筒くらいなら入れられる。
俺はミアの単独狩りの間に商都にある呪いアイテム屋に来ていた。ミアの安全はしっかりマップで確認はしてる。
その店に入ると「いらっしゃい」といかにもな黒いローブのばあさんが店番をしていた。俺はその店に入ってサーチを使いながらいろいろ見てみたら
吸血の賢大楯
分類:盾
素材:アダマンタイト
備考:自動修復、吸血、対吸血済種族防御力上昇、認識保有武装、霊体特攻
呪い:所有者が7日以内に吸血を行わなければ所有者に対して吸血が行われる
吸血
盾の下部から吸血を行う杭が放たれそこから吸血をする。もしくは付着した血を吸血する。
対吸血済種族防御力上昇
吸血を経験したことのある種族からの攻撃に対して防御力が底上げされる。
吸血済種族:人間
さすが神並の運だぜ!この盾は見た目が赤黒く赤い血管が通っているような模様のついた大きなカイトシールドで下のV字の先から吸血杭が出せて血を吸わせられるみたい。大きく下半身は隠せるくらいある。アダマンタイトってオリハルコンとかと同格の金属だっけ?そして認識保有って心があるってことか?と近づいて触れようとしたら
「お主は今そこにある呪いの品に触れようとしたのか?」
「はいそうですが」
「もし買う気がないのなら触れない方がいい、下手したら触れただけで呪いが発動するかもしれぬのだぞ」
「わかりましたなら買います」
「お主は死ぬ気か?その盾は確か前の持ち主から血を抜き取り干からび殺したものぞ」
「なんとなく大丈夫だと思うんでいくらですか?」
「そういって呪いの品が帰ってくることなんてよくあるのじゃがな……ここにあるものは金貨1枚と決まっておる」
安いと思ったけど下手したら死ぬアイテムが金貨1枚は高いか。金貨を渡した。
「ありがとうございました」
と言って盾を持った。重さを感じるけどこれを持って素早く動くことも出来そうだ。日本でこんな大きい金属の塊を片手で持ってたら騒ぎになるな。
店を出てすぐにミアから少し離れたところに転移。アイテムボックスに入っている俺の血が混じったゴブリンの血を沢山盾にかけてやると
「今回の持ち主はとうとう俺の意識を浮上させられるとはすげえじゃねえか!」
きえええ喋ったぁぁぁ!!とか叫びたかったけどなんとなくサーチでわかってたからね。てかどこから声が出てるんだ?
「お前はなんで喋れるんだ?てかどこの誰に作られた?」
「おいおい、お前なんでびびんねえんだよ。俺は呪いの盾だから能力は分かんねえはずだろ!なぜか的確に俺に血をかけてやがったしよう」
「俺はお前の吸血の賢大楯という名も知ってる、血を吸えばその種族に対して防御力が上がることも知っている」
「まじかよ!驚いたぜ。お前すげえな!名前はなんていうんだ?」
「カズシだ。お前のことは盾と呼ぶからよろしく」
「カズシだな、別にいいがお前は何者だ?」
「なんでもいいだろ。その内わかると思うからその時になったら聞いてくれ。あと俺の身内以外がいる場所であまり喋るなよ」
「なら待とう。待つのは得意だからな!ややこしくなるのが嫌なんだったら喋んねえでやるよ」
みたいな事があった。ミアがレベル20になったのでここら辺の敵だと上がりづらいしどこか狩場を探さないとと思っていたらルキナちゃんがギルド長が呼んでるからきてと言われた。素直に向かう。
中に入ると席に促されたので前回と同じく座らせて話し始めた。
「おう、1週間ぶりくらいか?ミアもその間に随分強くなったと見える。一体どんな特訓をしていたのやら」
「魔物を探して殺して剥いでを素早くこなさせただけですよ」
「いやいや、まともに戦ったことがないような子がゴブリン数匹を数日を瞬殺できるようになるとか普通できねえから」
「まあいいじゃん、それよりも俺達を呼んだ理由がそれだけじゃないんだろ?」
「そうだ。少し前にこの街から北東、商都メネスから南東の場所にオークが大量発生しているかもしれん」
