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女神と夫婦になるために  作者: たつ
1章 ひしめく肉塊と再誕の神
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第11話!武具店と……

指摘だったけど初感想が来て舞い上がっているおたつーです。


やはりスライムまで行くと1万くらいまで行きそうなのでここで切ることにしました。明日はスライムですね


10話の確認をしたらひどい誤字や脱字、カズシの言葉使いとマール(クソ神)の口調が混じったりとひどかったですね。以後気をつけます。


ではお楽しみいただければ幸いです。

 さっそくギルド長に勧められた武具店に行ってみよう。俺は一通り揃っているけどミアは武器以外がないから用意しないとね!


「カズシ様、Cランクおめでとうございます!」


「ああ、ありがとう。今から武具屋に行ってミアの装備を見に行くことにするから」


「ありがとうございます。私は短剣で戦うんですよね」


「ミアを買った時にも言ったと思うけどミアには短剣の才能があるからね。少し教えればすぐに使いこなせるようになると思うよ」


「期待に応えられるように頑張ります!」


「ミアは素早い動きで敵の攻撃を避けて短剣二本で戦ってもらうから、急所を守るような革製装備を買う予定だけどなんか欲しいものとかある?」


「いえ、大丈夫です。もうたくさん貰っているので」


 とか言って指輪のつけた指を見せてくれた。自分の女にそういうのを渡すというのもいいな。


「ここでいいんだよな」


 周りの店よりこじんまりとした木造作りと石造作りが半々の店で、クリスティーナ武具店と筆?で書いた看板がつけられている。


 カランカラン


 店に入って近くの武器を見てみたがなかなかにいいものだということが分かる………………はい、すみません。サーチで調べました。


「いらっしゃいませー!」


 と聞こえたけどその声は重みのある男の声だった。クリスティーナ?ああバイトさんとかそんな感じかな。


 と思いながらそちらを向いた。その時カズシは油断していた。まず街の中であること、マップでは周りに赤点もなく異常がなかったこと、そして何だかんだ言って男の子なので武器はロマン。その武器を見ていたこと。そしてその店員の見た目を確認していなかったこと。


 向いた時にはカズシは抱きすくめられていた。


「は?」


「いい男の子じゃなーい」


 という声が顔のすぐ前から聞こえた。


 抱きすくめてきた腕は筋肉が隆起していてとても鍛えてある。抱きすくめられて当たっている胸筋はボディービルダーも真っ青なほど膨れ上がりがっしりしている。そしてその顔には決して似合わないような女性の化粧をした漢がいた。その顔がすぐそこまで迫っている時にやっと正気に戻った。



「…………うぉぉぉぉ纏雷てんらいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」


 死ぬかと思った。精神的に死ぬかと思った。今の恐怖は魔王と戦った時ですらねえぞ!まじで!


 いきなり変なことをしてきたこいつをどうするかなと思ってサーチする。クリスと出た。クリス?ティーナは?


 hp回復速度から大剣術に格闘、鍛冶や細工に火魔法、付与魔法などなど沢山のスキルの書かれた漢だった。近接のダメージディーラーで生産もできるとかなるほどオカマの人かそれも物凄い有能な。いや別にオカマはいいんだ。俺に被害を出すのはやめて欲しい。まだ鳥肌たってるぜ。変な汗も出てる。


「もう!いけずなんだから~♡」


 え?割と強めに体に電気を纏わせて放出したんだが十数秒で起き上がってきやがった。ちゃんとミアには当たらないようにしましたよ!そのミアは雷みたいにピカピカ凄い!とか言ってるし。


「少しくらいいいじゃない!」


 何が少しなんだよ!


