第9話!錬金術と盗賊と
-2話を読んでくれた方ありがとうございます。あの話にも書きましたがあの話はレミの天使のところまで書いてお蔵入りになったものです。だから嫌いです。
-1は短くただいちゃついている期間なのでバサバサカットして書いていくつもりです。
明日は更新出来ないかもです。するとしても朝のお話とギルドでの会話くらいになります。
ではお楽しみいただけると幸いです。
風呂から出た後は身体を拭き、ミアの髪を風魔法で温風を出して乾かし、風呂セットを浄化してアイテムボックスに風呂セットとネームしたフォルダに収納した。
慣れたのか最初は風魔法と火魔法がなければ風の温度調整が出来なかったのにいつの間にか風魔法だけで調整もできるようになった。成長が速い気がするが早いに越したことはないないのでいいか。あと音か熱感知かなんかで温泉の源泉を見つけたりしたいな。
「ミア、これからやりたいことがあるから宿に戻る」
「はい、わかりました」
宿に戻ってきてルーマさんに挨拶をしたらため息をつかれた。
「ミアから石鹸の香りがするけどカズシがなにかしたのかい?」
ああ、奴隷なのに石鹸を使って体を洗ったのが価値観的にはおかしいってことね
「ルーマお姉さんも入りたいのなら湯浴み場を用意しますよ!」
「なーにいってんだか。お前がいい主人だってことはわかったよ」
「ありがとうございます。夕食楽しみにしてますね」
「ああ!教えて貰ったものを完璧に仕上げてやるよ」
と言って奥に戻っていった。
部屋に入って
「ミア、今から隷属魔法の実験したいから付き合ってくれるか?」
「わかりました。なにをすればいいですか?」
「とりあえずベッドにでも座ってて」
まず、隷属魔法で決められたルールがあまり良くない。命令は絶対遵守で背けば激痛。と言うのを重ねて命じられた命令は絶対遵守。ただし俺が普段しないような命令や俺がおかしかったら命令されたことを考え、それが今の行動その場において正しい場合は行う。背いた場合の罰はその時々俺自身が命じる。と曖昧な感じで契約魔法書に書いて俺のサインをしてシステムの一部でメモを使って耳コピして隷属魔法の詠唱を始める。
魔力の流れなどを見たようにして詠唱が終わると契約魔法書が二人の中に消えていった。
ふむ、ただ隷属させるだけなら出来そうだけどステータスの罰則に引っかかるかもしれないしれないし気をつけよう。
「あの、命令の善し悪しを決めるってことですよね……なぜこのような規則に変えたのですか?」
「俺が誰かに操られたり脅されたりしてしまった時に自ら動いて欲しいからだな。まあ、そんなヘマをする気はないけど」
「んー。はいわかりました?」
あんまわかってねえな。まあいいや!
「次は錬金術で1通りの薬や毒などを作るから見るとしても近づきすぎないでね」
夕食前に空に月が上がるからそれまでに使い切ってもいいから魔法がガンガン使おう。
俺は取っておいた大量の薬草、魔力草のそれぞれを水と混ぜ魔力(MPと同義)を流しながら回復薬と魔力回復薬を想像して錬金術を発動した。入れる器は土魔法で石を生成して桶を作った。成功はしたけど手順をイメージにより省いたせいかな多分。わからない所を気合で省いたら必要MPが跳ね上がったみたいだ。そして名前がポーションとマナポーションだった。
できたポーションとマナポーションのうち半分を一旦アイテムボックスに入れてさらに魔力を注ぎ濃縮した。すると、ハイポーションとハイマナポーションができた。それらを半分にして半分はアイテムボックスにもう半分は魔力を多く流し濃縮するとエクスポーションとエクスマナポーションが出来た。これもアイテムボックス。入れ物を考えてなかったからまた後で作ろう。なんか見たことのある名前だった気がする。
しびれ草、毒草、眠り茸は錬金術で成分を分解して濃縮でしびれ薬、毒薬、眠り薬ができた。これを何度か濃縮魔力流しを繰り返した。
その後は大半をアイテムボックスに入れて一割程度を(大量にある中での1割)水と石と一緒に錬金術。魔力を少し持っていかれて3種の煙玉ができた。アイテムボックスに収納。
最後に今ある魔核全てを魔核浄化魔法を使いいつでも経験値にできるようにしておく。
錬金術魔法がレベル5になった。
その後はミアとおしゃべりして夕食ができたらしいので食堂に向かう。林檎が好きらしいので買っておこう。
「食堂に行く前に言っておくけど自分が奴隷だという行動はやめろよ。普通に隣に座って仲間とでも言っておけ。バレたら奴隷だといえばいいし、今のお前を奴隷だと初見で見破れる奴はいないから」
と言っておいた。ルキナちゃんとも座りたいしミアともいっしょに飯を食べたいしね!