「なぜそんなことがわかった?」
「ルー神聖国から……現主神を崇めている宗教国家の南側にある神聖国のことだ。そんくらい覚えておけ!商都への街道に今まではオークなんて発見されてなかったんだ。いたとしてもゴブリンが数体とかウルフの小さい群れとかだな。それなのにオークをよく見かけるようになったらしい」
北朝鮮と韓国みたいな感じなのかな?その神聖国は。
「それで様子を見に行かせたら本当にオークが多かったから俺に調査と可能な限りの討伐とかそんなところか?」
「ああ、難易度はDランクのオークの群れだからCランクあるかないかだが上位種と指揮個体がいた場合はBランクか下手したらAランクになる。だがあいにく商都にもここにもABのすべてが出張ってる。この二つの街の中で残っていて一番の戦力はお前だからな」
「商都にはAランクとかBランクはいるのか?」
「ああ、Aランクは2パーティーにBランクは5パーティーだったかな?どれも依頼やらダンジョンやらで不在だがな」
「俺はまだCランクなのにいいのか?」
「単独で様々な魔法が使えて剣の腕もいい、盾職が持つような盾、しかも呪いの盾を使いこなしている馬鹿が他にいると思うか?」
気がつくやつは気がつくんだな。見た目が禍々しいからわかるか。
「馬鹿とはなんだ馬鹿とは。使いこなせそうで性能が良かったから使っているだけだ。なあ、放置したらこの街とか商都に流れ込まれるとかそんな感じなのか?」
「その可能性も十分にある」
「報酬はいくら?」
「まずCランクは最低大銀貨1枚、Bの最低は大銀貨8枚、Aは大銀貨15枚ってのが依頼のランクの最低だな。知らんと思うから教えとくが、今回はオークの大量発生の調査及び可能な限りの削ること。依頼料は大銀貨8枚で自己申告で討伐数を報告。その数に応じてさらに乗っけるつもりだ」
「高いか低いかわからんが指揮個体や上位種単体はクリスちゃんよりも強いか?」
「お前はあいつをちゃんつけしてるのか……どちらもそんなに強くはないが数がいると厄介だな」
「お前らが出ないのはパーティーメンバーが要職に付いてしまっていて動けないからか?」
「そうだな。我がパーティーは分散してしまっているからちときつい」
「まあ、報酬が低くても行くんだけどね。レベル上げもできるし金ももらえる。いいじゃん」
「大量発生された魔物に対してそんな簡単に言うのはやめておけ。ほかのやつが聞いたら不謹慎なヤツだと思われる」
「ギルド長の前だから言っている。詳しい場所は?」
と色々話をした。話が終わってルキナちゃんが
「カズシさん本当に気をつけてくださいね!死んだらダメですからね?」
「大丈夫だよ。もし本当に無理なら逃げるなんて楽勝だから」
転移あるしね!
「ルキナちゃん!カズシ様なら大丈夫ですよ!」
「ミアちゃんはいつもそれだよね」
「どういうことですか?」
いつものやり取りをして屋台で適当に食べれるものを買ってアイテムボックスに入れていく。昼過ぎに準備も終わり装備も整えてスラリンも鎧の中にいれ門の前でルキナちゃんたちに見送られて出た。
「カズシ様どのようにしていきますか?馬は拒否されていましたから転移か飛行ですか?」
「ミアは走るのが好きだろ?回復魔法で体力を回復して走り続ければいい感じにいけるだろ。面倒になったら飛行すればいいし」
「走りたいです!」
「俺はアイテムボックスの中に入れてもいいんだぜ?走りづらいだろ」
「持ったまま走れなかったら戦闘中なんてもっと論外だろ。アイテムボックスの中はつまらんとか言ってたし。自分と俺に俊敏上昇をかけてくれ。俺は身体強化をかけるから」
『きょうはビリビリ魔力がたべたい』
『わかったちょっとずつがいいんだな?』
『ちょっとずつじゃないともったいない』
なんて雑談をしながら俺は無属性魔法「身体強化」をミアと俺に、ミアは風魔法「俊敏上昇」をかけてもらった。