「純正な女性以外はお断りだ」


「あら?私のことは純正ではない女性とでも呼んでくれるのかしら?」


「呼んで欲しければそうしてやるよ。まずお前は誰だ?なぜあんな事をした?なぜ俺はいきなり大柄な漢気あふれた非純正女に抱きしめられないといけない?」


「あら?私のことを気味悪がないで話を聞いてくれるなんてますますいい男ね」


 やめろ!そんな目で見るな!鳥肌が立つ。


「話さないなら帰るぞ。ガンスはぶっ殺す」


「あら?ガンスちゃんがどうしたのかしら」


「ここの店を紹介したやつだ」


「あーなるほどね。ガンスちゃんの紹介の子なら尚更しっかりしないといけないわね!」


「で?さっきの質問は?」


 てかミアはやりとりに飽きたのか指輪見てニヤニヤしてる。俺の貞操の危機だったんだけどな……俺なら大丈夫という信頼の表れか!


「私はクリスティーナよ!私のことはクリスちゃんと呼ぶことを許可してあげるわ。いい男がいたら抱きしめたくなるじゃない!そういうことよ」


 どういうことよ!


「わかった。クリスちゃんと呼んでやる。俺はカズシでそこでトリップしてるのがミアだ。ここにある武器や防具は全部クリスちゃんが作ったのか?」


「初対面で呼んでくれたのはあなたが初めてよ!嬉しいわ♡。ええ私が全部作ったわ」


「まじかよすげえな!ほとんどの武器が付与魔法の使える猶予があるじゃないか」


 付与魔法の猶予とはエンチャントの枠のことだと言えばわかるだろうか?ここ以外の店もチラ見したんだが枠なしが多くて枠ありは少し高めになっていた。


「あら~?そういうのしっかりわかる口なのかしら?いい目してるじゃない!ほかの職人達は作った時に付与できるかできないかを判断してるというし、ほかの店にあるものを見てもわからない人が多いのよね。もちろん私はわかるわよ!」


「ああ、それはなんとなくわかる。てかこの表記の値段でいいのか?ほかの店なら付与出来ないものの値段くらいだぞ?」


「この店は一見さんお断りのお店なのよ。宿屋のルーマとかガンスちゃんとか商人ギルドのトップハンスとかが私の店に紹介してもいいって人だけが来るからいいのよ。紹介なしここに来ても私が気に入れば買わせてあげるけどね。カズシちゃんは余裕で合格よん」


 クリスちゃんが何で判断してるかわからないけどガンスのハゲは差別云々を聞いてきたしこの事だったのね。


「私は何時間でもお話してもいいのだけどあなたはなにか買いに来たのではないの?」


「そうだな。ミアの防具を買いに来た。武器は短剣二本だから急所を守れて軽い装備がいいな。回避を主体にさせるから」


「成程ね。ちなみにカズシちゃんのスタイルは?」


「片手剣と大楯と時々魔法」


「あらー私と少し似てるじゃないの!まあ、私は片手で大剣を振り回して逆の手で格闘をして時々火魔法だったけどね」


 片手で大剣って言うってことは常に片手だったってことなのか?やべえな。さすがの筋肉量だ。真似できても動きづらそうだな。片手剣に大楯で回避重視の俺が言えたことではないが。


「まあ、今は大楯がないんだがラウンドシールドで代用できる。当分はいらんからとりあえずミアの装備を頼む」


「わかったわ!ミアちゃん気をつけをしてちょうだい。肩と腰を触らしてね」


 際どいところに触らずささっと何かを測り奥に入っていった。


「あんな女性がいるんですねー」


「あれは男だからな」


「カズシちゃんなんか言ったかしら!!」


 奥にいるのに聞こえたのかよ


「なんでもない。大丈夫だ」


「ならいいわ」


 武器を眺めて少し経ち


「鎧の下に着る用の服を女の子なら着た方がいいわ。あと戦闘中では胸が擦れて痛いだろうしこれをつけた方がいいわね」


 とか言ってブラジャーの様なものを持ってきた。有能なオカマ万歳!


