第0話! 女神の苦悩と閃き
初投稿です。いろいろミスして上げたのを消すという負荷のかかることを今後は内容にしていきたいです。
罵詈雑言はいいですがどこを直した方がいいなども言ってくださるとありがたいです。
この物語はある世界を管理するために存在する神界での叫び声から始まる。
「こいつらしつこ過ぎるぅぅ! もううんざりだぁぁぁぁぁぁぁぁ」
と叫んだのは神々たちの中では比較的に若いながらに一つの世界を任されている女神、世界"レミルス"管理神ルナである。10柱見れば20柱見とれる容姿で銀髪碧眼、いわゆるエルフ体型よりも少しは本当に少しは豊満なバストをしていてスラリとした体型の女神が、なぜこのような叫び声を上げたのか。
神々は人やエルフ、ドラゴンよりもはるかに長寿である。
しかしながら神々はたいへん忙しく天使を何千と創造しても1人の神の事務処理能力より劣るので、なんとかして増やしたいと考えている。
しかし、数多ある世界の知的生命体が新たなる神話を紡ぐ確率はとんでもなく低くそれでいて昇神してくる生命体も限りなく低い。
さらに神話の一つである神々の戦いラグナロク(今出てきているラグナロクとは最終戦争のことではなく神の戦争という意味しかない)なんてものも起こしてしまうので神々の中でも高位な方々がある取り決めをした。
それはある一定の年齢まで行った神は人間でいう婚約をさせられある程度相性がよければ結婚、子供を作らなければならないというものである。
「ルナ様叫ばないでください、まだほかの天使の方々は仕事が終わっていないので邪魔だけはダメですよ! そんなんだから自分だけ今年の仕事が終わってるからってほかの世界に遊びに行って記憶を置いてくるなんてぽかするんですよ!」
と注意するのはどの世界もまだ任されてはいないが愛と豊穣を司る女神アルミエ、神としての勤務年数がまだ足りないのでルナの仕事を手伝い実績を稼いでいる。
ピンク髪でボンキュボンでルナ=サンと並ぶととても悲しくなる、ルナ様が。
「だってさアルミエ聞いてよまーた戦のあいつとか力のアイツ、治癒のあいつとか全能のバカとかが婚約を前提にお付き合いしましょうとか送ってくるのよ! 私はまだ強制婚約をさせられるのは当分先だし、あなたとは相性を試す前から合わないだろうし私よりももっといいほかの方を探したらどうでしょうかってそれとなく告げてるのに無視して送ってくるし、ほかの奴らもそれとなーくまだそういう事は考えてない、私の管轄の世界を安定させるのが忙しいので期間に迫ったらまたお願いしますって送っても無視してるし、てか私の親の権威が欲しいやつばっかだし! どうすればいいのよ」
「興奮して大きな声を出すのはやめましょうね」
とアルミエは笑ってはいるが目から光が消えた状態でそういった。
「あっはい」
「わかればいいんです。暴走しなければとても尊敬できる方なのですから、落ち着いてくださいね!」
「それで何でしたっけ? 戦を司る神のあの方は高位な方々の子ではないで....」
「性格からして全く合わないってわかって言ってるでしょ」
「はい、もちろんです。なら力を司るあの方な....」
「脳筋式会話術を持ち合わせていない私には無理」
「知っています、なら治癒を司るあの方な....あの方は自分の部下の男天使も女天使を構わず手を出してる方なのでないですね」
「え、ちょっとまってアイツ男天使にまで手を出してるの、だからあの神の元から移界してくる天使が多いのね」
「知らなかったんですね、なら全能神であるあの方はどうなのですか?全ての能力を司るあの方のことはあまり知らないのですが全能神なら相当いいのでは」
「全能っていうのはね全知も兼ね合わせていないと能力を十全に使いこなせなくて逆に足を引っ張るものなの、考えればわかると思うけどね」
「そうなんですか、あっ少し失礼します。……冒険者でレジェンドオーガの軍団を殲滅した時の指揮を取り、英雄と呼ばれるようになったアーサーとガウェインが結婚するようですね、今結婚式をやっているようなので神として祝福の光でも使ってあげてください」
などという災害や大きな戦、英雄と言われている人や信仰に積極的で善行を重ねている人などを見てそれ相応の恩恵や祝福、罰などを与えて世界がより良い方向に行くようにするのも管理神の役目の一つなのです。
「それなら私の仕事だね、はい完了!」
とぱっとやっているが祝福を与える者のパーソナルデータなどを閲覧して善人かどうかを見極め適切な量の祝福を送るのは簡単であるが瞬間的に出来るものではない、こういう所に有能と言われる片鱗が見える。
「英雄同士でですか、確か幼い頃から共にいて切磋琢磨して英雄まで上り詰めての結婚ですからね運命を感じますね」
「ほんとよ! 運命もそうだけど人間は割と簡単に結婚できるからいいわよね。神みたいに離婚の時とかに戦争起こしたりしないし」
「そうですねー、噂の男神が不倫して女神がブチギレて戦争なが起きるのが神々ですからね。ならルナ様も運命の相手を見つけるような魔法を作って人間の中から運命の相手を見つけ出してその方に加護とか受け取ってもらって、昇神してもらえば良くないですか? なかなかに辛いと思いますがまあ冗談ですけどね」
アルミエが言った方法を取ろうとする神は稀にだかいるしかしながら運命、それは魂の色、形、共鳴させた時の揺らめきなど様々な項目からわかるものだが、数多ある世界の人間と照合するのは神であっても難題である。
なぜなら神は忙しいのだ!!
その様な魔法制御をするくらいなら魔法の手を何本も出して書類を進めた方がのちのち楽になる。
だがしかしルナはその冗談を聞いた瞬間に電流が走る!!
「魔法式の展開……波形の照合方法の最適化…………」
「ってあれー? ルナ様? 冗談だったんですけどー」
「アルミエ! 貴方は愛も司ってたわよね、愛という感情を数値化して制御式組んで急いで!!!」
それから数日が経ち
「できたぁぁぁぁぁ!アルミナありがとうあなたの分の仕事は片手間にやっといたから休んでいいわよ」
「口にパンを咥えた少女が角で運命の人とぶつかるなんていう乙女フィルター全開な展開が大好物なルナ様を私は甘く見てました……まあ、起動して少しは魔法の流れを見てから休ませてもらいます」
「そうすればいいわ、では運命98%以上合致する相手を見つけ出せる探査魔法起動!………………」
「無駄にすごい規模の魔法ですね。では私は休ま……」
「運命の相手率100%きたぁぁぁ!!!!!」
「はぁぁぁ?! 早すぎませんか」
「100%なんて奇跡が起こるなんて私の魔法は恐ろしい。えっと地球の日本、奥村和史転移の間にご招待!」
「いきなりなにしてるんですか! 地球の神にも連絡取ってください! ってだめだトリップしてる私がやるしかないのか」
次回第1話青年の待ちわびていた時をお送りいたします。