走ること数時間。北門から出たから初めは危険な魔物が出ない場所なのでそこをガン無視して通り、ゴブリンやウルフなどを狩りながら進んだ。ウルフは噛み付きや体当たりを使ってくるゴブリンぐらいのレベルの魔物で潜在は俊敏がDでほかは低い。数匹の群れでいることが多い。
暗くなってきたので今後のために作っておきたいものがあるので作る。土魔法で石の1LDKくらいの家をポンと建てて中に、出る前に買っておいたベッドをアイテムボックスから出して風呂部屋に風呂セットを出して完成。
そこで少し休んだ。盾は意識を表に出しておくには血を補給しないといけないので俺のを吸わせた。腕に傷をつけて血を与えた。魔力が多い血ほどいいらしいので俺のを与えている。ゴブリンとかは臭いらしい。俺のはうまいらしい。
ミアの休憩が済んだので外に出て、家ごとアイテムボックスに入れた。マジ便利。
その後は空を飛びたいという(盾の)要望に従い飛んでいたらマップにこんな森の中に緑の点、魔物や敵対者以外の点が1つだけあったので気になり、歩いて近づいてみた。
「ねえ!そこに誰かいるの?」
という女の子の声が聞こえた。その子に近づいてみてみると……金髪赤眼のミアよりも少し身長が小さい子が座り込んでいた。なぜかこんな所で奴隷が着させられるようなボロを着ている。そしてミアよりも平坦であった。まな板……なんか睨まれた。
『俺が主にしゃべるから変なところがあったら指摘してくれ』
とミアに念話を入れつつ
「こんなところで何をしているんだ?」
「逃げてきたのよ」
「なにから?」
「ルーとかいう自分たちを神聖国とか名乗る奴ら」
「お前はなにかしたのか?」
「は?してないわよ!!冒険者してて久しぶりに故郷に帰ってきてまったりしてたら吸血鬼狩りとか言ってルー神聖国とか名乗る奴らが私たちの村を襲ったのよ!吸血鬼の苦手な銀の武器を使ってきていたから村のみんなを逃がすために殿として戦っていたの!武器もまともに持ってなかったからみんなは逃がせたけど私は捕まっちゃったの!」
『ミアはルー神聖国がこんなことをするって知ってたか?』
『いえ、そういうことをするのは旧主神を崇めているフェブルウス神聖国のやり口ですね。そちらは人間以外は滅ぼすべきという考えなので』
「だけどスキを見てなんとか逃げ出せはしたんだけど逃げ出した先にオークの群れがいて、いつもなら余裕だったんだけど消耗してて戦えずなんとかここまで逃げてきたけど力尽きて倒れていたのよ。そしたら人間の血の匂いがしたから起きれて今説明してるわけ」
「へぇーで?」
「でってなによ?」
「お前は俺達に何を要求したいわけ?てか名前は?」
「そうだったわね。自己紹介をしていなかったわ。私の名前はリルヒ ボルテムス ノルス メイストル ハルティア ミクルス ハーティア ザ ブラッドよ!」
「は?」
「聞き逃したの?しょうがないわね。リルヒ ボルテムス ノルス メイストル ハルティア ミクルス ハーティア ザ ブラッドが私の名前よ!」
「えーとリルヒでいいか?長すぎる」
無抵抗な死にそうな吸血鬼……なんか引っかかるんだよな。
「一回も呼ばないで省略するとか酷くない?」
二回目はしっかりメモに書いておいたので大丈夫だ!人の名前を覚えるのは苦手だからな。あと喋っているけどどんどん体調が悪くなってるのか顔から血の気が引いている。
「リルヒ ボルテムス ノルス メイストル ハルティア ミクルス ハーティア ザ ブラッドでいいのか?」
「え!1回で言えるなんて凄いじゃない。家族以外で言える人いないのに。私のあなたに求めることは吸血させてほしいの」
だったら言わせるな!吸血させてほしいと言ってきたらいきなりミアが俺の前に立って
「カズシ様ダメです!平常時の吸血鬼ならまだカズシ様のお優しい心で治して欲しいですが命の危機に瀕している吸血鬼の吸血は吸われたものを吸血鬼にしてしまうんです」