「そういう物もあるんだな。鎧はどうだ?」


「ミアちゃんはほとんど戦ったことないみたいだし、カズシちゃんなら実力を見ながら戦い方を教えるのよね?なら急所に複数の革を縫いつけた厚手の布の服の方がいいわね。最終的には魔物の皮のいいのを使って急所を守り魔物の軽い皮を使った鎧よりもだいぶ軽い服みたいにした方がいいわね」


「ああ、その点はわかってる。無理はしない」


「後は革の靴に金属を部分的に使った篭手がいいわね。避けきれない時に武器とその部分でなんとかして受け流せるように作った物があるからそれで」


 あまり装備の知識はないがすごい考えていい装備を売ってくれようとしているのは伝わる。


「ああ、そんな感じでお願いする。いくらくらいだ?」


「胸の下着はいくつくらいつければいいのかしら?」


「3着くらいで使い回せばいいかな?今は」


「わかったわ。えっと…………大銀貨4枚ね」


 は?安くねえか。新品の服が銀貨2.3枚だなよ。金属付き篭手に急所や関節を守る革のプロテクターみたいなやつ、革の靴。なんかわかんねえけどいいか。安いと感じたけど初心者じゃ手を出せないだろうし。


「わかった……なんか安いと思うけど付与できるやつだし」


 と言って支払う。


「たしかに結構安くしたけどあなたの仲間ならすぐに装備買い替えが来てたくさん買ってくれると思ったから初回サービスよ」


「ここで装備させていってもいいか?」


「いいわよ。ミアちゃんはそこの奥に行けば着替えるところがあって壁に装備の仕方が書いてあるから読んでつけてみてちょうだい」


「はい、つけてきますね!」


 あとあのことも聞いておこう。


「クリスちゃん、俺の剣はほとんどメンテナンスがいらないって言われて貰った剣なんだけど本当にほとんどしなくて大丈夫か見てくれね?」


「いいわよ!メンテナンスがいらないなんて聖剣や魔剣や呪剣みたいね」


 と言ってルナ剣を抜いて見せた。


「カズシちゃんこの剣は誰からもらったの?」


 険しい顔で聞いてきた。これって言っていいのか?ルナは敬虔な信者にはアイテムを配ったりしてるとか言ってたしいいのか。(管理神ルナはアイテムを配るが武器や防具などの戦いに直接関与するものは与えたことは一度もないことを知らないカズシくんであった)


「神の女の子に貰った」


「なるほど。神な女の子に貰ったのね」


 なんか微妙に意味が違うがいいか。


「ごめんね。様々な素材を見てきたけどこの素材は知らないわね。これほどの力が溢れている金属なんてオリハルコン、アダマンタイトとかそこら辺のモノだろうに知らないとは鍛冶師として不覚だわ」


 この世界に神金ヒヒイロカネはないのか。まあ、神の名がつくものが沢山あっても困る。ルナ剣はヒヒイロカネです。理由は太陽が赤くて私の象徴みたいだからというひどい理由。


「いや、いいんだ。その子にはメンテナンスしなくてもいいって言われたんだがたまに抜けてるところもあったから気になっただけだし」


「いえ、そんな凄い剣を見せてくれたこと自体ありがたいわ。ありがとう。わかっていると思うけど」


「安易に見せるなだな」


「そうよ。そこまでの金属を使った剣なら血を拭くとかするだけでいいと思うわよ」


「わかった。そうするよ」


 ミアが装備できたらしく出てきたけどコート着てるからわかんねえ。まあ、後で見れるだろうしいいか。


「色々ありがとうクリスちゃん。また来るよ」


「ありがとうございます。クリスティーナさん」


「ええ、また来てちょうだい。何もなくても来てもいいのよ」


 手を振ってクリスティーナ武具店を出た。


お疲れ様でした。


元Aランクのクリスティーナちゃんが出てきました。ちなみに妻はいます。ラブラブです。番外編の神回はどれぐらい時間を飛ばした方がいいのかわかんねえ。向こうはいろいろひどい感じなんで決めないと暴走しそう。


作品の中でもいうかも知れませんが、神とカズシは世界が違うんで時間軸自体が違うため神の方はカズシと比べると経過が早いです。


次回、第12話!○○○○がこちらを見ている

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