また周りで牽制しあってるファンクラブのような奴らを通り抜けてルキナちゃんの元に行く。
「ルキナちゃんこんばんわ」
「あ、カズシさんこんばんわ!ゴブリンの精算に来なかったんですね。用意をしといてあげたんですよ!」
「やることがあっていけなかったんだよ。相席いい?」
「はい、どうぞ!その方はどなたですか?」
周りで舌打ちが聞こえる。ルキナちゃんの正面に俺、俺の横にミア。
「こいつはミア。仲間だな」
「ミアです。よろしくお願いします」
「今日の朝まではいなかったのになんでこんな美人さんが近くにいるの?でも私と同じく小さいからまだチャンスはある…………はい、私はルキナです!よろしくお願いします」
うーむ、好感度が上がるようなことをしていないのだが好かれるなら全然ウェルカム。
「カズシ!お前が言っていたラザニアとかいうのを今日の夕食として作ってみたからどうだい?」
曖昧なレシピとどんな料理か言っただけなのに悪くない出来になっている。何回か作れば味も安定していい感じに出来るのではないだほうか?
「ちょっと前に教えたのにここまで出来てるのに驚きです。美味しいです!」
「おーそれはよかった。でも私的にはまだ足りないんだよねなにかわかるかい?」
この人の味覚のセンスは素晴らしいな
「いや、料理人ではないので詳しくはわかりませんね」
「そうかい、まあゆっくり食べていき」
ルーマさんが離れていった。ほかの男どもが俺を睨んでいた。ははは!早い者勝ちなのだよ
少しは食べるための無言が生まれ、あらかた食べ終わった。
「カズシさん!このラザニアとかいうのとっても美味しいです。作るのに手間がスパゲティと比べてかかるみたいですが」
「そうだね。まあ、これは別メニューとかで予約とかにしとけばいいと思うよ」
「うまうま」
「明日はギルドに行くからよろしくね」
「はい!待ってます」
「カズシ様食べ終わりました」
「みたいだなでは戻るとするか」
と言って美味しいご飯を食べ部屋に戻ってきた。マップサーチ機能のピンをミアとルキナちゃんに打っておく。この機能の付属には念話もいるのだが魔法で再現できるだろうけどスキル外のスキルとしてのマップサーチの機能に入れてもらった。魔法だと傍受とかあるかもだしね。
「ミア、言ったと思うが俺は夜は魔法が使い放題で疲れることもない。でだ、俺は数日前に盗賊のアジトを見つけてある。それを壊滅させてくるから待っててくれ」
「嫌です。置いてかれるのは嫌です」
困ったな。ここまで聞き分けが良かったからすんなり行けると思ったが懐かれたものだ。
「でも危険だぞ?」
「カズシ様一人なら問題ないのですか?」
「ああ、俺ひとりなら怪我すら負わんな」
「なら私一人いても大丈夫ですよね!ワガママを言っているのも奴隷としてダメなことをしているのも分かっています。でも」
「あのなミア、今から20人以上の人を殺しに行くんだ」
「ッッ!?」
体をビクってされている。まあ、初めて人を殺す時の俺よりかマシ。
「それを目の当たりにするんだ。それでも来たいというのであれば連れていってやる。安全も保証する」
「…………はい!お願いします」
と頭をぺこりとしたミアは若干震えていた。
殺すとかいったけど確かに勇者時代に人を殺している。でもその後日本で暮らしているし躊躇いなく殺せるのだろうか?まあ、無理でも何とかなるか。
外に出て隠密と無属性魔法「消音」「消臭」「魔力隠蔽」「気配隠蔽」「透明化」を俺とミアに発動。
「ミア、今からお前を抱えて壁を超えるから叫ぶなよ」
消音してるけど一応ね
「はい、お願いします!」
ミアを抱えて念動魔法で飛んで壁を超える。
「えええぇぇぇカズシ様飛んでますよ!私飛んでますよ!」
なんかキョロキョロしてわああああとかすごいすごいすごいとか色々言ってる。叫んでないけど耳元で大声はやめて。
「ミア、アジトに行く前に試したいことがあるから一旦降りるぞ」
「え、あはい……」
「また飛んでやるから今は降りる」
盗賊のアジトまで空を飛べば数十分でつく。だけど大抵のゲームでは終盤に手に入る移動方法を今から入手する。
「カズシ様質問いいですか?」
「なんだ?」
「カズシ様はなんで魔法を使う時に詠唱をなしで扱えるのですか?あと虚空に持ってるものを消したり出したりしてたりしますのね?」
やっぱり疑問に思ってたんだな。人がいないところで聞いてきたってことは特殊だと思ってるんだな。
「もともと魔法というのは詠唱をしなくても使えるものなんだよ。だからミアにも何種類かの魔法は覚えてもらって詠唱なしでやってもらうからね。固定概念が邪魔してるだけだし」
だがその固定概念がとても厚い壁になっている。
「私が魔法を使うんですか!?いや、カズシ様がおっしゅるなら出来るのですね!頑張ります」
素直でよろしいが俺が言ったからってのが怖いな。ヤンデレとかそこらへんにならんよね?