「なら俺の回復魔法で血を戻してやればいいんじゃないの?」
「吸血鬼は血と共に相手の魔力を吸うことが治療行為であり吸血行為であって回復魔法で治しても駄目なんです。しかも異性の血じゃないとダメなはずです」
「それは本当なのかリルヒ?」
顔を俯かせて教えてくれた
「本当だ。でも私は死にたくない!ここで朽ち果てると思ったのに奇跡にも人が通りかかったんだ。お願いだ!何でもするから助けてくれ」
「カズシ様ダメです」
「まず、吸血鬼になってしまったらどうなるのか教えてくれた」
「吸血鬼は獣人のような力にエルフのような魔力量を持ち、夜は自分の我が家のように自由に動き回れる!」
「カズシ様にメリットばかり言うな吸血鬼!吸血鬼になった際のデメリットを言わないなら私が言います!!というか私があなたを殺します!早く言いなさい!」
ミアがすげえ怖いんだけど……阿修羅すら凌駕しそう。
「ひぃ!えっとだな……まず銀の武器にはめっぽう弱い…………太陽の元では微妙にだるい…………光魔法の耐性が全く上がらず装備で耐性を上げても意味がない。火の耐性も低い」
正直、体がだるい以外はどうでもいいんだよな……魔法なんて魔法で防げばいいんだし。銀の武器の攻撃を食らわなければいいんだし…………まてよ?回復魔法は……
「お前は何でもいうことを聞くんだったな?」
「カズシ様!」
「ああ、何でも聞く!性奴隷にだってなるし靴を舐めろと言われたら迷いなく舐める!だから死にたくないよぅ……できれば早く放置するなり与えるなり決めて欲しい。もうそろそろ限界なの」
ミアが凄まじい形相で睨んでる。まじで怖いって。
「ミアは黙っててな。吸血鬼になっても回復魔法でダメージとかないのか?」
「そんなことはない!神聖魔法だって覚えようと思えば覚えられるし神聖国とかいうのに難癖つけられただけで化物でも何でもない!」
それを聞いて安心。可愛いしスキル構成もいい感じだ。
「今からお前に隷属魔法をかける。奴隷にするわけではないが主及びその仲間への安全性、命令への服従、自己防衛を組み込むがいいか?
」
「助けてくれるの?」
「この条件を飲めば血を与えてやる」
「お願いします。隷属魔法でもなんでも受けますから血を吸わせてくれ!」
「カズシ様ダメです!吸血鬼になってしまうんですよ!」
ミアが命令を初めて無視した。そんなに吸血鬼はだめなのかな?陽の光とかで消滅とか無いみたいだし。かっこいいと思うんだけどな。
「ミア、もし俺が吸血鬼から人間に戻れなかったらお前は俺を嫌いになるか?俺の元を離れるか?」
なにかに気がついたような顔になったミアだが
「カズシ様が吸血鬼になったら私もなります!ですが!」
「ならいい」
隷属魔法をロボット工学三原則のような条件の代わりに吸血をさせるという隷属条件で発動した。発動してリルヒに近づき
「さあ、飲め。どこから吸う?」
「首でお願いします」
リルヒが吸いやすいように首をリルヒの口元まで持っていった。
「では頂くね」
血の抜けていく感覚がする。ものすごい勢いで吸われていく。なんかリルヒが興奮したような鼻息をしながら吸っていく。回復魔法で俺の血を補給しながら吸われて数分。
「ありがとう!これで死なないで済むよ」
と頬を上気させてなんか艶めかしい笑顔を向けてくるリルヒ。複雑そうな顔をするミア。とその時
「いててええええええ」
全身が焼けるような痛みが襲い意識が途切れた。
お疲れ様でした。
欠損とは欠ける前の状態から一部が欠けて不完全になること。
もうそろゲス神の話を入れたい。1章では3話くらいは入れたいからもうそろ入れないとな
リルヒは釘宮病に感染できるキャラにしたかったんだけどあの状況でそれをやるとミアがガチギレするので出来なかった
次回、第14話!久々の本気