終盤の移動手段それは転移魔法である。空間魔法による転移をやってみたらすぐに出来た。
勇者時代の仲間の魔法使いが理論をペラペラ喋ってたのを少しだけ理解出来ていたのであとはイメージで。あれ?そいつの名前……
「カズシ様!カズシ様!それはもしかして伝説の転移の魔法ではないですか?」
「転移魔法ってわかるのか?」
「はい、一瞬で別の場所に移動するというお伽噺の英雄の話に出てきてました。その話ではまだ英雄になりたての王子が魔王襲撃を受けて、そこから逃げるのに使われたのが転移の魔法だと言われているんです」
あれ?知らんと思って聞いてみたのだが知ってた。空間魔法がないし空間という認識がまだまだだからこの世界には空間魔法がまだないはずなんだが。高速移動とかでなんかしたのかな?後ほど調べるか。
「その転移魔法を今から使って盗賊のギルドの近くにいくから腕に捕まってくれ」
「私が伝説を体験できるんですね!!!」
アジト近くにあるピンに空間魔法「転移」で移動した。
腕を振ったりすごーい!とかなんかやってるけど無視。無属性魔法「透視」「望遠」を発動。この二つの魔法はのうち透視は理屈がいまいちわからないけどルナに教えて貰って発動方法を学んだ魔法。
見張り2人、入口に魔力反応。護符と鈴かな?サーチをしてみると隠蔽の護符と警報の鈴とでた。隠蔽の護符は貼ったものを認識できなくする。鈴は血による認証式で二つの鈴の間を認証してないやつが通ると警報がなるらしい。罠としてマップに表示されてるし、鈴から鳴るみたいだから消音結界でいいな。魔核式の魔道具か。
魔道具は人が作っているものとダンジョンで出るものの二種類あるがこの話はまた後で。
あとは部屋が6個ほどあり盗賊のみで見張り除くと25人で魔法使いも一番強いアレックスも寝ている。万が一があっても警報が起こしてくれるから寝てるのかな?その後に隠し通路があって別のところに出るのか。ここら辺には魔物も人もいないな。良し!
「ミア今から俺は見張り2人を殺してくる。どちらも盗賊だから手加減はしないここで待っててくれるか」
「はい、えっとその頑張ってください!」
二人の男の上空に瞬間移動して空中で止まり、消音の結界を二つの鈴と男ふたりをに入れるように発動。
片方の男の近くに瞬間移動して首を切りもうひとりの方には風魔法のかまいたちを放つ。魔法は魔法を使うやつには発動をした事を感づかれる恐れがあるけど今は寝てるみたいだから大丈夫。鳴り出した鈴を二つとも取り外し魔核を抜く。それでアイテムボックスへ。
人間は死ぬとステータスカードを出す。死体を発見してステータスカードがあった場合、ギルドとか騎士に出すと犯罪者の雑魚なら定額もらえ、名前が出回っていて賞金がかかっている奴はその賞金がもらえる。ミアを見てみると青い顔をしながら俺の行動をすべて見ている。
殺したやつから武器もとる。
さて盗賊のアジトの洞窟の中には盗賊しかいない。まず、結界魔法「消音」でアジトを囲み、空間魔法「転移」で隠し通路に行き、土魔法「ストーンウォール」で道を塞ぐ。
その後はは入口から入りすべての部屋のドアを開けて入口に戻る。
入口から廊下の真ん中辺りにしびれ煙玉を数個投げて入口をストーンウォールで覗き口を作る。その後はちょくちょく風魔法「ウイング」で風をアジトのなかに送り込んで覗き口を閉める。
作業が終わり少しの待ち時間の時にミアが話しかけてきた。
「聞きたいことがあるのですが怒らせてしまったらすみません」
「別にいいよなに?」
「カズシ様はお伽噺の魔法が使えるくらい強いのに、正面から戦わずに毒などを使うのですか?正面から入っていって魔法と剣でばさばさ倒していくものと思っていました」
「ああ、それでもいいんだけど見張り以外が寝ていて洞窟だからね。確実な手を取りたいし俺だけならいいけどミアがいるから守りきれなかったら嫌だから。あと私がいるからうんぬんとか考えるのはやめろよ!ミアのおかげでこの安全な方法を取ることを選んだんだから、今の安全な時間はミアのおかげなんだから」
「はい、カズシ様!」
人殺しにびびってるとかではない。現に見張りを殺してもなにも思わなかったのだから。あまり思い出しなくない?……思い出せない?……思い出したくない記憶では沢山の人の形をした敵を殺していたはずだ。そのせいか元々の俺の性質かわからないけど敵を殺すことならなんとも思わない。ただ単に確実な手をとっただけだ。異世界モノみたいに戦う執拗すらない。だって盗賊とかただのゴミだろ?
透視で見ると体をピクピクさせているのでもういいだろう。
内部の空気の浄化を神聖魔法「浄化」で済ませて中に入る。敵から防具があるやつは取り、武器を取り首を刎ねる。この作業をミアが見ている前で繰り返して、後はアレックスと魔法使いだけになった。
アレックスはレベルが高いからか少し動けるようで魔法使いに手を伸ばしてケミーケミー」と呻いている。ちなみに魔法使いは女で名前はケミー。
胸糞悪い、本当に胸糞悪い
「お前らは盗賊だ。今までたくさんの罪のない人達をお前らは害してきた。だから今度はお前らが害される番だ。ただし俺は一思いにやってやる。感謝しろ」
と言って男と女の装備を剥ぎ(服とかは取らないよ!汚いし)男の上に女をのせて手をつながせ、一緒に首をはねた。胸糞悪い。
その後は盗賊たちが溜め込んでいたお宝を回収。
大金額1枚
金貨8枚
大銀貨15枚
銀貨42枚
大銅貨21枚
銅貨31枚
魔鉄の大剣 買値大銀貨20枚
鋼のハーフプレート 買値大銀貨8
鋼の短剣4本 買値大銀貨4枚
黒鉄の斧 買値大銀貨1枚
鋼のラウンドシールド 買値大銀貨4枚
枯れ霊樹の杖 買値大銀貨5枚
毒防ぎの指輪 買値大銀貨15枚
鉄の剣12本
鉄の槍3本
鉄の短剣8本
鉄の投げナイフ33本
魔道具チャッカマンのようなやつ
魔道具ライト
雑多な食料品や酒。衣服や武器手入れ用の砥石が沢山。
野営道具や料理道具。
訓練用の木の武器。
アレックスのステータスカード。
魔法使いケミーのステータスカード。
盗賊のステータスカード25枚。
なんかこう、お宝ってもんがあると思ったんだけどな。金は嬉しいがまあ、そんなお宝というお宝を盗んでいたら滅ぼされていたか。
こいつらの使っている武器はしっかり手入れをされていて、訓練用の木の武器が使い込まれてるからしっかり励んでたんだろうな……盗賊だけど。あと、アレックスが毒の耐性に毒防ぎの指輪とか毒で何かあったのかね。
すべての死体をアジト前に土魔法で大穴を開けてアレックスとケミー以外の死体を入れて火魔法で火葬して土を被せて神聖魔法「浄化」を施した。初めて浄化の本当の使い方をした。
アレックスとケミーは別の穴を開けてそこで同じ処理をした。なんか別にしないといけない気がした。
下を俯いているミアと共に宿の部屋に転移。
ベッドは一つなので疲れているだろうし寝る準備をしていたら
「カズシ様は私に手を出しませんがやはり火傷女である私は抱けませんか?」
と震えながら言ってきた。殺人を見て怖かったんだな。弱音も吐かないし本当にいい子だ。
「そんなことはない火傷の跡があるままだってできた」
初めてだし回復魔法で痛覚軽減と無属性魔法で感覚増大を使った。何をする為で何が初めてとか知らない。
だが、戦いの後心細いそうな少女を見たらなぜか涙が流れていた。不思議だ……
覗いていたルキナちゃんも同じ魔法を施し一緒に食べた。初物だった。
お疲れ様でした。
ルキナちゃんはパパがいません。女の子が好きになるのはパパに似た人だってそれ言われてるから!
次回、多分第10話!朝とギルドと




